中米の国ベリーズはユカタン半島の付け根にあり東はカリブ海に面し、国境は西側北部をメキシコ、南部がグアテマラに接しています。国土面積は日本の四国ほどで人口は32万人ほどと、四国の400万人に比べると人口密度が非常に低い国です。国土全体の標高は低く内陸部に入っても湿地があるほどで、山岳部は南部に少しだけあります。国土の標高が低いことから湿地が多く、開発がままならないことから人口が少ないのかもしれません。しかし一方で、そのためか自然が多く残されており、この国全体が野生生物の宝庫となっています。それはこの国最大の都市であるベリーズシティでも例外ではなく、日常生活の中でも野生との出会いが多くあります。今日の写真はベリーズシティ市内の住宅地にある自宅の近くを散歩した際に出会った野鳥たちです。1枚目は週末の散歩の折り返し地点になっているベリーズ川支流を背景にしています。現在ここに橋を架けるために両岸のマングローブを切り倒し、川幅を狭めるために岸を埋めててています。この川ではワニやマナティを見ることができます。
2枚目は住宅地の電線にいたグリーンヘロンです。日本ではササゴイですね。彼は人を怖がらず、また魚とりの名手で、何度も近くで彼の早業を見ることができました。散歩の度に出会うほど数の多い鳥でした。
3枚目は人家の庭木にいたサマータナガーのメスです。オスは全身がとても鮮やかな朱色をしており目立ちます。メスのこの通りゴールドの体色がきれいな鳥です。町中でも木の多いところで見かけることができます。
4枚目はやはり人家の庭木にいたゴールデンフロンテッド ウッドペッカーのオスです。街中でもよく見かける種類で電柱に穴を掘って巣作りをします。ちなみにベリーズの電柱は総て木製です。
カメラはSONY α57、レンズはSony DT 55-300 。1枚目の写真の撮影データは焦点距離60mm、35ミリ版換算90mm、ISO 400、F 8.0、1/250sでした。写真はクリックして大きく見ることができます。
