写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

ベリーズ 鳥たちの移動

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 中米ベリーズに滞在していた頃、自宅はこの国最大の都市ベリーズシティの住宅地にありました。最大の都市と言っても人口は10万にも満たない小さな街ですが、人口密度が低いことから面積は十分にあり、また市内の標高が平均で50㎝にも満たない程低いことから、湿地が多くその分街中と言えど自然が多く残されています。

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 街の空をグンカンドリやミサゴ、ハゲワシが舞い、街中の小川にはペリカンが泳ぎ、鳩よりも大きなカワセミがダイブし、そしてそこにはワニが住んでいます。住宅地の空き地のブッシュでは、大蛇のボアがグリーンイグアナを狙っているという、野性味あふれる街でした。
 自宅の私の部屋は東を向いており、そこのバルコニーから空を横切る朝晩の鳥たちの移動が良く見えました。朝は陽の出頃に餌場に向かい、夕方の陽の沈む頃になるとねぐらに帰ります。
 今日の写真は、夕方にカラスみたいに真っ黒で、大きさはヒヨドリほどのブラックバードが群れを作ってねぐらに帰る様子です。遠くにはシロトキたちの群れも見えます。2枚目は同じく夕方に群れを作って飛ぶコサギたちです。
 街中にいながら自然の営みを間近で見られるここは、バードウオッチャーの天国と言えそうです。

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 使用機材のカメラはSony α77Ⅱ、レンズは SONY 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 500、F 5.6、1/500sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

日本 背景は根尾川の清流

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 6月2日の土曜日、初夏の乾いた空気の陽気に誘われて、本巣市根尾に行ってきました。そこは根尾川の清流に沿って集落が続く典型的な日本の農山村風景があります。
 根尾には見どころがたくさんあり、その一つが日本三大桜の一つに数えられ、樹齢1500年と言われる淡墨桜です。
 この日、根尾に来た目的は周りの景色を楽しみながら歩くことでしたから、車を樽見鉄道樽見駅に停め、淡墨桜のある丘に向かって歩きました。
 コースは樽見の街中を抜けて根尾川に架かる橋を渡るのですが、そこには車両通行用の通常の橋の横に、歩行者専用の細い橋が架かっています。

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 ところがこの橋、欄干が板で全面がふさがれ、おまけに手すりが高くて幅広く、大人でも下の根尾川の清流を覗き見ることができません。せっかくの風景に中で、どうしてこんなデザインにしたのか不思議です。
 桜の巨木を見た後、帰り道は別のコースで丘を下りました。そのコースにも同じく橋が架かっているのですが、こちらは欄干がふさがれておらす、手すりも通常の高さですから下を流れる根尾川の清流を覗き見ることができます。
 橋の上から清らかな水の中を泳ぐ魚を見ることができますが、そこで撮ったのが今日の写真です。背後の美しい流れをご覧いただけるでしょうか。
 2枚目は、淡墨桜のある丘から北の方角を眺めた場面です。遠くにまだ雪の残る能郷白山が望めます。

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 使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは、焦点距離8.8mm、35ミリ版換24mm、ISO 400、F5.6、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

メキシコ 背景は午後のチェツゥマルの街

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 中米の国ベリーズユカタン半島の付け根にあり、西側半分と北側はメキシコと国境を接しています。
 我々日本人は、隣国は総て海を隔てていますから、国境というものに実感が湧かないのですが、このベリーズのような国に来てみると、それが日常の風景であることに驚きます。
 国境というと国境線沿いに緩衝地帯があり、物々しい警備がされているようなイメージですが、ベリーズの場合は違います。
 ベリーズにはメキシコとの国境間にいくつもの通過ポイントがあり、都市に近いポイントは結構な施設と警備がされていますが、田舎の国境はこれが簡素化され、両国民は日常的に国境を行き来し、買い物をしたりします。

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 あるところでは小さな川が国境線で、川の向こうはメキシコですから、言葉も通貨も物価も違います。向こう岸に見える部落の前に横たわるその川は、泳いで簡単に渡れるのですが、勝手には行けないことになっています。なぜならそこは別の国だからです。
 さて今日の写真ですが、我々もベリーズ滞在中に何度か車でメキシコに行きましたが、背景の街はチェツゥマルで、ベリーズに最も近いメキシコの都市です。ベリーズとの間で車で入れる国境は、この都市に近い一か所だけです。
 ベリーズからその国境を越えてメキシコに入ると、インフラ関連の景色は一変し、二国間の国力の差に改めて驚かされます。
 1枚目はチェツゥマル市内の午後遅くのホテル前の道路、2枚目は市内のカリブ海に面した午前の海岸道路です。

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 使用機材のカメラは FUJIFILM FinePix F60fd。大きな写真の撮影データは、焦点距離18.2mm、35ミリ版換83mm、ISO 200、F4.4、1/210sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

日本 散歩コースのアゲハチョウ

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 岐阜市近郊にある自宅近くの約2.5㎞のコースを、お天気さえ良ければ散歩するのが日課で、特に野鳥にたくさん出会える冬場は日に2回することもありました。
 しかし春になって冬鳥が北に帰り、若葉が茂り始めると鳥たちと出会う機会はぐっと減り、こうなると野鳥撮影を兼ねている散歩の醍醐味が薄れることから、日に2回も出かけることはなくなりました。

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 そんな近頃の散歩は野鳥撮影をあきらめて、コース道端の花や昆虫を撮ることが多くなりますが、今日の写真はその昆虫の代表である蝶です。
 この蝶がアゲハチョウであることは分かるのですが、その名前を確かめようとインターネットで画像を検索したところ、その数の多さに驚き、結局種類は特定できませんでした。
 この自宅近くの散歩コースや自宅付近で、クロアゲハは何度も見かけるのですが、このようなアゲハを見かけることは稀で、これまで記憶がありません。
 どなたかこのアゲハの種類をご存知でしたら教えてください。

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 使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは、焦点距離220mm、35ミリ版換600mm、ISO 400、F8.0、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

日本 背景は横蔵寺の三重塔

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 岐阜市近郊にある自宅から車で10分ほどの所に、西国三十三番満願霊場として有名は谷汲山華厳寺があり、時々歩く目的を兼ねてお参りに行きます。
 ここは春の桜、秋の紅葉の時期には人出が多く大変込み合いますから、その時期は避け、人が少ないけれど魅力的な今頃の新緑時や、真夏の暑い昼を涼しむため出かけることが多いのです。

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 そんな華厳寺から更に車で奥に10分ほど行くと、ミイラで有名は横蔵寺があります。
 今日の写真はその横蔵寺の境内で、場所は結構な山間部なのですが、立派な山門と、今日の写真の背景となっている、こんな山奥に似つかわしくないような、とても立派な三重塔があります。これらの建物は、ここが由緒あるお寺であることの証なのでしょう。
 2枚目はこの境内にある杉の木で、ここにたくさんある大木の中で、多分この一本が最大だと思います。
 ところで、木がここまで大きくなってしまうともう簡単に切り倒せなくなってしまうのでしょうし、一方で枯れるなり或いは何らかの理由ていずれ倒れるのでしょうが、その時はお寺の建物の多くを巻き込むことになるでしょう。
 そんなことを私が心配する必要はないのですが、木は有益である反面、時には厄介な代物だとつくづく思います。

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 使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは、焦点距離8.8mm、35ミリ版換24mm、ISO 400、F3.5、1/250sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

ベリーズ バルコニーから見た昼と朝の風景

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 今日の写真は、中米ベリーズのこの国最大の都市ベリーズシティの風景で、当時私が住んでいたタウンハウスのバルコニーから東の方角を見た場面です。
 画面手前の空き地は、つい最近まで建設用コンクリートブロックを造る工場だったのですが、我がタウンハウスのオーナーが買い取り、更地にしたため、現在はただの広い空き地になっています。

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 その向こう隣りも空き地になっていますが、ここには近いうちに日産のディーラーが引っ越してくるとのことで、商業施設になる予定です。
 更にその向こうに大きな倉庫が見えていますが、これはカリビアンタイヤという、この国最大のタイヤショップチェーン店です。
 この辺りは住宅が多いエリアですが、この国の動脈となっている幹線道路沿いには大きな商業施設が並んでおり、今開発が最も盛んに行われている場所でもあります。
 写真でお感じの通り、広々とした風景ですが、この国は日本の四国ほどの面積にわずか36万人の人口で、密度が極端に低いことからか、どこへ行っても一区画の敷地は驚くほど広いのです。それがこういった広々とした風景を作っているのだと思います。
 広々とした地上と、熱帯地方の真っ青な空。すがすがしい風景ですね。2枚目は同じ風景を朝焼けの時間に撮りましたが、ドラマチックですね。2枚とも同じ日の写真です。

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 使用機材のカメラは Panasonic Lumix FX60。大きな写真の撮影データは、焦点距離4.5mm、35ミリ版換25mm、ISO 80、F5.6、1/800sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

日本 背景は郡上八幡の八幡城

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 昨日のこのブログ上で岐阜県郡上八幡の魅力をお伝えしました。その中で、この町の第一のお勧めは遊童館をご紹介したのですが、その次はどこにしようかと迷っています。
 街中には様々なお店があり、それらを覗くも楽しく、特に食物見本の店は体験コーナーもあるようでお勧めかもしれません。ただ私は経験していないため何とも言えません。

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 郡上八幡の街中から山の上にお城が見えます。昼食時に店の人に尋ねたら、街中から歩いて20分の距離とのことで向かったのですが、思いのほか坂道が急で結構疲れました。足に自信のない方は車でも行けますのでそちらを利用するのが賢明かもしれません。
 それにしても当時、よくこんなところにお城を築いたものだと思います。石垣の材料はどうしたのでしょう。
 お城の建物は現代の材料で再建されていますが、外観は昔の面影を残しており、その美しい威容を十分に楽しむことができます。
 今日の写真はお城の敷地内に入って、撮影ポイントと示された場所で撮りました。石垣と白壁の天守閣がきれいですね。ここは郡上八幡観光お勧めの第二ポイントとします。
 それにしても当時のお城勤めの侍や御用人たちは毎日この城に登ったのでしょうが、相当に足腰が鍛えられたと思います。

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 使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは、焦点距離11mm、35ミリ版換30mm、ISO 400、F4,0、1/800sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。