写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

シンガポール この国の野鳥たち 3

 前回に続きシンガポールで見られる野鳥の続きです。1枚目は市街地にあるボタニックガーデン(ユネスコ世界遺産の国立植物園)で出会ったブッポウソウです。先日のブログでもこの鳥が登場しているのですが、もしかしたらそれと同一の個体かもしれません。なぜなら前回(前日)とほぼ同じ場所で見かけたからです。どうやらこの辺りの場所を彼は好むようで、ここではほぼ確実に彼らを見られることが分かりました。そこは150m×50mほどの白鳥池があるところで、たぶん餌となるトンボやセミを捕らえやすいのでしょう。この写真を撮った日に池の水面近くをブッポウソウが素晴らしいスピードで飛ぶのを目撃しました。この写真のブッポウソウは池を良く見渡せ木の梢に停まっていました。ブッポウソウは何度見ても飽きることはありません。

 上記の通りボタニックガーデンのブッポウソウと良く出会う白鳥池の近くの森の中で出会ったのが、この写真のカラード キングフィッシャーです。散策道を出口に向かって歩いていた時に前方でガイドが5人ほどの人に何かを指さし説明をしていました。その人々は大きなカメラを持っていましたからバードウオッチャーだと気づき、すぐにガイドの指さす方向を見た時にこのカワセミを見つけました。カワセミはその後少し離れた枝に飛び移り、遠かったのですがそれを撮影したのがこの写真です。美しい水色が森の中で良く目立ちます。コのカワセミの大きさは日本のヤマセミ程だと思います。

 3枚目は普段よく目にする鶏ですが、これはレッドジャングル フォウルと呼ばれる野生種だそうで、家禽としての鶏になる前の原種というべきニワトリだそうです。見た目はいつものニワトリと区別がつきません。ただ足の色で全くの野生種か、家禽との混血か分かるそうです。あちこちの公園で良く見かけました。

 4枚目は住宅地の公園で出会ったハチクイです。以前ケニアで極彩色のハチクイを見て以来あこがれていた鳥で、種類は違いますが、ついにここでそのハチクイに出会えたのは感動でした。ハチクイは姿かたちが美しいのは勿論ですが、その飛ぶ姿がまた美しいのです。シンガポールでハチクイは期待していなかっただけに、これは本当にうれしい出会いでした。
 使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F4.0、1/1,600sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。