写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

ベリーズ 背景はマングローブが茂る川

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 中米の国ベリーズは山地がほとんどないユカタン半島の付け根に位置し、メキシコと国境を接しています。国土の大部分の海抜が低いために湿地が多く、そのため開発が進んでおらず、その分自然が豊かで野生生物の宝庫となっています。1枚目の写真の背景は、この国最大の街ベリーズ市内を流れるベリーズ川の支流ですが川の両岸には背の高いマングローブが茂り市内でありながらジャングルのような風景を見せています。この川にはクロコダイルが住み、マナティジュゴン)が泳いでいます。

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 ベリーズ市内でも湿地や草に覆われた道路側溝がありますからそこでも野性たちの営みを見ることができます。側溝には20cmを越すほどの魚が多く住んでいますから、市内の道路端でありながら鳥たちの狩りを見ることができます。写真はササゴイが水中の獲物を狙っている場面です。

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 市内のあちこちにある湿地や道路側溝などにはこのように美しい睡蓮が咲きます。これはベリーズ市内の美しい風景なのですが、ある国際協力団体が道路側溝をコンクリートで固めコンクリート蓋をかぶせるプロジェクトを進めており、このような花の咲く側溝が消えています。開発による野生の破壊と美しい風景が消えてゆくのを見ると、これで本当に良いのだろうかと思わずにはいられません。

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 使用機材のカメラはSony α55、レンズは Minolta AF100-300。1枚目の写真の撮影データは焦点距180mm、35ミリ版換算270mm、ISO400、11.0、1/400sでした。また総ての写真はクリックして大きく見ることができます。