中米コスタリカに住んでいた時の自宅は、首都サンホセの市街地中心部から歩いて20分ほどの住宅地にありました。コスタリカと言えば世界的にエコツーリズムが有名で、いかにも自然を大切にした国土や街を想像するのですが、現実は発展途上の国ということもあり、そうとばかりは言えない部分はあります。でも市街地でもある程度の緑はあり、野鳥たちにも日本よりはるかに多く出会う機会があります。今日の写真はサンホセ市内を、自宅と市街地中心部を往復する散歩の際に出会った風景や野鳥たちです。1枚目は自宅近くにある教会をバックにしています。白い壁と赤い屋根がかわいらしいですね。
2枚目は市内のあちこちに点在する公園で見かけた野鳥で、カケスの仲間であるブラウンジェイです。この鳥は幼鳥の時は目の周りが黄色いのですが成長するにつれてこれが消えていきます。よってこの個体はまだ一年目の若鳥と言えます。
3枚目はコスタリカの国鳥であるマウンテンロビンです。心情的にはカラフルな鳥が多いこの国ですから、そういった種類を選べばと思うのですが、なぜかこの地味な鳥が選ばれています。何か歴史的な背景があるのかもしれません。この鳥は明け方に綺麗な声でさえずるのが特徴的です。
4枚目はボルチモアオリオールが花の蜜を吸っている場面です。この熱帯の国では一年中どこかに花が咲いていますから、ハチドリなど蜜を求める鳥たちには天国です。
カメラはSONY α700、レンズはSony DT 18-200 。1枚目の写真の撮影データは焦点距離35mm、35ミリ版換算52mm、ISO 100、F 13.0、1/125sでした。写真はクリックして大きく見ることができます。