ベリーズ　自宅周辺の野鳥

　中米の国ベリーズに住んでいた当時の自宅は、この国最大の都市であるベリーーズシティの、市街地中心部から車で15分ほどの住宅地にありました。市内は扇状地で標高が低いことから湿地が多くあり、都市でありながら多くの自然に恵まれていました。市内であっても市街地の用水路からワニが現れるといったエキサイティングな街なのです。そんな街でしたから日常的に多くの野鳥を見ることができました。今日の写真は自宅の敷地内や、その周辺で見かけた鳥たちで、1枚目は赤色が鮮やかなバーミリオン　フライチャッチャーです。初めてこの鳥を見た時その色の美しさに驚きました。

　2枚目はサマータナガーのメスです。オスは全身が真っ赤な色で、世の中にこんな体色の鳥がいるのかと、こちらにも驚きました。メスは御覧の通り全身黄金色で、こちらも地味ですがきれいな体色をしています。このタナガー、いつも口ばしの周りに虫の足と思われる残骸を付けています。

　3枚目は自宅周辺でよくみられるのですが、体色の良く似た鳥が多いことから種類が特定できていません。しぐさがとてもかわいらしい鳥です。

　4枚目はグレートキスカディで、日本のムクドリとキジバトの中間くらいの体格をしています。とても気の強い鳥で、自分の縄張り近づいたタカを追いかけまわすほどです。人にも馴れ馴れしく巣は民家の窓の鉄格子や屋根の庇の隙間などに作りますが、枯草を集めた巣は見かけをまったく気にしていないかのように作りが雑で、まるで大水で流された草が枝に引っかかったような感じに見えます。