今日の写真は岐阜市近郊にある自宅に近い、根尾川の河原の柳の並木に来たレンジャクたちです。ここ根尾川の河原堤防には多くの大きな柳の木の並木があります。その木にたくさんのヤドリギが寄生しているのですが、その実を食べるために毎年冬鳥のレンジャクたちが飛来します。これまで10年近くに見ていますが、数の増減はあっても毎年彼らは必ず訪れています。そのほとんどはヒレンジャクですが、中には少数のキレンジャクが混じっています。今日の写真はそのキレンジャクです。
手元の図鑑に依ればヒレンジャクとキレンジャクは北方での繁殖地が違うそうです。全体の数は圧倒的にキレンジャクが多いそうですが、この河原で見られるのは9割がヒレンジャクと言えます。ですからこうしてキレンジャクを見るのは珍しいことなのです。両者の違いはわずかで、翼先端近くの一部と尾羽の先の色が違うくらいの小さな部分でしかないのです。
3枚目はヒレンジャクです。尾羽の先端が赤いのでわかります。両者の色の違いはどうして生まれたのでしょうか。不思議に思います。
カメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 7.1、1/1,000sでした。写真はクリックして大きく見ることができます。