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カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

コスタリカ 背景は坂のある歩行者天国

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 中米のコスタリカは世界的にエコツーリズムで有名ですが、内陸部にある首都サンホセにいる限り野生の息吹や自然の豊かさは感じられません。その反面首都の様子は社会的な意味で興味深いものがあります。街の中心部のダウンタウンは高層ビルが林立するといった街並みではなく、昔からの古いビルが多く立ち並ぶ趣のあるもので、着任当初は貧相な印象が無くもなかったのですが慣れるに従いその庶民的なたたずまいに好感を持ち始めたのです。最初に驚いたのは街の真ん中にとても長い人専用の歩行者道が常時設けられていることでした。その車の通らない空間がとてもリラックスできる市民の憩いの場となっているのです。一方で都市交通はこの広い面積を占める歩行者道のおかげで渋滞に相当な拍車をかけているのだろうと想像します。今日の写真の背景は長い長い歩行者専用道のうちの南側の一本で、北側に比べれば店の数や人通りが少ないほうですが、坂があったり大きな教会、公園があったりと変化に富んでいます。日本の街にもぜひこうした常設の歩行者天国が欲しいと思います。

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 こちらは北側の歩行者天国の一角にある歴史のある建物の中央郵便局です。外観もそうですが中に入るとむやみに広いホールと、これまた異常に高い天井が荘厳な雰囲気を醸し出しています。建物の表通りには多くの人々が行き来し、またたむろし、車は通りませんがとても賑やかな感じです。立派な建物がどこまでも青い空に映えてきれいですね。

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 使用機材のカメラはSony α100、レンズは Sony DT18-200。1枚目の写真の撮影データは焦点距45mm、35ミリ版換算87mm、ISO100、F5.6、1/125sでした。また1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。