昨日に続いて名古屋城の話題です。天守閣は鉄筋コンクリ―ト製でもちろんオリジナルではありませんが、外観はオリジナルを再現しています。その天守閣に近づき、そして中に入ると分かるのですが、その大きいこと、本当に驚きます。オリジナルは当然木造だったのですが、にわかには信じられません。感覚としては奈良の大仏殿以上の規模ではないかと思われます。
丁度我々がこの名古屋城を訪れた日に、名古屋市議会は天守閣を木造で再現することを決めたそうですが、これは木造としては平成の大工事になることでしょう。2022年の完成を目指すということで、その雄姿が今から楽しみです。でも、これを300年以上も前に機械なしで作っていたのですから、その技術力とエネルギーには本当に驚きです。
さて今日の写真ですが、名古屋城東門から入り、天守閣に向かう途中で見かけた石垣ですが、昨日も書いたとおり、機械もなしでどうやってこんな巨大な石を積んだのでしょうか。写真でご覧の通り、隅の線がきれいに出ています。ちっとやそっとでは動かない石をどうやってこんなにきれいに積むのでしょう。その労力たるや想像以上ですが、世界にはこれよりもっとすごいのがたくさんあるのですから驚きです。
ペルーのクスコでは、はるかに古い時代に、更に巨大な石が複雑に積まれていますから、できればそれを一度見てみたいものです。
カメラはCanon Power-shot S95 。大きな写真の撮影データは、焦点距離7.5mm、35ミリ版換算 37mm、ISO200、F5.0、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。