写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

日本 中州のウ

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 歳を重ねると共に普段の運動量が少なくなっていくことから、日頃から歩くように心がけており、お天気の良い日は岐阜市近郊にある自宅周辺を散歩します。
 しかし、ただ歩くだけではつまらないし、写真が好きなこともあってカメラを必ず持って出かけますが、撮影の目的の被写体は野鳥であることから、レンズはいつも望遠を選びます。

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 私の通常の散歩コースは、川沿いを歩き、その後柿畑の中を横切るのですが、柿畑には冬以外に農作業の人が毎日のようにどこかにいることから、野鳥との出会いはあまり期待できません。
 野鳥との出会いは川沿いの道になるのですが、さすがに夏は鳥が少なくなります。
 今日の写真は、10月30日に川沿いの道から、川の中州にたたずむウを捕らえた3枚で、人影に気づいて飛び立って行く連続のシーンです。

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 ウはアユなどの魚を食い荒らす害鳥で、漁業に携わる人から嫌われている種類です。川にアユの稚魚を放流する頃から友釣りりの解禁の頃まで、川岸から川岸に糸を張り、ウの被害を防いでいます。
 私は常々、人と野生動物との共存が理想と考えているのですが、現実は難しい問題がたくさんありますね。

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 使用機材のカメラはSony α77Ⅱに、レンズは Sony 70-300 SSM G 。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F7.1、1/800sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

日本 背景は紅葉の上大須ダム

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 11月に入っていよいよ秋が深まってきた感があります。
 岐阜市近郊の自宅周りは紅葉というにはまだ早いのですが、少し標高の高い本巣市根尾の奥にある上大須ダムあたりだともう始まっているのではないかと思い、今日出かけて行きました。
 上大須ダムは、通常の上流から流れてくる水を貯めて、下流でその水圧を利用して発電する方式ではなく、高低差のある大きな池を二つ作り、夜の余る深夜電力を利用して水を上の池に吸い上げ、より電力が必要な昼の時間帯に、上の池から下の池に水を流し発電する方式をとっています。

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 ですから、上流からの大量の水を必要としないで、いったん貯めた水を何度も再利用しますから、蒸発や漏れなどのロスをカバーできるだけの水が、下の池に流れ込めばいいわけで、水に対する効率がいいのではと思います。
 更に水を上の池に吸い上げるエネルギーは、夜の余っている電力を利用し、昼の必要時にその水を落として発電しますから、まさに電池のような役割を果たす訳で、この点でも効率がいいのではないでしょうか。これは素晴らしいアイデアだと思います。
 さてそのダム湖の紅葉ですが、既にきれいに色づいており、特に遠くの山が素晴らしいのですが、それが湖面に映り、とてもきれいでした。
 ここは一般にまだ知られていないせいか、訪れる人は少なく、その点は少し寂しいのですが、一方で人目を気にすることなく写真を思う存分撮ることができました。

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 使用機材のカメラはOlympus Pen Lite E-PL3、レンズは M ZUIKO DEGITAL 14-42mm。大きな写真の撮影データは、焦点距離20mm、35ミリ版換算40mm、ISO 200、F7.1、1/200sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。 

ベリーズ 都市や郊外で出会う野鳥たち

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 今日の写真は、中米の国ベリーズの最大の都市ベリーズシティから車で20分ほどの郊外にある、都市に最も近いリゾートホテル周辺の道路端で見かけた野鳥たちです。
 この国は熱帯地方に位置し、国土のほとんどが平野で、雨が多いことから湿地と緑深いジャングルが多く、野生の生き物たちの宝庫となっており、国中のどこへ行ってもトロピカルな動植物に出会うことができます。

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 ベリーズシティの繁華街でさえもたくさんの生き物たちを見られるのですから、郊外は更に多くの生き物たちが生息しています。
 上の大きな写真は、この国で最も一般的なキツツキ Golden-fronted Woodpecker (ゴールデンフロンテッド ウッドペッカー)で、街路の電柱に巣穴を作り営巣します。この国の電柱は総て木製ですからこんなことができるのですが、初めて見たときは驚きました。頭の赤色が良く目立つ美しいキツツキで、これが街中に住んでいるのですから、それだけでも驚きです。

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 2枚目の写真は、この国で最も一般的な種類の、日本のスズメのような存在のシードイーター(種食い鳥)で、いつも草むらで集団で草の実をついばんでいます。オスとメスは体色が違い、これはメスです。
 そして3枚目は、熱帯地方の野鳥を代表するインコの仲間で、これもインコの中で最も数の多い種類です。このインコも街中で多く見かけ、繁華街近くでも彼らの好物の木の実がなる時期には集団で訪れる様を見ることができます。
 この国に住んでみると、人間と野鳥の距離の近さに驚き、感動し、そしてそんな関係にあこがれてしまいます。

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 使用機材のカメラはSony α57に、レンズは Sony DT55-300。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F5.6、1/250sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。 

ベリーズ 自宅庭を毎日訪れる Hooded Oriole (フーディッド オリオール)

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 中米のベリーズに長期滞在していた頃、自宅はこの国最大の都市ベリーズシティの住宅地にありました。最大と言っても街の規模は小さく、また街中と言えども多くの自然が残っています。
 自宅敷地はタウンハウスや集合住宅があって広く、中央には大きな魚やカメが住む池までありましたが、庭木は少なく、少し閑散とした印象でした。

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 ところが、そんな樹木の少ない敷地でしたが、様々な種類のたくさんの野鳥が訪れることに、この住宅に住み始めた当時驚きました。
 そんな野鳥の中の一つが今日の写真の Hooded Oriole (フーディッド オリオール)でした。

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 このオリオールに限らず、他の野鳥たちもたいてい毎日ここを訪れ、樹木や敷地内の街灯についた虫でしょうか、丹念に探します。ですからこの敷地から出なくても、ここでかなりの数の種類の野鳥撮影ができてしまい、それら敷地内の野鳥の写真をこのブログ上でご紹介してきています。今日のこれらの写真も敷地内で撮影したものです。
 大きな写真のオリオールはメスで、美しい黄色の体色を持っていますが、オスは3枚目の写真の通り、さらに美しい目の覚めるようなオレンジ色と黒色のツートンです。

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 使用機材のカメラはSony α57に、レンズは Sony DT55-300。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F6.0、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。 

背景は里山の今年最後のコスモス

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 今日の写真は今から少し前、10月9日にコスモスを名残り惜しんで撮った一枚です。
 岐阜市近郊にある自宅周辺は、根尾川の流れの両側に水田や畑などの農地が広がっており、その背後には比較的低い山が連なっていますから、最近の言葉でいう里山地方だと思います。

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 作物はコメのほかに特産の富有柿の栽培が盛んで、丁度今は収穫の時期に当たり、近くにある道の駅に多く並べられ、毎日これを求めて沢山の客が訪れます。産地直売ですから品質が良く、スーパーで求めるよりだいぶ安いのではと思います。
 柿の他には今イチジクが多く並べられており、これは私の好物ですからよく買ってきます。つい最近まで梨も並んでいました。
 さて写真ですが、この日は陽射しがなく、発色がいまいちなのが残念です。コスモスを撮るには、コントラストが上がり、美しい発色をする直射日光が一番です。またこの時は既にコスモスの盛りが過ぎており、多くの花が既に散っていました。

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 下の2枚目は、この散歩の途中で撮った野生の花ですが、中にはこんなに立派な種類もあるのですね。背後に写っているススキが逆光で美しくぼけています。3枚目も野草ですが、とても小さなつぼみでした。

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使用機材のカメラはSony α77Ⅱに、レンズは Sony 70-300 SSM G 。大きな写真の撮影データは、焦点距離75mm、35ミリ版換算112mm、ISO 400、F7.1、1/320sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

セントルシア マリーナのパノラマ

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 カリブ海の島国セントルシアは、かつてはサトウキビ栽培が主力産業で、その後バナナ栽培に移ったのですが、そのバナナもイギリスでの優遇制度の終焉でこれまでの成長が見込めず、また労働力の確保も難しくなっていることから、産業の主力は観光に移りつつあります。
 しかしカリブ海には多くの似たような島があり、観光客誘致の競争は激しく、どの島国も自国の特徴を出そうと懸命ですから、簡単に成長という訳にもいきません。

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 そんな中でセントルシアの大きな特徴の一つは、東カリブ諸島随一の規模を誇るヨットハーバー(マリーナ)を持っていることです。そのマリーナの設備は行き届いており、いつもたくさんの海外からのヨットが停泊しています。
 カリブ海を訪れる観光客の交通手段は様々で、大型クルーズ船、航空機、個別のヨットやクルーザーなどですが、セントルシアを訪れる観光客の足で最も多いのが、大型クルーズ船です。下の写真がそれで、首都のカストリーズやロドニー湾内に停泊します。
 このクルーズ船、ハイシーズンの多い時には一日に5隻も寄港し、その時の港の景観はすごいもので、また街中には観光客が溢れます。この時ばかりは国内ツアーの車やタクシーが大忙しで、商売繁盛となります。
 今日の写真はマリーナの一部で、海外からのヨットが入れ代わり立ち代わり、一年を通じて停泊していますが、セントルシアはカリブの国らしく、こうして個人のヨットでこの国を訪れる観光客も多いのが特徴です。

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 使用機材のカメラは CANON Power-shot Pro1。大きな写真の撮影データは、焦点距離14.2mm、35ミリ版換算58mm、ISO 不明、F4.0、1/1,250sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。
 今日の写真は少し幅の広いパノラマサイズでお送りしていますが、それにしてもこのカメラの描写は素晴らしいですね。

 
 

日本 今シーズン初めてのエナガ

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 今日の写真は、今シーズン初めてのエナガの10羽ほどの群れを捕らえた2枚です。
 岐阜市近郊にある自宅は、東隣が栗畑になっており、そこにはいろいろな野鳥が訪れます。そしてうまい具合にその栗畑に面して自宅バルコニーがありますから、そこは家に居ながらにして野鳥撮影ができる格好の場所となっています。
 エナガは移動する際に小さくはあるのですが、チィッ、チィッと鳴き交わしながら枝から枝に飛びますから、周りが静かであればこの音が聞こえ、エナガが近いことが分かります。

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 今日は台風22号の接近で朝から雨が降り、暗く肌寒い日でしたが、エナガたちは雨の中で、時々枝の上で羽を震わせ水滴を払いながら元気に餌探しをしていました。
 エナガの体色は黒白に近いツートンで派手さはありませんが、そのかわいらしい体型は見る者を和ませてくれます。
 もうエナガを見る季節になったのですね。そういえば先日はジョウビタキを見かけました。冬鳥は既に日本に来ているのです。

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 使用機材のカメラはSony α77Ⅱに、レンズは Sony 70-300 SSM G 。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 1,600、F5.6、1/500sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。