写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

コスタリカ自宅近くの公園の Montezuma Oropendola (モンテスーマ オラペンドラ)

 

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 今日の写真は、中米コスタリカに住んでいた頃に撮影した2枚です。当時自宅は首都のサンホセの中心部に近い住宅街にあり、それほど騒がしくも無く、といって寂しくも無い街でした。でも週末になると人通りは少なく、周辺を散歩していてもあまり人を見かけませんでした。
 多分、私たちが住宅と思っている建物は、ここが中心部に近いことから、見かけと違い事務所など職場としてに利用されていたのかもしれません。
 そんな自宅周辺の道路には並木があり、住宅には庭木、住宅地を流れる川沿いの森、また所々に公園があり緑は豊かで、街中でありながら野鳥をたくさん見ることが出来ました。

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 自宅から歩いて2分ほどの近さに、2街区ほどの広さの公園があり、そこではリスや野鳥を良く見かけることから、週末の午後にカメラを持って出かけていました。
 そんなある日に出会ったのが今日の写真の Montezuma Oropendola (モンテスーマ オラペンドラ)で、その時がこの鳥を見た初めての経験でした。その特徴的な顔と、尾羽の美しさに感動しました。
 このオラペンドラは、日本で吊り巣鳥と呼ばれるように、長さ1メートルほどの長い巣を編みます。それはとても精巧に出来ており、とても鳥が造ったとは思えないほどです。野生の能力ってすごいですね。

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 カメラはSony α700に、レンズはSigma AF70-300 Apo DG Macro。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F5.6、1/250sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

警戒心の薄かったシメ

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 岐阜市近郊にある自宅周辺の散歩が日課になっていますが、近頃は春めいて梅の花が咲き始め、今期の冬鳥たちの旅立ちが近いことを思うと少し寂しい気分になります。
 この冬に様々な鳥を思う存分撮ろうと思っていた割には、期待したほどの成果は無く、やはり日本ではコスタリカベリーズほどの密度で鳥がいるわけではないことから、鳥のいる場所に積極的に行かない限り、満足するほどの写真は撮れないのではと再認識しているこのごろです。

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 今日の写真は2日前の近所の散歩で見かけたシメで、このときは割りと近くまで寄ることができました。よほど好きな餌があったようで、私が近づいても容易に去ろうとはしませんでした。彼らを驚かさないように石の上に腰を下ろし、静かに観察しました。
 彼らは地面に降り何かを食べていましたが、その場面は残念ながら草が邪魔で写真には撮れませんでした。こうして眺めていて思いますが、シメは地味ながらも美しい体色の持ち主ですね。

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 カメラはSony α77Ⅱに、レンズはSony 70-300 G SSM。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F5.6、1/500sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。            

薄型のカメラで撮るポートレート

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 コンパクトデジタルカメラは、これまでに色々なタイプが発売されており、それらのカメラの画質や使い勝手を試すのは興味深い作業です。デジタルカメラの歴史はフィルムカメラに比べれば、はるかに短い歴史しかないのですが、これまでに発売されたカメラ機種は既に星の数ほどあります。
 世界広しといえどもこんな国は日本しかないのですが、写真、カメラ好きにはたまらない状況で、世界のカメラオタクの憧れの国となっているのだろうと想像します。

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 さて今日の写真のカメラですが、ソニーから2005年11月に発売された Cyber-shot T10 で、1/2.5の撮像素子を使った有効720万画素機で、レンズはカールツァイス銘の3倍ズーム(9群11枚)のバリオテッサーレンズを搭載しています。
 カメラの外観は携帯性を重視した薄型で、シャツのポケットに無理なく収まる大きさに小型化されています。
 このカメラで撮った二枚の写真を見てみると、特に素晴らしいといった画質ではありませんが、小さく薄いレンズを考慮すれば検討しているといえそうです。もともとがこのカメラは高画質を狙った機種ではなく、携帯性重視ですからその点は理解が必要だろうと思います。
 それを承知で言うならば、画面中央部はそれなりの解像感がありますが、隅に行くと怪しくなりますから、もし等倍で見るということであれば、画面隅の部分に主題を持ってくるのは避けた方が無難かと思います。
 また今日の写真のように人物を撮る場合、小さなレンズでは背景が思うようにぼけませんから、人物と背景を大きく離す工夫が必要かと思います。撮影場所は、岐阜市近郊の自宅のバルコニーで、背景は隣の栗畑です。
 なお今日の2枚の写真は、どちらもトリミングなしです。またこのカメラ、接写では想像以上の素晴らしい写真を提供してくれます。

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 カメラはSony Cyber-shot T10。大きな写真の撮影データは、焦点距離11.5mm、35ミリ版換算?mm、ISO 125、F4.0、1/80sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。            

ベリーズの自宅近所の Black-necked Still (ブラックネックド スティル)

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 2012年、中米ベリーズに着任して、その国の最大の都市の住宅地に決まった自宅敷地内で、次から次へと出会う野鳥や動物の、その美しさと多彩に驚きの毎日でした。
 しばらくしてこの土地に慣れ周囲の治安状況も分かってくると、自宅周辺がどうなっているのか知りたくなります。そこで色々な情報を仕入れ、週末に自宅周辺を、少しびくびくしながら散歩してみました。
 自宅周辺は住宅地であることに間違いは無いのですが、空き地や沼地が目立ち、そのせいで緑の自然が多く、野生動物をたくさん見られることが分かりました。

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 今日の写真は、自宅から少し行ったところにある空き地で、この辺り全体の標高が低いことから、土地は沼地のようになっています。後日ここでワニ(クロコダイル)を見ることになるのですが、今日はその沼地にいた Black-necked Still (ブラックネックド スティル)と、小さな写真が Northern Jacana (ノーザン ジャカナ)です。
 本当にうらやましいほどにこのベリーズ国は、街中でさえも人間の生活と野生の自然が共存しているのです。素晴らしいですね。

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 カメラはSony α57に、レンズはSony DT55-300。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F5.6、1/500sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

中米ベリーズで初めての Summer Tanager (サマー タネガー)

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 2012年に着任した中米のベリーズは、私や家族にとって初めての国で、その国の知識はほとんどありませんでした。この国で最も大きな都市は人口6万人ほどの規模で、そこにショッピングモールはなく、またアメリカのファーストフード店も一つもないのに驚きました。
 首都は1970年代の大型ハリケーンで大きな被害を受けたことから、海岸にあるベリーズシティから内陸のベルモパンに遷都されましたが、その町は人口2万人ほどの世界一牧歌的な首都といわれています。

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 そんな人の少ない国ですから、自然は豊かでした。最大の都市の住宅地に決まった自宅は、集合住宅であったことから敷地は広く、一方の隣の敷地はマングローブなどの林でした。
 この住宅に住み始めて早々、自宅敷地内で今日の写真の真っ赤な Summer Tanager (サマー タネガー) に出会いました。ベリーズの様子をまだ良く知らない頃でしたから、人の多く住む場所に、こんなにきれいな野鳥が生息していることに本当に驚いたものです。そしてこの後、ここで様々な鳥たちに出会うことになるのです。

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 カメラはSony α55に、レンズはMinolta AF 100-300 Apo。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F6.3、1/640sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。             

餌を持つ Tropical Mocking bird (トロピカル モッキングバード)

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 今日の写真は、中米のベリーズで日常において最も一般的に見ることが出来る Tropical Mocking bird (トロピカル モッキングバード)で、子育ての時期なのでしょうか、口にたくさんの餌をくわえています。
 この鳥、日本のヒヨドリほどの大きさで、体色もどこと無く似ていますが、その習性はスズメに似ていて、割と人間が住む所で生活し、子育てのための巣も人間の手が届くような所に作ります。

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 これは多分、この辺りに住む気の荒いブラックバードから雛を守るための戦略と思われます。例えば日本のツバメは人間の家の軒先などに巣を作り、カラスなどに襲われるのを防いでいますが、それと同じで、このモッキングバードも人の行きかう場所に巣を作ります。
 小さな写真で見るとおり、彼(彼女)が口にくわえているのはハエの幼虫でしょうか。我々にとっては気味の悪い生き物ですが、肉を直接食べられない彼らのとっては、ウジは貴重な蛋白源なのですね。

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 カメラはSony α57に、レンズはSony DT55-300。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F8.0、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。             

背景は中米ベリーズ屈指の海洋リゾート

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 中米の国ベリーズは、日本ではあまり知られていませんが、年間当たり国の人口の3倍に当たる100万人を越す観光客が訪れる観光国なのです。
 多くは北米からですが、その彼らが最も多く訪れる先は、世界第二位の規模を誇る、珊瑚環礁のあるカリブ海の島の海洋リゾートです。
 今日の写真の背景は、多くの北米の人たちの別荘や、中産階級の人たちをターゲットにした高級ホテルが並ぶサンペドロ島のビーチです。

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 同じ北米からの観光客でも、バックパッカーたちが集まる彼らのための、もう少しエコノミーな島は他にあり、その島とこの背景となっているの島とはずいぶんと雰囲気が違います。でもどちらの島もその美しさにはうっとりとしますが。週末に気軽に行けることが出来るこんなリゾート地は本当に魅力的です。

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 カメラはSony α55に、レンズはTamron AF18-250 F3.5-6.3。大きな写真の撮影データは、焦点距離45mm、35ミリ版換算67mm、ISO 400、F9.0、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。