ベリーズ　ホテルに集まる野鳥たち

　中米の国ベリーズのこの国最大の都市ベリーズシティから、車で2.5時間ほどのところに内陸部最大の観光都市サンイグナシオがあります。この町は周辺に古代マヤ遺跡が多く、またジャングルに囲まれていることから自然と文化遺産に恵まれ、よって多くの観光施設があります。その町から車で1時間以内のところにクリストレイという村があり、その集落近くにリゾートホテルがあります。今日の写真はそのホテルの敷地内で見かけた鳥たちです。1枚目はブラックヘディッド　トロゴンです。この鳥はトロゴンの中で最も一般的な種類で、たまにベリーズシティでも見かけることがあるほどです。ホテルの敷地では毎日のように見かけることができました。この写真の個体は体色が地味なメスです。

　こちらもトロゴンの仲間でビオラセウス　トロゴンです。頭部の紺色、背中の緑色、おなかの黄色がとても美しい種類で郊外では時々見かけます。上記のトロゴンと比べると目の周りが黄色いことや尾羽の模様からすぐに分かりますし、背中側から見れば違いは一目瞭然です。1枚目の写真の右の端っこに写っているのが本種です。

　3枚目はブルーグレイ　タナガーです。ここベリーズでこの鳥を見られたのは郊外のみで街中にはいなかったのですが、ヴェネズエラやコスタリカでは街中で見ることができました。その要因は標高の違いによるものかもしれません。

　4枚目はホテルのレストラン横につくれられているバルコニーで、ここでお茶お楽しみながら餌台を訪れる野鳥たちの観察ができるようになっています。このバルコニーから見られる野鳥だけでも相当な種類になりますから苦労してジャングルに分け入らなくても、ここだけで十分に楽しめます。ここはもう一度訪れたいと思うホテルの一つです。