写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

日本 自宅から見る栗畑のアカゲラ

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 岐阜市近郊の自宅周りは、平野部から山間部に変わる境目で、周りを割と低い山に囲まれた谷あいの田園地帯となっています。谷の中央には1級河川の根尾川が流れ、夏にはアユ釣り客でにぎわいます。
 自宅は東側の山の裾に位置しており、周辺の山は総て植林されて杉や檜が植えられていますから、毎年春になると黄色い花粉が大量に飛ぶのが見えますから、花粉症の人は住めません。でもどうゆう理由か、家族に花粉所のものはおらず、今のところ問題ないのですが。

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 自宅東側の山林との間に栗畑があり、毎年秋には栗を収穫するのですが、この畑のオーナーは栗に興味がなく、見の多くは毎年猿の餌になっているようです。
 さて今日の写真ですが、秋の終わりにその畑の栗の木の葉が落ちると見通しが良くなりますから、この栗畑を訪れる野鳥たちを見つけ易くなります。幸いこたつのある和室がこの栗畑に面していますから、こたつに入りながら野鳥たちの訪れを見張ることができます。

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 そうしたある日、去年の12月23日でしたが、栗畑にアカゲラのメスがやって来ました。ここでアカゲラを見るのは初めてでしたから、大喜びでシャッターを切りました。最初は慎重にガラス越しでしたが、ついには窓を開け、生で撮りましたが、アカゲラはこちらに全く気が付いていないようでした。
 昨日のブログで、アカゲラオオアカゲラの違いを書きましたが、この鳥の背中には逆「八」の字の模様がありますから、彼女は間違いなくアカゲラです。
 こたつに入りながら野鳥観察ができるのですから最高の環境ですね。

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 使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは、焦点距離220mm、35ミリ版換600mm、ISO 400、F 5.6、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。 

日本 散歩道のオオアカゲラ

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 岐阜市近郊であるとともに、山間部と平野部の境目に位置する自宅周辺は、山間部で見られる種類と平野部で見られる種類の両方の野鳥が見られる、バードウオッチャーにとっては絶好の環境なのではないかと思っています。
 よってこれまでに自宅周辺で見かけた野鳥の種類は多く、この結果に大変満足しているのですが、先日野鳥に詳しい友達の情報によれば、ブッポウソウアカショウビンを、自宅からもう少し山間部に入ったところで見たことがあるそうです。

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 それはうらやましい限りですが、私も今後、自宅近くを含めたこの周辺でそれらの野鳥を見ることができる可能性があるのかと思うと楽しみです。でもアカショウビンが近くに生息しているとはにわかに信じがたいのですが、図鑑を見ると夏鳥として全国で見られるとのことですから、間違いないでしょう。 

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 今日の写真は今年の1月に、自宅周辺の散歩で見かけた珍しいオオアカゲラです。手元の図鑑に拠れば、「姿も習性もアカゲラと似ているが、背中に逆「八」の字の白斑はない。」とのことで、また「生息に必要な大木が減っていることもあり、数はずっと少ない。」そうです。
 これまで自宅周辺の散歩コースで見かけたのは総てアカゲラと思っていたのですが、これからは注意して見るように心がけるつもりですが、近くに貴重な鳥が生息しており、それを観察できるのはうれしい限りです。

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 使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは、焦点距離220mm、35ミリ版換600mm、ISO 400、F 7.1、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。
 

コスタリカ カレッタのお祭り

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 中米のコスタリカでは、毎年11月に牛飼いたちのお祭りが開催されます。そのお祭りは首都のサンホセのメインストリートを封鎖し、カレッタと呼ばれる牛車を引いた牛たちが行進するものです。このお祭りはユネスコ無形文化遺産に登録されており、その紹介を以下に引用します。

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 「伝統的な牛車(カレッタ carreta)は、コスタリカの最も有名な工芸品の一つです。19世紀中頃から、牛車はコスタリカの中央渓谷から山々を越えて太平洋側のプンタレナスまでコーヒー豆を搬送するための、10~15日間を要する移動に使われていました。泥道で動きがとれなくなるのを防ぐため、牛車にはスポークのない車輪(アステカ族が使っていた円盤状の車輪と、スペイン人がもたらしたスポーク付きの車輪とが融合したようなもの)が使われていました。多くの場合、牛車は家族にとって唯一の輸送手段であり、しばしば社会的地位のシンボルとも考えられていました。」(http://www.accu.or.jp/masterpiece/12lac_jp.htm 参照)

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 このお祭りは上記の通りカレッタが自慢の品ですが、各農家は自慢の牛も広く披露するチャンスですから、どれも立派な牛が行進します。
 行進は厳しく制限されたものではありませんから、牛飼いたちは1枚目の写真の通り、立ち止まって気軽に記念写真に応じてくれます。
 コスタリカではこんな感じのお祭りが多くありますが、そういえば日本もお祭りは多いですよね。

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 使用機材のカメラは Nikon CoolPix 5400。大きな写真の撮影データは、焦点距離7.2mm、35ミリ版換算35mm、ISO 100、F6.0、1/187sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

日本 田園のモズのメス

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 秋の訪れとともに、野山で聞こえ出すのはモズの縄張りを誇示する鳴き声です。日本の秋の風物詩ですね。
 岐阜市近郊にある自宅周辺の散歩で、秋から冬、春、初夏にかけて、いつもと言っていいほど必ず姿を現してくれるのがこのモズです。

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 モズの春の子育ての時期には、彼らは人に向かっても威嚇のためと思われる行動をとることが良くあります。
 私がいつもの散歩コースの、河原沿いの道路の高さ5mほどの木がまばらに繁る地点に差し掛かると、メスが間近にある木の梢に現れ、私に向かって盛んに大きな声で鳴きます。多分人が彼らの縄張りの中に入ったのが原因だと思います。こうして人にまで威嚇するのですから、モズは向こうっ気が相当強いのでしょうね。
 この時面白いことに、つがいのオスはいつも、メスから5mほど後方の離れた所に位置取りしています。メスに比べてオスは腰が引けてるようです。モズの世界でも母は強しなのでしょうか。

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 撮影する側のこちらとしては、これほど向こうから近づいてくれるこの時期は貴重な撮影チャンスですからありがたいのですが、一方で、彼らの生活を脅かしているのではないかと心配することもあります。
 でもしばらくするといつもこの地点で、子連れのモズの家族を見かけますから大丈夫なのでしょう。
 今日の写真は、今年の冬にいつもの散歩コースで見かけたメスです。この時はなぜか写真を撮るために近づく私から、神経質に遠ざかる様子はあまりなく、何かに気を取られているような感じでした。気に入った餌が近くにあったのかもしれません。

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 使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは、焦点距離220mm、35ミリ版換600mm、ISO 200、F4.0、1/640sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

イギリス オックスフォードの旅

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 イギリスにはその名前が日本でもよく知られている都市がたくさんあります。代表的なところではもちろんロンドンで、次にマンチェスターリバプールなど、これは日本の東京、名古屋、大阪のようなものです。
 次に出てくるのがケンブリッジ、オックスフォードなど、有名な大学都市としてその名が知られています。

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 今日の写真はケンブリッジ大学を常にライバルとするオクスフォード大学があるオクスフォードの街の風景です。
 街は大学関連の建物が非常に多く、それを補完するように行政や商業などの施設、住宅などの建物があり、まさに大学のための都市なのです。建物はどれも歴史を感じさせる石造りで、立派で重厚です。
 また学園都市らしく、大学に付属する博物館があちこちにあり、その内容の濃さは驚くばかりで、世界の海を支配し、旅をしたイギリス人が集めた世界中のコレクションに目を見張りますし、その中に日本のものも多くあります。

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 我々がオックスフォードを訪れたのは9月で、とてもすがすがしい気持ちの良い天候でしたから、朝から午後遅くまで街中を見て回ることができました。屋根のない市内観光バスがありますから、これで街をぐるっと回り、今後観光する的を絞るのがいいかもしれません。
 写真にある川べりのレストランでの食事は優雅ですね。また時々見かけるクラシックな車はこの街によく似合います。 
 3枚目の写真のように、街の中心部には車の乗り入れやスピードが制限されている区画があり、建物を見ながらゆっくり散策できるのも魅力です。

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 使用機材のカメラは Canon Power-shot S95。大きな写真の撮影データは、焦点距離6.2mm、35ミリ版換算40mm、ISO 100、F8.0、1/250sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

セントルシア ニコンクールピクス5400の実力

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 今日の写真を撮ったカメラは、2004年に発売された当時のニコンのフラッグシップ機であるニコンクールピクス5400です。
 このカメラは当時としては珍しい35ミリ版換算で28ミリ広角から始まるズームレンズを搭載し、望遠端は116ミリまでの4倍。望遠側はともかく、風景が撮れる28ミリ相当が搭載された意義は大きいものでした。
 ところがなぜか、先代の5000に比べて背面の液晶が1.8インチから1.5インチにサイズダウンされ、その当時の液晶画面の拡大傾向に逆行するものでした。ボディが全体に小さくなった代償なのか、これには多くのユーザーががっかりしたものと思います。

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 このカメラで得られる画像に関しては、EDと非球面ガラスを使用する高性能なレンズが貢献しているのか、抜けが良く、発色は先代の5000から大いに改善していますから、その進化には満足でした。
 今このカメラを使ってみると、まず最初に手に持った感触が、マグネシュムボディのせいなのか、剛性感と固まり感を感じさせ、高級機であることをうかがわせます。
 でもさすがに古い機種と感じるのは、背面の液晶画面の小ささと、撮影後の処理時間の長さですが、ゆったりした気分で付き合えば、この欠点はそれほど気にならないと思います。
 510万画素は今となっては物足りない数字ですが、普段の生活の中で周りの草花やスナップ写真ではそれほど不満を感じないのではないでしょうか。ニコン渾身の一台、一度使ってみる価値はあります。
 写真の場所は、カリブ海の島国セントルシアの、この国一番の観光スポットであるロドニー湾を見下ろす砦の遺跡です。背景の海がきれいですね。

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 使用機材のカメラは Nikon CoolPix 5400。大きな写真の撮影データは、焦点距離8.7mm、35ミリ版換算42mm、ISO 50、F7.2、1/301sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。
 それにしてもこのカメラのシャッタースピード、その細かさにいつも感心します。効果のほどは分かりませんが、ニコンのこだわりが感じられます。

日本 散歩道のツマグロヒョウモンチョウ

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 岐阜市近郊にある自宅周辺を、お天気が良ければ散歩するのが日課になっているのですが、その際には必ずカメラを持って出ます。歩きながら移り変わる景色を、或いはその都度出会う動物や草花を撮るためです。

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 今日の写真は昨日の9月26日に、散歩コース上で見かけた蝶で、この辺りではよく見かけるあまり珍しくない種類です。
 この蝶をネットで調べてみると、ツマグロヒョウモンのメスだそうで、1990年ごろまでは中部以南に分布していたそうですが、それが最近の温暖化のためなのか、北上し現在では関東まで広がっているそうです。

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 この蝶のオスとメスの羽の色と模様はずいぶんと違っており、私は今日の写真のメスのほうがきれいに感じますし、日本で見かける蝶にしてはなかなかきれいな部類だと思います。
 2枚目はこの蝶が飛び立った瞬間で、タイミングは良かったのですが、残念ながら被写体ブレでぼけています。
 3枚目は散歩コース終盤の地点からの風景ですが、空の雲の様子などもうすっかり秋めいています。

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 使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは、焦点距離220mm、35ミリ版換600mm、ISO 400、F4.5、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。