中米の国ベリーズは、日本であまり知られていない国ですから情報が少ないのは少し残念です。というのも他に例を見ないような特徴を持ち、とても興味深い国だからです。国土は日本の四国ほどの大きさしかないのですが、そのほとんどが平野で湿地が多く開発が進んでいません。その分自然が多く残されており、日常生活の中で野生たちと遭遇する機会が多くあります。この国最大の都市であるベリーーズシティでもそれは同じことが言え、その多さは日本の日ではありません。今日の写真はこの国で最も一般的なキツツキであるゴールデンフロンテッド ウッドペッカーです。
このキツツキは日常生活の中でとても身近です。それは道路横に立つ電柱に巣穴を設けて子育てをするほどなのですから。ちなみにベリーズの総ての電柱は木製ですから市内に限らず国中どこの電柱もキツツキの巣となりうるのです。1枚目2枚目の写真は自宅のベランダから見える電柱に来た時のもので夕日に照らされた姿が美しいですね。
こちらも同じ種類のキツツキですが 別の日に別の場所で撮影したものです。もちろん彼らは電柱以外にも巣穴を設けるのですが、それでも大抵は人間にすぐに見つかるような身近な場所が多いことから彼らは人間を警戒していないのだと思います。現地の人たちは野鳥に手を出すようなことはしません。
使用機材のカメラはSony α55、レンズは Minolta AF100-300 F3.4-4.5。1枚目の写真の撮影データは焦点距300mm、35ミリ版換算450mm、ISO800、F7.1、1/800sでした。また1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。
