写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

コスタリカ 道路並木のキツツキ

 中米のコスタリカに滞在していた間の自宅は、首都サンホセダウンタウンに近い住宅地にありました。自宅はタウンハウス形式の集合住宅で、表の道路は定期バスが運行される街の主要道路で、自宅敷地側には広い緑地帯と歩道がありました。その歩道には並木があり、それらの木にはいくつものキツツキの穴がありました。その一つに彼らは営巣していました。その並木は大木ではなく背も10m以下のごく普通の大きさでした。ですから彼らキツツキの巣はそれほど高い場所にあった訳ではなく、せいぜい3mほどで少し木を登れば手が届くほどでした。1枚目はメスのキツツキが巣の周りを警戒する様子です。

 この歩道はそれほど人通りが多いわけではないのですが、近くにバス停があるために巣のすぐ下には人が集まり、また車は頻繁に通りますからその意味では騒々しい場所です。こんな環境ですが彼らはここに巣を作るのです。彼らは人をそれほど怖がらず人間への信頼が厚いように見えます。日本とは大違いですね。

 道路の並木には、ところどころにこうして熱帯地方を思わせる着生植物、エアープラントが育っています。その種類は様々で数も多いことから散歩の際によく目に付き飽きません。時々歩道に落ちているのを持ち帰り自宅の庭木につけてあげると繁殖しますから、手軽にエアープラントを楽しむことができます。

 使用機材のカメラはSony α700、レンズは Sigma AF70-300 Apo。1枚目の写真の撮影データは焦点距200mm、35ミリ版換算300mm、ISO400、F6.3、1/250sでした。また1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。