中米の国ベリーズのこの国唯一の動物園はベリーズズーといって、この国最大の都市ベリーズシティから車で1時間ほどのところにあります。ここにはこの国に生息する動物のみが飼育されており海外からの輸入動物はいません。しかしだからといって退屈な場所ではなく、とても興味深い動物園となっています。ここの動物たちは様々な理由で野生では自身で生きてゆけなくなったために保護されています。それは人に長く飼われていたり、小さい時に親を亡くしていたり、けがをしたなどの理由です。園内は広々としており、樹木が茂る様はまるで自然のジャングルを思わせます。どの動物たちのケージは広く窮屈な印象はありません。1枚目は大きなクロコダイルの横で撮影していますが、動物との距離が近いのが分かります。手すりが二重になってはいますが、この大きさのワニなら簡単に乗り越えられそうな気がします。
クロコダイルの池の近くには別の池があり、そこにはクルックドツリー野生生物保護区でマスコット的存在で人気のジャビルがいます。この鳥は翼開長が北米一の大きさを誇ります。長年ケージで飼われているためか、この鳥の特徴である首の赤色がくすんでいるのは残念です。
園内には世界的に絶滅の危機にあるハーピーイーグルも飼育されています。この鳥はユーチューブで鳥の仲間での強さランキングでいつも一位にランクされています。間近で見るとその胸と翼の厚さ、足の太さ、爪の大きさに迫力を感じます。この貴重な鳥が絶滅しないことを祈っています。
1枚目の写真の撮影機材は Fujifilm Fine Pix F200EXR。撮影データは焦点距離 6.4 mm、35ミリ版換算 29 mm、 ISO 200、F 3.3、1/80sでした。写真はクリックして大きく見ることができます。