写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

日本 郡上八幡の遊童館

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 岐阜県郡上八幡には色々な見どころがあり、それが歩いて回れる距離にありますから、日帰りで十分に楽しめます。
 この街の一番の魅力は私は何といっても、懐かしい風景である昔ながらの町並みの中で、人々が普段通りの生活をしているその様子を見て歩くことができることです。
 その点は、街の大きさが違いますが、近くの高山も同じなのです。でもあちらは観光地としてそれが前面に出ており、それはそれで楽しいのですが、郡上八幡はもっと地味な感じでそれがまた旅情を誘うのです。

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 郡上八幡を訪れた際に是非お勧めしたいのが、今日の写真の彫刻が展示されている遊童館です。カタログには水野忠雄心のミュージアムとあります。
 展示内容は折紙、切紙、紙人形、絵画、木ぼっくり、木彫などで、そのどれもが素晴らしく芸術性に溢れており、見ていて楽しくなります。
 今日の写真の木彫2点も心和むような独特の作風であり、どこかしら小年時代を思い出すような懐かしさがあります。ここは郡上八幡で一番のお勧めポイントです。

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 使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは、焦点距離116.9mm、35ミリ版換46mm、ISO 400、F3.2、1/60sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

ベリーズ 背景はクルックドツリー野生生物保護区の田舎道

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 中米のベリーズに住んでいた頃、住まいはこの国最大の都市であるベリーズシティの住宅地にありました。
 その頃の週末の日課として、日曜日は自宅周辺の散歩をするのですが、その前日の土曜日は車で地方の好きな場所に出かけ、バードウオッチングやピラミッドのある遺跡を登るなどして過ごしました。

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 土曜日に出かけた場所は大抵決まっており、アルツンハ遺跡公園、ベリーズ動物園、ホエザルのいる郊外、そしてクルックドツリー野生生物保護区でした。
 クルックドツリー野生生物保護区内には大きな湖があり、シーズンには国境を越えて周辺から、何万というたくさんの野鳥たちが集まり、そしてその様子を見ようと世界中から観光客が集まります。

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 しかしシーズン以外は閑散とした普通の田舎に戻り、他のベリーズの田舎と大して変わらないのですが、でもやはり湖があるだけに野鳥が多いような気がします。ですから我々はシーズン以外でもこの保護区を訪れていたのです。
 写真は湖に囲まれた集落の中で、緑が濃い中に未舗装路が走っています。こんな道を歩くと何かしら野鳥に出会うことができます。
 2枚目はその時に見かけた、特に珍しい鳥ではないトロピカルキングバード、3枚目は路傍に咲いていた花ですが、色の組み合わせが美しいですね。

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 使用機材のカメラはSony α77Ⅱ、レンズは SONY 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。大きな写真の撮影データは、焦点距離70mm、35ミリ版換算105mm、ISO 400、F6.3、1/250sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

ベリーズ 道端の White-collared Seedeater (ホワイトカラード シードイーター)

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 今日の写真は中米ベリーズで、都市部でも日常生活の中でごく普通に見られる野鳥 White-collared Seedeater (ホワイトカラード シードイーター)です。彼らは大抵は小さな群れで、道路端や空き地などの雑草の種を食べているのをよく見かけます。
 シードイーターの名前の通り、くちばしが写真をご覧になれば分かるのですが、厚くがっちりとしており、硬い種を砕くのに都合よくできていいるようです。

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 彼らは人間が生活している社会の中に溶け込んでいることから、日本のスズメを想像しますが、スズメに姿がよく似た野鳥 House Sparrow (ハウススパロー)は別に存在しています。でも彼らを見かけるのは国の南部で、この国最大の都市のある国の中部では見かけたことがありません。日本ではスズメは全国にいるのですが、これはちょっと不思議です。
 写真の個体はメスで、オスの体色は茶色がなく、全くの白黒のみです。よってホワイトカラードの名前が付いているのかもしれません。
 この鳥の特徴は、オスが電柱等の高い所に停まり、とても哀愁のあるさえずりをすることで、それを聞くととても寂しい気持ちになります。

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 使用機材のカメラはSony α77Ⅱ、レンズは SONY 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F5.6、1/500sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

日本 岐阜市河原町の景色

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 岐阜市内には今でも古い町並みが少しではありますが残っています。でもさすがに都市ですから、田舎に比べて開発は早く、次々と新しく建て替えられますから市内には多くありません。
 そんな岐阜市内で最も有名なのが今日の写真の、長良川沿いにある河原町で、ここでは町並み保存を目的として整備されていますから、今後もこの状態が続いてくれるのではと期待できます。

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 1枚目の写真の古い家が並ぶ中で、赤い昔ながらのポストが使われていますが、古い中ではやはり古いものが似合いますね。
 河原町の古い町並みの通りは長さが約500mほどで、その間には電柱がありませんから、景色がすっきりしており、昔の面影をしのぶことができます。
 ただ残念なのは、多くの家は商店にはなっておらず、中には入れませんから家を外から眺めるしかありません。その点美濃市のうだつのある古い町並みは商売に使っている家が多く、中をのぞける楽しみがあります。
 この町並みの北の端は、2枚目の写真にある鵜飼い乗り場に当たります。長良川と言えば夏の鵜飼いが有名ですが、シーズンになると海外からもたくさんの観光客が訪れます。その時に鵜飼いだけでなく、こうした伝統的な古い町並みがあれば、日本の建築文化なども楽しめるわけですから、今後も保存されることを祈っています。

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 使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは、焦点距離19.7mm、35ミリ版換54mm、ISO 500、F4,0、1/400sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

日本 散歩コースの木の花

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 岐阜市近郊にある自宅近くを散歩していると、四季それぞれの特徴的な風景や植物、動物を目にします。
 秋の紅葉に彩られた野山や、赤い彼岸花の咲く小道は、何物にも代えがたい日本の故郷そのものを想起させ、冬の雪景色の中では、餌を探す多くの生き物たちに出会うことができます。

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 春になると桜が一斉に咲き始め、厳しかった冬を過去の思い出にしてくれます。そして初夏、あちこちの草や木々が花をつけ、ああこんな花もあったのだと改めて植物の多様さに毎年驚きます。
 今日の写真は、今年6月6日に撮った自宅周辺の散歩コース上にある木で、木いっぱいに白い花をつけていますが、こんなに咲いて、これの蜜を余すところなく集められるだけのミツバチや虫がいるのだろうかと、変なことを心配してしまいます。

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 この花をつけている木は、冬にイカルやカワラヒワが餌探しの合間に一服する場所で、これまで多くの彼らの写真を撮りました。アオゲラヒレンジャクが来たこともあります。

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 使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは、焦点距離220mm、35ミリ版換600mm、ISO 500、F4,0、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

 

 

日本 谷汲花桃園のキセキレイ

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 先日5月15日に、岐阜市郊外にある自宅から車で10分ほどの所にある谷汲山華厳寺に行ってきました。
 ここは参道が長く、また境内もある程度の道のりがあり、最後に急な階段があることからることから、十分とは言えませんが歩くには丁度いい所です。
 それに参道の両脇には茶店や土産物屋が並び、それを覗きながら歩くのも楽しいのです。
 その華厳寺の参道の手前に、かつての名鉄谷汲駅の跡が残されており、そこには現在昆虫館が建っていますが、その駐車場の奥に花桃がたくさん植えられた公園があります。

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 その公園で野鳥によく出会うことから、いつもその駐車場に車を停めて公園を通り、参道に出るようにしています。園内ではこれまでにイカルやアオゲラを間近で見ており、いつも期待をしながら公園に入ります。
 この日もやはり間近で鳥を見ることができました。写真のキセキレイは決して珍しい種類ではありませんが、でも今までこんなに近くまで寄れたことはありませんでした。
 近くで撮れたことから、改めて黄色の美しい鳥であることが分かり、それに背景が良かったことから、日陰ながらも綺麗な写真になりました。
 下の写真は公園内の花桃の木で、どの枝にもたくさんの実がついていました。

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 使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは、焦点距離220mm、35ミリ版換600mm、ISO 500、F4,0、1/250sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

ベリーズ 花と蝶

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 中米の国ベリーズは熱帯地方に位置することから、温帯気候である日本では見られない野鳥が多いのですが、それは鳥類だけに限ることではなく、昆虫や植生にも言えることです。
 植物に関して、普段の生活における景色が日本と最も違うと思うのは、視界の中に常にヤシ科の木があることです。このヤシの木は熱帯地方のイメージが非常に強く、この木が目に入るだけで景色がトロピカルな印象になるのです。

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 それともう一つは、日本ならどこでも必ず見られるスギやヒノキが全くないことで、これが熱帯での景色の大きな違いだと強く感じます。海外から久しぶりに日本に帰ってくると、景色の中のスギ、ヒノキの多さに驚きます。
 さて昆虫に関してですが、普段の生活の中で最も目につく昆虫の一つ蝶は、これもやはり日本と大きく違います。
 名前が分かりませんが、今日の写真の蝶に代表されるように、全体的に体が大きく色が濃いように思われます。その象徴なのがモルフォチョウで、青紫に輝く羽はとても力的です。この蝶、特別な存在ではなく、ベリーズでは普通に見られます。

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 使用機材のカメラはSony α77Ⅱ、レンズは SONY 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F7.1、1/800sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。