写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

背景は岐阜市河原町

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 岐阜市長良川の鵜飼いが有名で、海外からの人も含め、毎年多くの観光客が訪れます。外国人にとって、野鳥を使って漁をするというのは信じがたいことだと思いますが、それが実際に見られるのですから、興味深いことと思います。

 その鵜飼舟乗り場に近い場所に、岐阜市ではもう数少なくなってしまった古い町並み保存されている河原町があります。保存と言ってもただ飾ってあるだけでなく今でも人が住んでおり、商売も営んでいます。

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 この河原町、とても日本的な情緒を味わえますから、鵜飼観光の時にはぜひとも散策していただきたいと思います。

  写真はその河原町で撮った2枚で、大きな写真の背景になっている古い家屋に、岐阜名産の提灯が飾ってあるのがいいですね。

 下の小さな写真は同じく河原町で、古い町屋がきれいに揃っている一角です。現在もこの古い建物に住み続けるのは何かと大変かと思いますが、貴重な文化遺産としてぜひとも長く残してもらいたいと思います。

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 撮影機材のカメラはSony α7Ⅱに、レンズは Tamron 28-75 F2.8XR Di SP。大きな写真の撮影データは、焦点距離75mm、35ミリ版換算75mm、ISO320、F8.0、1/250sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

ベリーズ動物園の Plain Chachalaca (プレイン チャチャラカ)

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 中米ベリーズは、国土面積に対して人口が少なく、また開発もあまり進んでいないことからでしょうか、豊かな自然が今でも多く残っており、普段の日常生活の中でも野生の世界を身近に感じられる国です。

 その野生の一つである野鳥たちは、都市の中にもたくさん生息しており、その種類の多さと数に驚かされます。

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 考えるに、ベリーズの野生にとってこの国最大の都市ベリーズシティでも、自然のスケールからすればそれははちっぽけな存在であり、野生の世界にすっぽりと飲み込まれてしまっているのでしょう。ですから野鳥たちは、郊外の緑濃い環境と都市部との違いを意識していないのではと思います。その良い例として、街中の電信柱にキツツキが巣を作るくらいなのです。

  今日の写真は、ベリーズ唯一の動物園で撮った Plain Chachalaca (プレイン チャチャラカ)で、この動物園に住んでいるのではと思うくらいによく見かける種類です。

 彼らは動物園で飼われているのではなく野生ですが、人を全くと言っていいほど警戒せず、その警戒心の薄さはニワトリ以上です。気が強いのか、ずうずうしいのか、逆にこちらが心配するほどにフレンドリーなのです。

 彼らをここでよく見かける理由は、園内で飼われている動物たちの餌が目当てなのですが、そんな毎日の食事の習慣が彼らを大胆にさせているのでしょうか。

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 使用機材のカメラはSony α55に、レンズは Minolta AF100-300 Apo。大きな写真の撮影データは、焦点距離180mm、35ミリ版換算270mm、ISO 800、F5.6、1/250sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

ベリーズの自宅敷地の Squirrel Cuckoo (スキレル カックー)

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 中米のベリーズに着いてまず驚いたのが自然の豊かさで、街中でも大きなイグアナが見られ、空にはインコが飛び交い、グンカンドリが舞い、海岸ではペリカンが海にダイブする姿に驚きました。

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 我が家がこの国最大の都市の住宅地内に決まり暮らし始めて見ると、その敷地内で様々な野鳥に出会い、それらがほぼ例外なく人を恐れないことから、日本では考えられないほどの近距離から写真が撮れることに驚きました。

  この国に着いて3か月後、自宅敷地隣のマングローブなどが自生している雑木林に今日の写真の Squirrel Cuckoo (スキレル カックー)が現れました。

 この鳥を自宅べランダで発見し、リスかと思いカメラを持って隣地の林に近づいたところ、これがカッコーであることが分かりました。自宅でカッコーがみられるとは本当に驚きです。

  更には、私が彼に近づいたにもかかわらず、彼は気にする風でもなく、これまで通り枝から枝へ餌探しに夢中で、人間が近づいたことなど全く眼中に無い様子でした。

 この国では、街中でも様々な野鳥を見ることができ、またその鳥たちが人間を怖がらず写真を撮らせてくれるのですから、こここそバードウオッチャー天国だと思いました。

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 使用機材のカメラはSony α55に、レンズは Minolta AF100-300 Apo。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 800、F8.0、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

オールドレンズの実力 Minolta AF35-105 F/3.5-4.5

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 ミラーレスのフルサイズセンサーカメラが登場して、フィルム時代のレンズが画角をそのままに、アダプターさえあれば総て、更にはそれが手振れ補正付きで使えるのですから、カメラマンにとって、これはまさに夢の実現という他ありません。

 それに、カラーフィルムであれば、その仕上がりは、自分で焼くほどのマニアでない限りDPE店に任せるしかなかったのですが、現在のデジタルであればモニターで、オリジナルから自身で如何様にも後処理ができます。

 ということは、個々のレンズが持つ特徴を、後処理されたDPE店の写真でなく、撮って出しのオリジナル画像で確認することができるということです。これはレンズ好きのカメラマンにとってはこれ以上ないプレゼントと言えそうです。

 今日の写真はフルサイズセンサーカメラで、昔のレンズを使用した作例です。このレンズ、今では値段もつかないような不人気のレンズですが、どうですかこの描写。

 日が傾いた午後の光の雰囲気が良く描写されており、人物はくっきりと背景から浮き上がり、素晴らしい臨場感を感じさせてくれています。今ではだれも見向きもしませんが、これがこのレンズの真の実力なのです。

 このフルサイズミラーレスカメラ、昔の様々なレンズに命を吹き込む魔法のカメラと言えるのではないでしょうか。

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 下の小さな写真は、上の写真を撮った後の散歩の帰り道、柿畑の中で出会ったキジですが、レンズが標準ズームでしたからこの程度にしか撮れませんでした。

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 撮影機材のカメラはSony α7Ⅱに、レンズは Minolta AF35-105 F/3.5-4.5。大きな写真の撮影データは、焦点距離90mm、35ミリ版換算90mm、ISO320、F5.6、1/160sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

グミを狙って庭に現れたサル

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 岐阜市近郊にある自宅は豊かな自然に囲まれ、四季の美しい移り変わりの中で暮らすことができますが、野生動物との遭遇も多いところです。

 今日の写真は、現在自宅庭のビックリグミがたわわに実り、そのグミを狙って現れたニホンザルです。これは昨日の写真ですが、同日に二回にわたって現れており、時間は1回目が正午過ぎと、2回目は陽が西に傾いたまだ明るい時間でした。

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 最初の目撃は、サルがグミの木の下で、開けた和室の窓を見ている場面で、家の中の我々の動きを警戒しているようでした。我々がサルに気付いてが窓に近づくと、慌てることなくゆっくりとグミの木を離れ栗林を横切り、その向こうの杉林の方向に歩き中に入りました。

  二回目はグミの木の枝が突然揺れて音がしたことから、サルであると直感し、カメラを持ってバルコニーに出たところ、サルはこちらを振り向きながら、悠々と歩いて林の中に入っていきました。大きな写真はその時の様子です。現れたのは2回とも同じ個体と思われる1頭のみでした。

 下の小さな写真は、大きな写真とは別の場面で、顔つきからはそれほど若くないような気がします。

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 もう一枚は今現在のグミの様子です。この赤い実はサルにとっても魅力的に映るのでしょうね。

 撮影機材のカメラはSony α7Ⅱに、レンズは Tamron 28-75 F2.8XR Di SP。大きな写真の撮影データは、焦点距離75mm、35ミリ版換算75mm、ISO320、F4.5、1/100sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

背景はベリーズのアルツンハ遺跡のピラミッド

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 南米ベリーズはメキシコに隣接するユカタン半島にあり、かつてのマヤ文明が栄えた場所で、その遺跡があちこちにたくさん残っています。

 土地は熱帯地方に位置し、毎年雨季にはハリケーンが襲来しますし、またたくさんの雨を降らせることから、国土は熱帯雨林におおわれています。

 よって開墾された土地でも長い間人間手が入らなければ、そこは樹木に侵食され、しばらくすれば緑に覆われてしまいます。

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 マヤ文明はたくさんの遺跡を残しましたが、彼らの時代が終わり、それが長い間放置されたことから、今ではそれがピラミッドであるかさえも分からないほどに緑に覆われている遺跡が数多くあります。

  今日の写真は、ベリーズ最大の都市から車で1時間ほどの所に位置するアルツンハ遺跡で、背景にはきれいに復元されたピラミッドが写っています。このピラミッドからは埋葬された遺体と共に、現在ベリーズの国宝級の扱いを受けているヒスイの頭部彫刻が発掘されました。でもそれは残念ながら一般公開されていません。

 ところでモデルの女性の目線が上空を向いていますが、その先には下の小さな写真のインコがいました。この国ではもっとも一般的な種類で、街中でもよく見かけます。背中の緑色が美しいですね。

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 エジプトのピラミッドは四角推の単純な形ですが、マヤのピラミッドは下の小さな写真にある通り、複雑な形をしています。ガイドによれば、ピラミッドは王の住居だったとのことですが、毎日の登り下りが大変だったでしょうね。

  使用機材のカメラは Fujifilm Fine Pix F200 EXR。大きな写真の撮影データは、焦点距離6.4mm、35ミリ版換算29mm、ISO 200、F9.0、1/240sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

ベリーズの人懐こい White -collared Seedeater (ホワイトカラード シードイーター)

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 中米ベリーズでは、熱帯地方に生息する様々な美しい野鳥たちを見ることができます。その代表がトロゴン、大型のキツツキやカワセミ、いろいろな種類のインコ、くちばしの大きなツゥカンなどです。 これらの鳥は、人の住んでいないジャングルのような場所でなくても、種類によっては街中でさえ見ることができるのがベリーズの大きな特徴です。ある種のキツツキなどは、街路に立つ電柱に巣を作るほどなのです。

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 そしてベリーズの野鳥の大きなもう一つの特徴は、大抵のどの種類も人をそれほど怖がらないことで、ベリーズ着任当初はこの鳥たちのフレンドリーさに本当に驚き、大きな違和感を感じたものです。

  今日の写真は、この国で日本の雀ほどに良く見かけるとても一般的な野鳥である White -collared Seedeater (ホワイトカラード シードイーター)のメスです。この鳥野草の種が大好物で、そのため太いくちばしをもっています。

 この鳥、ある日私があるホテルの庭の石に腰掛け、鳥の写真を撮っていたところ、私のすぐ近くまで来て草の種をついばみ始めました。私はカメラとともに体を時々動かしましたから、私に気づかないはずはないのですが、彼女は気にする様ななそぶりはなく、黙々と餌を食べていました。

 日本もいつか、野鳥とのこんな素晴らしい関係が持てる日が来ることを願わずにはいられません。

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 使用機材のカメラはSony α55に、レンズは Minolta AF100-300 Apo。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 200、F7.1、1/640sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。