中米の国ベリーズは熱帯地方に位置し、一年を通して温暖な気候で、また国土全体の標高が低いことから水場が多くあり自然がとても豊かです。それはこの国最大の都市であるベリーズシティでも同じで、そのため日常生活の中で多くの野生と出会うことができます。ここベリーズは都市部でさえ人間と野生の共存共栄を実感できる貴重な場所だと思います。今日の写真は当時ベリーズシテ市内にあった自宅の敷地で同日に撮った野鳥たちのご紹介です。1枚目はバーミリオン フライキャッチャーで、オスのおなかの色がご覧の通りとても鮮やかで美しい鳥ですが、ここでは珍しい種類ではなく普通に見ることができます。
2枚目は民家の軒先や雨どい、窓の鉄格子などに巣を作るグレートキスカディです。とても気の強い鳥でタカにも向かっていきます。そのせいなのか人間を恐れることなく近づいても逃げません。この写真はノートリミングですから、どれほど近い撮影距離かお判りいただけると思います。
3枚目は温帯地方の日本では見ることができないハチドリですが、この国にはたくさんの種類が生息しており、また数も多いことから普段の生活で普通に見ることができます。ここでは一年中花が咲いていますから蜜を餌にするハチドリたちは食べ物に困りません。花が少なくなる冬のある日本で生きるのは無理なのでしょうね。
4枚目は敷地内でもよく見かけるのですが、種類が分かりません。というのも姿がよく似た鳥が多く判別ができないのです。彼らも人間を警戒することが少ないため、かなり近くで撮影できます。
使用機材のカメラはSony α55、レンズは Minolta AF100-300 F3.5-4.5。1枚目の写真の撮影データは焦点距300mm、35ミリ版換算450mm、ISO400、F7.1、1/1,250sでした。また1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。
