中米の国ベリーズの最大の都市はカリブ海に面し、三方が海に囲まれたベリーズシティです。市内全域は扇状地にあるため海抜が非常に低く、おそらく平均で50㎝ほどしかないのではないでしょうか。よって市内至る所に湿地や水場があり、そのせいか日常的に野生動物が多く身近に見られます。その一つが今日の写真のボワイトイビス、日本名シロトキで毎日午後5時前後に市内上空を群れて飛ぶのが見られます。
彼らは夜のねぐらから朝、朝日が昇るが前に餌場に向かい、そこで一日を過ごし夕方になるとこうして集団でねぐらに帰るのです。その群れはいくつにも分かれて通過するのですが、時には50羽以上の数になるにことがあります。
彼らの飛び方は、サギのように大きな翼をふわふわはばたくのではなく、またトビのようにゆったりとした感じでもなく素晴らしいスピードで音もなく空気を切り裂きながら進む感じです。それにコサギのようにバラバラではなく編隊を組むかのように並びますから何度見ても飽きません。当時この毎日見られる自宅上空の航空ショーが楽しみでなりませんでした。
使用機材のカメラはSony α57、レンズは Sony DT55-300。1枚目の写真の撮影データは焦点距30mm、35ミリ版換算55mm、ISO400、11.0、1/250sでした。また総ての写真はクリックして大きく見ることができます。
