昨日に続いて今日もベリーズに滞在してた頃に出会った野鳥のお話です。ベリーズはユカタン半島の付け根にあり国土のほとんどは平野で見渡す限りの地平線がどこまでも続きます。この国最大の都市であるベリーズシティは海岸沿いにあり平坦でおまけに海抜が低いことから湿地が多くあります。周辺を見るとかつてはここがマングローブのジャングルであったことが分かります。現在都市として開発されてるとはいえ未だに自然が多く残っており、野生動物をたくさん見ることができますが、今日の写真は自宅敷地の隣にあるマングローブの林に来たカッコウです。
このカッコウはスキーレルカッコウという名で意味はリスカッコウです。その名の由来は私が思うに多分、リスのような体色と長い尾羽、そしてその動きがまるでリスのように見えるからだと思います。枝葉の中で見るこのカッコウは、長い尾羽がリスのしっぽのように見え、幹や枝をするすると移動する様はまるでリスかと見間違えるほどなのです。そして人が近づいても全く警戒することなく、リスのようにこちらをじっと見つめたりします。
自宅はタウンハウス形式の集合住宅で広い敷地の中にあります。写真では中央に池が写っており、その向こうに今日の写真のカッコウが現れるマングローブの林が見えています。この林、乾季には水が引きますかが雨期になると水没し、時にはカワセミが姿を見せます。またグリーンイグアナも多く住んでいます。
使用機材のカメラはSony α55、レンズは Minolta AF100-300 F3.5-4.5。1枚目の写真の撮影データは焦点距300mm、35ミリ版換算450mm、ISO800、F6.3、1/640sでした。また1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。
