写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

ベリーズ 海岸のカワセミ

 中米の国ベリーズはメキシコが大部分を占めているユカタン半島の付け根にある熱帯の国です。国土は平野がほとんどで、おまけに標高が低いことから多くの湿地が広がり、これが要因になっているのか開発が進んでおらず、日本の四国ほどの国土に人口はわずか34万人しかありませんから、その分自然が豊かといえるかもしれません。その自然の豊かさはカリブ海にある島も同じで、今日の撮影の舞台となっているアンバーグリスキーは魅力的な島です。ハリケーンシーズン以外は多くの観光客が訪れ、裕福な北米の人たちはここにコンドミニアム式の別荘を持っています。この島へはベリーズシティから毎日定期便のボートが運行されていますから簡単に行くことができます。その島には今日の写真のカワセミが生息しています。1枚目はヨットのマストの上で羽を休めるベルテッド キングフィッシャーです。

 カワセミというと川や沼を想像しますが、こうして海岸にもいることを、この島で初めて知りました。ベリーズは湿地が多いことから水鳥であるカワセミの種類と生息数は多いのですが、この島にもいることに驚きでした。

 この島と本土との距離は海を挟んでいるとはいえ、わずか20㎞程ですから渡ってくるのは容易ですから、ここにカワセミがいるのは不思議なことではありません。でも日本でも海岸にカワセミは生息しているのでしょうか。

 4枚目は多分カワセミのつがいで、私が見ている間は終始一緒にいました。海岸は遠くまで浅瀬が広がっており魚が多いから、ここは彼らの漁にはもってこいの場所かもしれません。

 使用機材のカメラはSony α55、レンズは Minolta AF100-300 F3.5-4.5。1枚目の写真の撮影データは焦点距300mm、35ミリ版換算450mm、ISO400、F8.0、1/1,000sでした。また1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。