写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

コスタリカ 中米のケツァール

 南米のコスタリカは熱帯地方の豊かな自然に簡単に触れることができることから、世界的にエコツーリズムで人気のある観光地となっています。その中で最も人気なのは今日の写真のモデルとなっているケツァールでしょう。この鳥は世界で最も美しい鳥の一つと言われ、日本では手塚治虫火の鳥のモデルとなっていることから有名です。ケツァールに最も簡単に出会えるのは首都のサンホセから車で1.5時間ほどの距離にあるサベグレ谷で、シーズンに行けばほぼ確実に見ることができます。写真は成鳥のオスです。この写真からもお分かりの通り他の鳥にはない優雅な雰囲気に溢れています。

 2枚目は多分オスの若鳥で、まだ羽毛が十分に生え揃っていませんが、この鳥の特徴である背中のマントのような青緑の羽毛は伸びています。巣立ちして、まだそれほど時間が経ってないように見えます。ケツァールは手厚く保護されており、決して手を出さないせいか人間をほとんど怖がりません。

 3枚目は鳥と共にケツァールの好物である木の実、リトルアボガドが写っています。彼はこれを丸のみにして胃の中で消化するのを待ちます。その間30分ほどを枝でじっとしていますから撮影が容易です。まさに三脚と超望遠レンズを付けたカメラにぴったりの被写体です。

 使用機材のカメラはSony α550、レンズは Sigma AF70-300 Apo。1枚目の写真の撮影データは焦点距300mm、35ミリ版換算450mm、ISO800、F7.1、1/640sでした。また1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。