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シンガポール 九官鳥に出会えました

 今日の写真は2023年2月24日に、シンガポールのボタニックガーデン(世界遺産の国立植物園)で撮った野鳥たちのご紹介です。この日は前日に続いて2回目の訪問です。前日にあちこち歩いたおかげで園内の特徴はだいぶ分かっていましたから、入園後お目当ての場所にまっすぐ行ったのですが当ては外れました。野鳥探しは、いつもうまくいくという訳ではありません。ただこの日は珍しいホーンビル(日本名:サイチョウ)に出会えたことから満足感はあったのですが、せっかくの植物園ですから更に新たな出会いを願っていました。そう思いながら歩いていると、大きな木の下で女性がカメラを上に向けていました。その方向を見ると、いました。それがこの写真で、コモンヒル マイナ。日本名は九官鳥です。この鳥は日本で随分昔に見たことはあるのですが、野生でこうして出会うのはもちろん初めてで感動しました。体色の黒色とオレンジ色のコントラストが鮮やかで美しい鳥です。

 九官鳥がいた木は大木で、枝は広く広がっており濃い緑の葉を持っています。そしてこの時期大粒の赤い実をつけており、その実を九官鳥が食べていました。そしてこの実を食べに来ていた鳥が他にもいたのです。それがこの写真のブラックネイプド オリオールです。鮮やかな黄色の大柄な鳥で良く目立ち、この国では数が多いようで街中のホテルの窓からも見かけることがありました。ところでこのオリオール、日本名はコウライウグイスだと帰国後に知りました。日本には夏鳥として少数が渡って来ているようです。

 赤い実のなる木にはこのハト、リトルグリーン ピジョンも来ていました。彼らはこの実が好物のようです。それにしても美しいハトですね。

 これがボタニックガーデンのゲートで、2つある内の一つ、地下鉄駅ネイピアに近い方です。門はいつでも開いており入場は無料です。朝早くから夜遅くまで入ることができ、たくさんの人が園内を散歩やジョギングをしているようです。私が訪れたのは陽が高く暑い時間でしたから、ジョギングの人は少ししか見かけませんでした。ここは植物園ですから植物が主役ですが、同時にバードウオッチングに最適な場所です。ここではシンガポールに生息する海鳥以外のほとんどの鳥を見ることができるのではないでしょうか。

 使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 1,250、F5.6、1/250sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。