写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

この冬初めてのルリビタキ(メス)

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 今日の写真はこの冬に、岐阜市の郊外にある自宅近くを散歩しているときに見かけたルリビタキのメスです。この日は、この冬に初めて積もった雪が融け始めて3日ほどした寒い日でした。
 散歩はいつも全長3Kmほどの同じコースを辿るのですが、その際にいつも同じ場所で、多分この鳥だと思うのですが見かけており、しかしこれまで写真が撮れず確認できていませんでした。ルリビタキのメスの大きさや体色は、ジョウビタキのメスによく似ており、ちらりとしか見れない場合は見分けが難しい場合があります。

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 ただ、ルリビタキジョウビタキより暗い場所にいることが多いことから、それで見当は付きます。でもいつも暗い藪にいることから写真に撮るのが難しい種類でもあるのです。今日のこの写真は、何度目かにやっと取れた幸運な一枚でした。
 3年ほど前ですが、この同じ場所でルリビタキのオスを見かけ写真を撮ったことがあります。その時のオスと今日のこのメスは何か関係があるのでしょうか。
 下の小さな写真はルリビタキを撮った後に、散歩コース上の、もう少し先の明るい場所にいたアオジを撮りました。このコース上でアオジはいつも笹薮にいますから、全身をきれいに取れるチャンスは少なく、いつもこの写真のようになってしまいます。

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 カメラはSony α77Ⅱに、レンズはSony 70-300 G SSM。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 3,200、F5.6、1/320sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。             

電柱の Acorn Woodpecker (エイコーン ウッドペッカー)

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 中米のベリーズは、日本の四国ほどの国土面積に比して、人口わずか35万人と極端に少ないのが特徴で、そのためもあってか自然が多く残されています。
 それはたとえこの国最大の都市であるベリーズシティでも同様で、街中で様々な野生動物を見ることが出来るのです。全長1メートルを超えるイグアナは日常的な動物であり、街中を流れる川でクロコダイルを見ることが出来るなどはその一例です。
 鳥に関しても同様でキツツキなども見られますが、今日の写真の Acorn Woodpecker (エイコーン ウッドペッカー)は、このキツツキに限っては、なぜかベリーズシティで見たことはありません。でも街から少し離れると出会え、そして地方の集落では極めて普通に見ることが出来る一般的な鳥なのです。

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 彼らは、他のもう一種のキツツキもそうなのですが、なぜか電柱に巣を作ります。これまでたくさんのこのキツツキをこの国で見ましたが、電柱以外で彼らの巣を見たことがありません。ちなみにこの国では、電柱は総て木製で、コンクリート製は一本もありません。
 このエイコーン ウッドペッカー、どんぐりの実が大好きで、たくさん集めて木に小さな穴を開け、そこに貯蔵するのが習性で、そのためか日本名はどんぐりキツツキだそうです。
 それにしても、くちばしだけで電柱に穴を掘ってしまうのはすごいですね。

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 カメラはSony α57に、レンズはSony DT 55-300。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO400、F7.1、1/800sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。             

背景はサンホセの熱帯植物

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 中米コスタリカの首都サンホセは、熱帯に位置しながらも標高が高いことから一年中過ごしやすく、まるで日本の春から初夏のような気候が続きます。
 ですからこの街で外を出歩くことは非常に気持ちよく、週末は住宅地にある自宅からダウンタウンまでの往復コースの散歩が日課でした。着任当初は治安上の不安があり外出は慎重でしたが、半年ほどして危険箇所などが分かり慣れてくると、散歩によって下町の庶民の生活ぶりを見て楽しめるようになりました。

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 その散歩コースには様々な公園が街角にあり、園内には大抵熱帯植物が植えられています。それらは一年を通じて緑が濃く、またトロピカルな原色の花が咲きますから、そんな環境に慣れていない我々日本人には、それがとても魅力的に映ります。
 今日の写真は、そんな公園の一つである Plaza Espana (プラサ エスパーニャ)の熱帯植物を背景にしました。この公園では毎週土曜日に、手芸品などの朝市や工芸教室が開かれています。
 下の小さな写真は、この公園の隣にある文化センターで、かつての酒造所を改築して利用されていますが、建物が古いためなかなか趣があり、魅力的な場所になっています。

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 カメラはSony Cyber-shot P200。大きな写真の撮影データは、焦点距離7.9mm、35ミリ版換算?mm、ISO100、F5.6、1/250sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。このカメラ、本当によく写ります。             

赤い実と Golden-fronted Woodpecker (ゴールデンフロンテッド ウッドペッカー)

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 キツツキのイメージは、木をつついて穴を開け、中にいる虫(幼虫)を引き出して食べるというのが普通だと思うのですが、そうばかりでないことを中米の国ベリーズで知りました。

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 ベリーズで最大の都市はカリブ海岸に位置するベリーズシティで、駐在していた頃の自宅はその都市の、中心部から少し外れた住宅地にありました。その辺りは空き地が多く、また近くに川が流れていたことから、都市といえども緑が多い自然豊かな所でした。
 週末に自宅近所を散歩するのですが、そのコース上に大きなパームツリーの木があります。パームツリーはヤシ科の木ですが、海岸によく見られるヤシの木と違って上にまっすぐ伸びます。
 そのパームツリーは季節になると小さな数え切れないほどの実をつけます。それが赤く熟した頃に、この実を餌として様々な野鳥が訪れますが、その中に今日の写真のキツツキ、 Golden-fronted Woodpecker (ゴールデンフロンテッド ウッドペッカー)がいます。彼らは動物性の食物ばかりでなく植物も食べているのですね。

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 カメラはSony α57に、レンズはSony DT 55-300。大きな写真の撮影データは、焦点距離80mm、35ミリ版換算120mm、ISO400、F5.6、1/250sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。             

間近で捉えたエナガ

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 今日の写真は、岐阜市近郊の自宅となりの栗畑に来たエナガです。彼らはこの栗林の葉が落ちる頃になると、群れで訪れるようになり、時にはその群れにシジュウカラが混じっていることがあります。

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 その栗林を訪れる群れの様子を、自宅の部屋から窓を通して直接見ることが出来ますから、彼らが訪れた野を見つけるとガラスサッシュを開け、その隙間からレンズを出し、暖かい場所で撮影することが出来ますから、冬の撮影にしては実に楽です。
 エナガたちはこちらの存在に気付かないのか、警戒している様子はなく、時には非常に近い距離で捉えることが出来ます。その一枚が今日の大きな写真です。それにしても姿が本当に愛らしい鳥ですね。
 ところで今シーズン、あちこちでカラ類を見かけるのですが、いつもこのエナガたちです。数が増えているのでしょうか。それに引き換え、以前ほどシジュウカラを見かけません。

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 カメラはSony α77Ⅱに、レンズはSony 70-300 G SSM。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO400、F5.6、1/640sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

背景はピラミッド広場への入り口

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 中米の国ベリーズの最大の都市ベリーズシティから、最も近いマヤ遺跡が今日の写真のアルツンハです。
 このアルツンハのマヤの古代遺跡公園の入り口ゲートを通って中にに踏み込むと、辺りはジャングルで緑が濃くうっそうとしていますが、園内は切り開かれ、所々に大きな木がありますが、それらはまばらで地上は短い草に覆われています。
 また周りに高さ2~3mほどの小山があちこちにあり、それらが崩れたように石に覆われていますから、多分これらは遺跡の一部で、復元されないままになっているものと思われます。

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 それらを過ぎて先に進むと、大きな芝生に覆われた広場の入り口にたどり着きますが、そこで撮ったのが今日の大きな写真です。この広場に向かって四つのピラミッドが建っているのですが、その中で最も低いのが背景に写っています。
 初めてここを訪れたときは、ここから正面が見える、綺麗に復元された2つのピラミッドのどちらかを背景に、誰もが記念写真を撮りたくなるだろうと思います。それはとても絵になりますから。
 下の小さな写真は、この広場を囲む中で最も高いピラミッドの上から、先ほどの最も低いピラミッドを撮った一枚です。背景のジャングルが、ピラミッドをより神秘的なものにしているように見えます。

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 カメラはSony α57に、レンズはSony DT 55-300。大きな写真の撮影データは、焦点距離80mm、35ミリ版換算120mm、ISO800、F9.0、1/800sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。             

強力な足を持つハーピーイーグル

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 中米の国ベリーズの、この国最大の都市から車で1時間ほどの所に、この国唯一の動物園があります。そこはこの国に住む動物たちが、何らかの理由で野性の世界で生きてゆけなくなったために保護されている一面がありますから、動物園というより保護施設といったほうが正しいかもしれません。

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 動物たちが暮らすケージは、なるべく自然に近いものにしようと工夫されており、そういった動物園側の努力を知ると、動物を見る側の我々は多少なりともほっとする部分があります。
 今日の写真のハーピーイーグルは、小さいときからペットとして人間に飼われていたため、野生で生きてゆくための狩を親から教わっておらず、もう一人では生きて行けません。
 世界最強と言われるこの日本名オウギワシは、密猟と彼らが住む森の減少で絶滅の危機にあり、今ではとても貴重な生き物となっていますが、何とか命を繋いでもらいたいものです。
 それにしてもこのワシの足と指の異様なほどの太さはすごいですね。通常鳥のすね部分は骨と筋だけですが、このワシには筋肉があるように見えます。

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 カメラはSony α57に、レンズはSony DT 55-300。大きな写真の撮影データは、焦点距離100mm、35ミリ版換算150mm、ISO400、F4.5、1/160sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。