写真生活 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

オメガとセイコー

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 我々の世代で精密機械と言えば真っ先に思い浮かぶのがカメラと腕時計です。その両方の精密機械は日本が得意とする工業生産品ですが、その先輩はヨーロッパであることはみなさんご存知かと思います。
 その2つの工業製品のうち、カメラ生産はかつてヨーロッパやアメリカでたくさん生産されていましたが、現在では日本が独占状態と言って過言ではないと思いますが、しかし腕時計はそうではありません。

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 腕時計生産で有名なのはスイスで、沢山の高級ブランドが日本でも知られ、魅力的な製品が多く販売されています。
 さて今日の写真ですが、世界の高級ブランドの一つであるオメガのシーマスターと、我がセイコーのファイブアクタス (5 ACTUS 25 JEWELS) を並べてみました。どちらも機械式の自動巻きで、正確な時間を刻むクオーツが出た後でも衰えぬ人気を誇る機械時計です。
 この写真のオメガは、24年前にアフリカのケニアはナイロビの骨董店で、純正ベルト付きの中古品を、US$200だったと思いますが購入し、日本帰国後に専門店でオーバーホールしました。
 それ以降故障なく正確に時を刻んでおり、この時計が信頼性の高い機械であることが分かりました。使ってみた印象は高級品らしく品質の高さを感じることで、具体的には外装の仕上げはもちろん、自動巻きのローターが音もなくスムースに回ること、竜頭の動きに滑らかさがあることなどです。それに、この写真からも感じられますが、針の視認性が非常によく、一目で時間を読み取ることができます。

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 オメガの隣に並んでいるのは、わが日本が誇るセイコーの自動巻き腕時計の代表作で、生産後既に40年ほど経っていますから、古さに関して隣のオメガといい勝負ではないかと思います。
 この2者、販売価格に大きな差があることことから単純な比較はできないのですが、それをあえてすれば、まず時間の正確さにおいては 5 ACTUS が上回っているような気がします。
 この写真の個体のオーバーホール歴は分かりませんが、今でも腕に着けている限り±10秒/日の精度で動いていますから、驚異的な機械精度であることが証明されています。
 高級感に関しては、オメガとは値段が大幅にに違うことから、ローターの回転時にこすれるような音がすること、竜頭の動きに多少ガサツな印象があることなど、スイス高級時計とは差は感じます。
 針の視認性については、文字盤が白色である限り問題はありませんが、これに色がつくと途端に悪くなるのがセイコーの欠点だと思います。その点、オメガは隙がありません。
 どちらにしても両者とも素晴らしい製品だと思いますが、コストパフォーマンスではセイコーが上回っていると思います。ただこの感想も購入後のサービスなど、長いスパンで見れば違ってくるかもしれませんが、オメガはエクゼクティブの、セイコー5は庶民の味方の時計であることは確かです。
 それにしてもどちらの時計も美しい姿ですね。うっとりします。
 使用機材のカメラはCanon Power-shot F95。大きな写真の撮影データは、焦点距離12.8mm、35ミリ版換算63mm、ISO 200、F3.5、1/100sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

ベリーズ動物園の Lineeated Woodpecker (ラインイーテッド ウッドペッカー)

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 中米の国ベリーズには、この国唯一の動物園があり、そこでは海外から集められた動物ではなく、この国に生息している生き物たちが飼育されていれています。その理由を思うに、多分動物園に海外から動物を買うだけの経済力がなく、また外から連れて来て展示するといった発想がないのかもしれません。

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 なぜならこの動物園では、主に野生動物たちの保護を目的としており、何らかの事情で野生の世界で生きてゆけなくなった動物たちが集められているからです。例えば交通事故にあって怪我をしたとか、幼いうちに親を亡くした、或いは人に育てられたために野生で生きてゆく能力が養われていないとかです。
 そんな動物園ですが、ここで見られる種類は、この国にいても簡単には見られない貴重な動物が多く飼育されており、それは例えばジャガークロヒョウ、オウギワシなど絶滅危惧種たちも含まれていて、いずれも国内で保護された動物たちです。
 さて今日の写真ですが、園内は樹木の多い自然のジャングルに近い環境になっており、よって檻の中だけでなく檻の外でも様々な動物に遭遇できる機会があります。
 写真のキツツキは園内で見かけた Lineeated Woodpecker (ラインイーテッド ウッドペッカー)という大型のキツツキですが、この国ではそれほど珍しい種類ではなく、都市部や地方の人家近くでも見かけることがあります。でも何度見てもその美しい姿に目はくぎ付けになります。
 下の小さな写真は、園内で飼育されているこの国に住む中型のインコですが、この種類は都市から離れた、ジャングルの上空を飛ぶ姿を見ることがあります。でも動物園では間近に観察できますからこの機会は貴重です。

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 使用機材のカメラはSony α57に、レンズは Sony DT55-300。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F7.1、1/800sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

ベリーズ 水たまりの Common Black-Hawk (コモンブラックホーク)

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 中米の国ベリーズに住んでいた頃、自宅はこの国最大の都市ベリーズシティの住宅地にありました。
 自宅周りは住宅が多いのですが、街道沿いには各種の大型店舗があり、人や車の多いところでしたが、所々に空き地もあり、そこはこの街の特徴である市内全体の標高が低いことから、所によっては湿地になっている土地もあり、緑が多い街でもありました。

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 自宅東隣は幅8mほどの道を挟んで大きな空き地があり、雨が降ると所々に水たまりができ、鳥たちの格好の水場となります。雨量が多い時には道路側溝と繋がり、魚が泳ぐことから水鳥たちの餌場ともなります。

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 そんな水たまりができたある日、この水場に黒い鷹が訪れました。それが今日の写真の Common Black-Hawk (コモンブラックホーク)です。日本のトビほどの大きさです。
 この鳥、自宅上空ではよく見かけるのですが、近くを人や車の往来があるこの空き地に舞い降りたのを見たのは初めてでした。よほど喉が渇いていたのかもしれません。
 しばらくして飛び立ち、その写真が下の小さな一枚で、どこか得飛び去るのかと思いきや、同じ敷地内のコンクリートの柱の頂上で羽を休めていました。
 一番下の写真が自宅上空で捉えた姿ですが、大空を猛禽が悠々と舞う姿は美しいですね。

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 使用機材のカメラはSony α57に、レンズは Sony DT55-300。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F10.0、1/1,600sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

オールドレンズの旅  TAMRON  80-210mm F/3.8-4 CF MACRO

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 フルサイズのミラーレスカメラを入手して以来、かつてフィルム時代に入手したレンズを、アダプターさえあれば使用できることから、それらオールドレンズの試写をしています。
  今日の写真は、フィルム時代に発売されたタムロンの望遠ズームレンズ、 80-210mm F/3.8-4ですが、実はこのレンズには形式名称 03A と103A の2種類があり、わずかに外観とレンズ構成に違いがあります。

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 今回使用したのは改良型の103A で、メーカーのサイトでは次のように紹介されています。
 「新設計10群13枚構成の光学系により、いっそう光学性能を高め、このクラスの望遠ズームの名機として、自信をもってお勧めするレンズです。
望遠レンズとして、もっとも多用される80mm、100mm、135mm、210mmをカバーし、さらに使用条件を考慮して、全長も前商品に比べて約9mm短くコンパクト化しました。
マクロ機能も最大撮影倍率1:2.8、ワンハンド・スリー・アクション等の多機能をもったレンズです。」ということで、このレンズに対するメーカの自信のほどが伺われます。発売時期は1981年で製造終了が1987年、当時の正価は52,000円でした。
 さて使ってみた印象ですが、造りはがっしりしていて剛性感があり、各部の動きは未だにスムースで、ペイントや印字も美しく工作品質の高さを伺わせます。
 大きさは仕様の割にはコンパクトなのですが、鏡胴が金属製なのか、それともガラスが厚いのか重く感じ、それが剛性感に繋がっているのかもしれません。ちなみに重量は634gです。

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 写りに関しては、解像感は高く、どの焦点域でも単焦点にそれほど引けを取らないピントの切れを楽しめますし、発色はナチュラルでボケは自然で美しく、立体感や臨場感がうまく表現されているように思います。逆光にも決して弱くありません。
 36年前のレンズがデジタル時代によみがえるのはうれしい限りで、その画質が現代のレンズに決して劣らないのですからこれは痛快です。更に当時、望遠レンズは手振れに悩まされたのに、今はカメラが手振れ防止をアシストしてくれるのですからこれはもう喜び以外の何物でもありません。

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 撮影機材のカメラはSony α7Ⅱに、レンズは TAMRON  80-210mm F/3.8-4 CF MACRO。大きな写真の撮影データは、焦点距離80mm、35ミリ版換算80mm、ISO320、F5.6、1/400sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

ベリーズ 民家敷地の White Ibis (ホワイト イビス)

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 中米の国ベリーズは、ユカタン半島の付け根に位置して東側がカリブ海に面し、日本の四国ほどの大きさの国土の大半が平野で、そしてその標高が低いことから水場が多く、よって開発は進んでおらず豊かな自然が残されています。
 水場は自然に潤いを与え緑のジャングルを育て、また人間の手が入りにくいことから、国土の多くが野生生物の宝庫となっており、日本ではあまり知られていませんが、その自然を求めて世界中から観光客が訪れます。

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 ただベリーズと近隣の中米の国との大きな違いは、この国最大の都市の中でも自然が残っていることから、街中やそこに近い郊外でも、生物保護区やジャングルでしか見られないような野生動物たちを、日常の生活の中で見ることができることです。
 今日の写真は、この国最大の都市ベリーズシティにある自宅から、西に車で30分ほどの所で見かけた White Ibis (ホワイト イビス)で、彼らが群れていた場所は農家敷地内の、家畜のために池を掘ってある一角でした。
 その場所は、敷地との境に柵の有刺鉄線が張ってありますが道路からよく見え、この写真は車の中から撮りましたが、群れ全体の数はこの写真の倍以上でした。道路すぐそばの人家の敷地にこれだけの数が現れるのですから、ベリーズの自然の豊かさを感じていただけると思います。
 日本では固有種のトキが絶滅し、中国から輸入した個体を増やしていますが、こちらではトキたちの大群を、街の近くでも容易に見ることができます。
 この素晴らしい豊かな自然がいつまでも維持されることを願って止みません。また日本の方々もベリーズの自然を観光されたらいかがでしょうか。

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 使用機材のカメラはSony α57に、レンズは Sony DT55-300。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F8.0、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

ベリーズ 電柱にどんぐりを貯める Acorn Woodpecker (エイコーン ウッドペッカー)

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 中米の国ベリーズには、様々な野鳥たちが生息していますが、そんな中で目立つのが人間と共に暮らす習性を持つ種類が多いということです。日本でこのような人間の暮らしの中に溶け込んでいる野鳥の代表はスズメで、彼らは人間のいないところには生息していません。
 ベリーズにも、姿かたちが日本の雀によく似た種類が国の南部地域いますが、この国最大の都市周辺では見かけません。

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 さて今日の写真の Acorn Woodpecker (エイコーン ウッドペッカー)ですが、彼らを都市部で見かけることはありませんが、地方の町や集落ではよく見かけます。そして彼らは写真にある通り、道路端に立つ電柱に巣を作り、子育てをします。彼らが電柱以外の木に巣を作るのはごくまれで、私はこれまでそれを一度しか見たことがありません。彼らにとって電柱は最適の巣材なのでしょう。ちなみにベリーズでは、電柱は総て木製です。
 彼らの巣を集落の中やその周辺にある電柱でよく見かけるのですが、人里離れた電柱では巣を見かけることはありません。彼らは何らかの理由で人の住む近くに巣を作るのです。それは天敵を避けるためだろうと想像します。
 彼らの好物については、日本名でドングリキツツキと呼ぶくらいに、彼らはドングリが大好きで、幹に小さな穴を掘ってどんぐりを貯蔵します。この写真もその作業の最中だと思います。

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 小さな写真は、キツツキのいた電柱のすぐ近くにいたので撮った Vermilion Flycatcher (バーミリオン フライキャッチャー)ですが、おなかの鮮やかな赤色が良く目立ちますね。
 使用機材のカメラはSony α57に、レンズは Sony DT55-300。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F8.0、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

ベリーズ 道路端のカッコウとオリオール

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 中米の国ベリーズに住んでいた頃、この国の最大の都市にある自宅から車で30分も走ると、緑濃いジャングルとそれを切り開いた牧草地、そして所々に人家がある農村風景があります。

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 その道の両側は切り開かれた牧草地がほとんどですが、一部に大木の茂る、樹木の密度の濃いジャングルの縁になっている区間があります。
 樹木の少ない開けた場所では、鷹などの猛禽類やトキ、サギなどの水鳥を多く見かけ、樹木の密生するジャングルの縁では、非常に多くの種類の野鳥を見かける機会があります。
 今日の写真は、このジャングルの縁を車で通過中に見つけたカッコウとオリオールで、この2羽が同じ場所に同時にいたことから、どちらにカメラを向けるのかを迷いながら撮った2枚です。
 どちらの鳥もフォトジェニックな対象ですから撮り逃したくはありませんが、カメラは一台、悩ましい選択でした。
 幸いにも、この2羽ともが人に対する警戒心が低く、長い時間カメラの前でポーズをとってくれましたから幸運でした。
 ところでこの小さな写真のオリオール、いつもこのブログに登場するオレンジ色の目立つフーデッド オリオールより黄色が強いですから、もしかしたらフーデッドでない他の種類かもしれません。

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 使用機材のカメラはSony α57に、レンズは Sony DT55-300。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F8.0、1/100sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。