写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

ベリーズ ハーピーイーグルとの記念写真

 中米の国ベリーズには、この国唯一の動物園が、カリブ海岸にある当国最大都市ベリーズシテと、内陸部にある首都のベルモパンの丁度中間地点の距離にあります。これはベリーズシティからは車で1時間ほどの道のりになります。この動物園には海外から輸入された動物は一匹もいなく総てがベリーズ国内に生息するものばかりです。更にここは動物たちの保護施設となっており、野生で生きていくことができない個体が集められています。しかしながら退屈な動物園ではなく、とても興味深く見て回ることができるように工夫がなされていると感じます。1枚目は世界最強と言われる猛禽ハーピーイーグル(日本名:オオギワシ)のケージの前での記念写真です。

 ここに飼われているハーピーイーグルは子供の時から人に育てられたために自身で狩りができなくなってしまった個体です。オスとメスがおり、それぞれ隣どうし別のケージに入っています。ケージは広くワシたちは羽を広げて多少ですが飛ぶことができるようになっています。間近で見るハーピーイーグルの足の太さと爪の大きさ、鋭さには驚きます。その握力は140㎏に達するといわれていますが、これは人間の頭蓋骨に穴をあけられるだけの力だそうです。野生は怖いですね。

 しかしこのハーピーイーグルは住処である熱帯のジャングルの開発や人の密漁によって数を減らしており、良好な保全状態とは言えない状況にあります。この見る者を圧倒する精悍な生き物が地球上から消え去るのだけは避けたいものです。

 撮影機材は Fujifilm Fine Pix F200 EXR。撮影データは焦点距離 10.0 mm、35ミリ版換算 46 mm、 ISO 200、F 3.8、1/52sでした。写真はクリックして大きく見ることができます。