


カリブ海の島国セントルシアは東カリブ諸島の一角を成し、北にフランス領のマルチニーク島、南東にバルバドスがあり、南隣がセントビンセントになっています。これらの島々はいずれも淡路島ほどの大きさで、それぞれの距離は近く、晴れた日には目視できます。住人はアフリカ系黒人が主流で、彼らは奴隷貿易時代にアフリカから無理やり労働力として家畜のように連れてこられた人たちです。現在はまだ経済格差や貧困はあるものの、それぞれの島はカリブ文化を持ち現代社会を築いています。産業はサトウキビやバナナなどの農業と観光業が盛んです。バルバドスは観光開発が進んでおり、島全体が欧米人たちのリゾートになっています。一方今日の舞台の背景となっているセントルシアは、バルバドスほどではないにしても観光開発は進んでおり、現在はローカルの文化を楽しめる素朴な避寒地的な存在です。
そんなセントルシアの観光の中心地がロドニーベイ地区で、島の北側に位置します。波の静かなロドニー湾を囲むようにホテルやレストラン、別荘が建ち並び、湾内では海洋レジャーが盛んです。1枚目の写真は、ロドニー湾の北の端に位置するピジョンアイランド国立公園で、かつてはここにイギリス軍の施設が築かれ、それが今遺跡として残っています。そこから眺める、この写真の背景となっているロドニー湾は美しいエメラルドグリーンに輝いています。
2枚目の背景は、園内に二つある丘の一つの頂上に築かれた砦です。そこにはフランス軍との戦いで使用した大砲が数門置かれており、当時の様子がしのばれます。
3枚目は園内のビーチにある桟橋の上から見た水中に群れる魚たちです。ここの水の透明度は高く、シュノーケリングなどでカラフルな熱帯の魚たちと泳ぐことができます。当時は小さな島で、生活にせま苦しさを感じたものですが、今から思うと一年中暖かく風光明媚なこの世の天国のようなところでした。
カメラはPLYMPUS E500、レンズはZuiko 14-45mm 。1枚目の写真の撮影データは焦点距離28mm、35ミリ版換算46mm、ISO 100、F 8.0、1/200sでした。写真はクリックして大きく見ることができます。