中米のベリーズは国土の割には人口が非常に少なく、どこに行っても大きな賑わいはなく閑散とした印象があります。でもその分自然が豊かで、その方面が好きな人にはたまらない国だと思います。今日の写真はこの国最大の都市ベリーズシティから車で1時間ほどの距離にあるクルックドツリー野生生物保護区で撮った野鳥です。1枚目はバーミリオン フライチャッチャーで、おなかの赤色が特徴です。
これはメスですからのどから胸にかけて白い部分があり、赤色も薄いのですが、オスはおなか全部が目の覚めるよな濃い鮮やかな赤色をしています。この鳥はベリーズでは珍しい種類ではなく街中でも見られるのですが驚くほど人に慣れており、人の往来があり人の手が届く低い位置の柵などで営巣したりします。その大胆さには驚くばかりですが、それだけ人を信頼しているのでしょうね。日本では考えられないことです。
上記のバーミリオン フライチャッチャーは保護区内の湖畔に建つホテルの庭で撮ったのですが、このツバメ、青色が美しいマングローブ スワローもホテル敷地内で撮りました。しぐさのとてもかわいらしい鳥で、こちらも人をあまり恐れません。
4枚目は保護区内の裏の湖と呼ばれる場所です。こちらは表の湖と比べて訪れる観光客は少なく、ほとんど人を見かけませんが水面を覆う水草の広さには驚きます。本当に自然が豊かですね。
使用機材のカメラはSony α55、レンズは Minolta AF100-300 Apo。1枚目の写真の撮影データは焦点距300mm、35ミリ版換算450mm、ISO800、F13.0、1/640sでした。また1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。