中米のコスタリカに滞在していた当時、住まいは首都サンホセの市街地中心部から歩いて20分ほどの位置にある住宅地にありました。仕事のない週末はダウンタウンに歩いて行き、街や人の行き来を眺めたり、お気に入りのカフェで休んだり、レストランで昼食を摂るのが日課になっていました。今日の写真はそんな散歩の際に出会った風景です。1枚目の背景は自宅から割と近い官庁街にある国家公園です。周囲には議員会館、憲法裁判所、国立図書館、国立博物館などがあります。園内には熱帯植物が茂り、季節ごとに様々な花が見られます。
2枚目は国家公園から続く遊歩道で、この先にはやはり官庁の建物があり、財務省も近くです。でも市街地にこれだけの車の入れない歩行者天国を整備してしまうのはなかなかのものです。この日は週末ですから官庁街の店舗は休みが多く人通りがほとんどありません。でもダウンタウンまで行けば多くが開店しており人も多く見られます。
市街地までの散歩道には多くの木がありますが、これはその一つでワックスアップルが鈴なりに実っています。日本ではなじみのない果物ですが、熱帯では多く見られます。実はスポンジのようで不思議な食感ですが、甘くジューシーです。でも誰も採らないようで歩道一面に落ちています。
カメラはCanon EOS Kiss X2、レンズはSigma 18-125mm F3.8-5.6 DC HSM 。1枚目の写真の撮影データは焦点距離54mm、35ミリ版換算88mm、ISO 200、F 7.1、1/125sでした。写真はクリックして大きく見ることができます。