写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

タンポポとベニシジミ

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 岐阜市近郊の自宅近くの散歩を、天気さえよければ毎日続けているのですが、近頃野鳥を見る機会はめっきりと少なくなっています。桜の時期に、散歩道上に咲いている花に来るのではとメジロを期待したのですが、結局見られませんでした。

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 花が散ってしまった今、カラスやトビ以外で見られるのはモズと、もうすぐ北に帰るツグミくらいです。ですから近頃は上を見るのではなく、どちらかというと足元の草花を見て歩きます。今はタンポポがいっぱい咲いていますから、その花に来る虫を撮る機会が多くなっているのです。

  今日の写真は、赤色が美しいベニシジミで、花の黄色に映えて美しいですね。この写真、等倍でお見せできないのが残念なほどにきれいに写っています。古い望遠マクロレンズですが、素晴らしい描写を見せてくれます。

 下の小さな写真は、散歩道に咲き始めたシャガですが、野草とは思えないほど大きくあでやかな姿ですね。

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 カメラはSony α77Ⅱに、レンズは Sigma AF300mm Apo Tele Macro。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F6.3、1/1,600sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。 

呼び出されたウグイス

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 岐阜市郊外にある自宅地周辺を、天気の良い日はカメラを持って散歩しているのですが、何時も野鳥に会えるわけではありません。

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 でも桜の時期になると野山でウグイスが鳴き始めますから、そのウグイスを誘い出せば写真を撮るチャンスを作ることができます。私はこれまでの経験で、ウグイスは好奇心が強く、彼らの興味を引くことをすれば、彼らからこちらに近づいてくることを知っています。

  散歩道を歩いていて近くでウグイスの声が聞こえると、私は口笛でウグイスの鳴きまねをします。すると何度かに一度は、ウグイスがその鳴きまねに反応して応えるかのように鳴き始めることがありますから、彼自身がこちらに近づいてくるまで鳴きまねを続けるのです。

 こうして誘い出して撮ったのが今日の写真で、ウグイスとの距離は5m前後でした。彼は声は聞こえども鳴き声の主が見当たらず、あちこちキョロキョロしていました。それがまさか人間だとは思いもよらなかったことでしょう。

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 カメラはSony α77Ⅱに、レンズは Sigma AF300mm Apo Macro。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F5.6、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

LUMIX LC5で撮るカリブ海でのポートレート

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 今日の写真は、パナソニックから2001年に発売されたデジタルカメラで、2008年に撮った二枚です。

 このカメラは1/1.76インチのCCDの401万画素センサーを使用し、レンズはライカDCバリオ・ズミクロン F2.0~2.5の、明るい大口径3倍ズームが使われるという高級機仕様で、そしてボディ背面には、2.5インチ20万画素の、当時としては大きなサイズの液晶モニターを備えていました。パナソニックとしては当時の持てる技術を惜しみなく投入した一台と言えます。

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 値段は発売当時の店頭価格が9万円前後だったと思いますが、この値段、決して安くはないけど買えないほどではないといったところでしょうか。ライカ銘のレンズが付いていると思える人にはリーズナブルだったかもしれません。

  このカメラで風景や人物を撮ってみると、ピント精度は高く、解像力も悪くありませんが、発色に関しては違和感を感じます。でもこれは現在の目で見る評価であって、当時のライバルと比べれば評価されていましたから、決して悪くはないと思います。

 現在このカメラを使ってみると、高感度画質、ラチュードの狭さ、液晶モニターの見にくさが気になり、当然ですが古さを感じます。でもこうした古い機械を駆使して楽しむのも写真の醍醐味の一つですね。

 撮影場所はカリブ海の島国セントルシアで、美しい景色とカリブ海での海水浴が楽しめる、この国の有名観光スポットの一つ、ピジョンアイランド国立公園です。

 下の小さな写真は、公園内にある二つの丘のうちの高い方から砦のある丘を見た景色で、その砦の石壁の上に座っているのが上の大きな写真です。

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 カメラはPanasonic Lumix LC5。大きな写真の撮影データは、焦点距離9.7mm、35ミリ版換算?mm、ISO 100、F5.8、1/412sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

自宅庭に来たホオジロ

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 岐阜市近郊にある自宅近所を散歩しても、野鳥に出会う機会がめっきりと少なくなったこの頃ですが、昨日散歩から帰ってくると、自宅庭にホオジロが来ているのに遭遇しました。オスとメスのつがいで地上の何かをついばんでいます。野草の落ちた実でしょうか。幸い彼らはまだこちらの存在には気づいていない様で、エサ採りに夢中でした。

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 気づかれないように少しづつ近づき、とても身を隠せるほどではない、幹の直径が15㎝程の小さな桜の木の陰でカメラを構えますが、これでも鳥たちの目をごまかせるようで、彼らは私に気づかない様子です。

  以前何かの本で読んだのですが、鳥が人間を認識するのは人のシルエットだそうで、よって、それがたとえ細い幹でも木の陰に隠れれば、鳥は人を認識しにくくなるのではないでしょうか。

 幹から身を乗り出して撮影していると、最初にこちらに気づいたのはメスで飛び立ちましたが、オスはそれでもエサ採りをしていました。オスの方が警戒心が低いのでしょうか。

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 カメラはSony α77Ⅱに、レンズは Sigma AF300mm Apo Macro。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F5.6、1/1,250sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

 4月27日掲載の記事で、この望遠マクロレンズは遠景のピントが甘いのではないかと書いたのですが、多分それは私の間違いで、ピントが甘いのは手振れのせいだと思いますので訂正しておきます。 

セントルシアの貿易風の吹く丘にて

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 カリブ海の島国セントルシアは、東インド諸島のうちの一つで、国土面積は日本の淡路島ほどしかありませんが、熱帯地方に位置することから気候は温暖で、一年を通じて観光客が特に欧米からたくさん訪れます。

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 この島は火山活動でできたことから、島中央部には山岳地帯があり、一部は深い熱帯のジャングルとなっていますから、美しいカリブのビーチはもちろんですが、小さな島でありながら同時にジャングルツアーを楽しむことができるのが特徴です。

  今日の写真は、この島でも有数の観光スポットのうちの一つで、小高い丘と美しいビーチ、そしてかつてイギリス軍が、島の防衛のために造った砦の遺跡がある、島北部のピジョン国立公園の中で撮った二枚です。

 大きな写真の背景は、晴れた日には隣のフランス領マルチニーク島が見えるカリブ海ですが、一年中北西の貿易風が吹いていることから、波は静かではありません。この丘の上は風が非常に強く、帽子をかぶっていられません。

 小さな写真は、砦から小高い丘を撮ったもので、中央の丘の頂上が大きな写真の場所です。今から思うとこの島、本当にこの世の天国のようなところでした。

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 カメラはNikon Cool Pix 5400。大きな写真の撮影データは、焦点距離7.2mm、35ミリ版換算35mm、ISO 50、F6.7、1/sで274した。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

虫をくわえるモズ

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 山にはまだちらほらと新緑の中に桜が残っていますが、里では花が散ってしまったある日のこと、岐阜市近郊にある自然豊かな自宅近所を、カメラを持っていつもの様に散歩していると、近頃同じ場所でよく見かけるモズのつがいに、今回もやはり出会いました。

 

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 オスのモズは警戒心が強いのか、10m以内には近づけませんが、メスはいつも、かなり近づいても威嚇と思われる鳴き声を鋭くするだけで逃げようとしません。この近くに子育て中の巣か、あるいは雛がいるのではと思っています。

 でもこの日は、オスよりメスの方が遠くにいたので変だと思ったのですが、その理由が分かりました。写真の通りメスは丁度狩りをして帰ってきたところで、口に獲物くわえています。下の小さな写真を見てみると、それは今あちこちで見られるミツバチのようです。

 春になった今、ミツバチたちは花から花へと蜜を集めるのどかな風景が見られるのですが、その一方でこうして野生の生存競争が繰り広げられているのですね。厳しい世界です。

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 カメラはSony α77Ⅱに、レンズは Sigma AF300mm Apo Macro。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F5.6、1/1,250sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。 ところでこの望遠マクロレンズ、近接描写はピント、発色とも素晴らしいのですが、遠景では逆にピント、発色とも今一つのように感じます。

背景は岐阜公園の噴水

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 今月25日に久しぶりに岐阜公園に行ってきました。ソメイヨシノはもう完全に散ってしまっていたのですが、八重桜はまだ満開を過ぎたあたりで、未だには花見が楽しめます。

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 岐阜公園はかつては動物園でもあったのですが、今は庭園をメインとした公園で、昔に比べると寂しくはなっていますのですが、全国的に有名な名和昆虫館がまだ健在であるのは救いです。

  我々が訪れた日はたくさんの小学生たちが遠足に来ており、とても賑やかで、かつては自身がやはり学校の遠足でここに来た当時のことを思い出しました。

 岐阜府公園の入り口には丸い噴水があり、周りにはチュ―リップがきれいに咲いて今がちょうど盛りでした。この美しさに誘われて撮ったのが今日の二枚です。

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 カメラはSony α7Ⅱに、レンズは Tamron 28-75 F2.8XR Di SP。大きな写真の撮影データは、焦点距離50mm、35ミリ版換算50mm、ISO200、F4.5、1/320sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。