写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

ベリーズ 自宅からの風景

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 中米のベリーズに滞在していた期間、自宅はこの国最大の都市ベリーズシティの中心部から車で15分ほどの距離にある住宅地にありました。その自宅の2階に東向きのバルコニーがあり、いつもきれいな朝焼けを見ることができました。そして午後に陽が傾く時間になると餌場に出ていた鳥たちが、ねぐらに帰るためのコースに当たることから、いろいろな鳥たちが上空を通過します。この写真はある日の午後、バルコニーから北東方向を見た景色です。遠くの積乱雲がシャワーを運んできそうです。

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 バルコニー上空を飛ぶツバメですが、尾が短いことからノーザンラフウイングドスワローだと思います。彼らは時期になると大きな集団を作ります。渡りに備えて集まっているのだと思います。

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 こちらはねぐらに帰るシロトキの群れです。猛禽類の襲撃を恐れているのか、隊列を組んで素晴らしいスピードで飛び去ります。

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 これもやはりシロトキです。

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 使用機材のカメラはPanasonic Lumix FX60 。1枚目の写真の撮影データは焦点距離 4.5mm、35ミリ版換算 25 mm、 ISO 80、F 4.0、1/400sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

ベリーズ クルックドツリー野生生物保護区のオスプレイ

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 中米の国ベリーズのこの国最大の都市ベリーズシティから、車で1時間ほどの距離に湿地の保全を目的としたラムサール条約に加盟しているクルックドツリー野生生物保護区があります。ここには川を大きく広げたような湖があり、乾季で湖の水位が下がると周辺から国境を越えて多くの水鳥たちが集まります。この保護区は世界的にも有名で、シーズンには多くの観光客がここを訪れます。今日の写真はその保護区でのもので、1枚目はホテル前の湖畔の木の枝に停まり、じっと湖面を見つめるオスプレイ、日本名ミサゴです。

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 このミサゴはホテル湖畔の同じ木に停まっていることが多く、湖を訪れた際にはいつもそこをチェックします。彼は人が、自分が停まっている枝の下に近づいてもそれほど気にすることなく、いつものようにじっと湖面を見つめています。

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 そしてこの写真のように狩りに飛び立ちます。オスプレイはかぎ状に曲がった大きなクチバシ、長く鋭い爪を持った猛禽らしい猛禽で見ていて飽きることはありません。特に飛ぶ姿は美しく、まさにこの保護区の王者の風格があります。

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 保護区内にある集落の一角に大木が林立する場所があり、それらの樹上からは様々な鳥の鳴き声が聞こえ、ほとんどが高い位置ですがたくさんの野鳥を見ることができます。写真は日陰を求めてか大木の間を歩く馬たちで、こちらではまだ馬が交通手段として使われています。

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 使用機材のカメラはSONY α77Ⅱ、レンズは SONY 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。1枚目の写真の撮影データは焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F 6.3、1/640sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

 

 

日本 背景は根尾谷渓谷

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 昨日の8月24日に岐阜市近郊にある自宅から車で15分ほどの距離にある根尾川渓谷に行ってきました。根尾川本巣市根尾地区の集落部では谷間が広く川の両側には水田が広がっている里山風景ですが、その集落部を過ぎると10㎞ほどの深い渓谷が続きます。その渓谷部は上流のダムで集水していることから水量が少なく、大きな岩があり水遊びに適した場所となっています。今日はその渓谷の風景写真です。

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 先程の記述通り美しい渓谷が長く続くのですが、谷は深く道路との高低差が大きく、また山肌の傾斜が急とあって谷に降りてゆく道は非常に限られています。よってこの渓谷を訪れるときはいつも同じ場所になってしまいます。そのような理由でこれまで何度もここに来ているのですが、今回はいつもと様子が違っていました。

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 3枚目の写真にある通り川岸に大量の泥がたまっており、水中の石や砂利も茶色い泥に覆われていました。ですから岸はぬかるみとなっており歩くと足首まで埋まり、水中を歩くと水が茶色く濁ります。流れの緩いこの場所ではすぐには濁りが収まらないといった具合で、これまでここを訪れた時の印象とは天地ほどの違いがありました。原因は前日に降った強烈な雷雨で山の泥が大量に流れ込んだものと思われます。早く元の清流に戻ってもらいたいと切に願っていますが、次の雨で泥が洗い流されるのを待つしかなさそうです。

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 使用機材のカメラはCanon IXY DEGITAL 210 。1枚目の写真の撮影データは焦点距離 7.2mm、35ミリ版換算 42 mm、 ISO 100、F 3.5、1/500sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

ベリーズ 散歩道の House Wren (ハウス ウレン)

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 中米の国ベリーズに住んでいた期間、自宅はこの国最大の都市ベリーズシティの中心部から車で15分ほどの住宅地にありました。ベリーズシティは市内全体の標高が低く、あちこちに水場あり、そのため街中でありながらも自然豊かな土地で、市内にマングローブの林があるのは珍しくありませんでした。

 このような土地でしたから野生動物は多く日常生活の身近な存在で、それがしごく当たり前のように人と動物が共存する夢のような街がベリーズシティだったのです。

 今日の写真は自宅近くの散歩の途中で出会った House Wren (ハウス ウレン)で、日本のミソサザイに相当する種類で美しいさえずりを聞かせてくれる小型の鳥です。

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 日本のミソサザイはあまり人前に姿を現さず見かけることは少ないのですが、このハウスウレンは人に対する警戒心は低く、さえずっている場面によく出くわします。この写真は民家の庭先にある電線の引き込み口に巣を作り、さえずっている場面で、彼はこの小さな穴を出入りしていました。

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 彼は人が近くを通っても全く気にすることなく盛んにさえずっていました。ところで日本三鳴鳥はウグイス、オオルリコマドリですが、五鳴鳥があるとすればミソサザイは有力候補だと思います。

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 ハウスウレンがさえずっていた民家の前の道路の側溝には美しいスイレンが咲いており、ミツバチが花の間を忙しく飛んでいました。

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 使用機材のカメラはSONY α77Ⅱ、レンズは SONY 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。1枚目の写真の撮影データは焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F 9.0、1/1,600sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

 

日本 文殊の森公園のアゲハチョウ

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 今日の写真は先月の16日に、岐阜市近郊にある自宅近くの文殊の森公園に行った際に出会った動物たちです。今年は梅雨の末期からこの公園で、それまでよく出会っていた鳥たち、オオルリキビタキに全く出会えなくなり撮影チャンスはありませんでした。私にとってこの2種はフォトジェニックな対象ですからとても残念な傾向です。それにしても彼らはいったいどこに行ってしまったのでしょうか。

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 梅雨が終わってからは文殊の森公園での鳥の撮影チャンスがぐっと少なくなり寂しい時期だったのですが、それでもカメラを持って出かけ、撮れたのが今日の写真です。1枚目、2枚目はアゲハチョウですが、この辺りではクロアゲハが圧倒的に多いことから、この種のアゲハは珍しいのです。久しぶりに見たのですがやはり美しいですね。

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 こちらは園内でよく見られるサメビタキで、今年生まれた雛たちは巣立ちの最中でした。親鳥が新成人をあちこち案内しているように見えました。

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 こちらはこの公園でヒヨドリと共に最も数の多いと思われるメジロで、山口城跡に登る際には毎回必ず見かけます。彼らはたくさんの虫を食べてくれますからありがたい益鳥ですね。

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 使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 3,200、F 8.0、1/1,250sでした。また、1枚目の写真はクリックすればもう少し大きく見ることが出来ます。

ベリーズ クルックドツリー野生生物保護区の餌代に集まるハチドリたち

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 中米の国べリースのこの国最大の都市ベリーズシティから、車で北西に1時間ほどの距離にクルックドツリー野生生物保護区があります。保護区には川幅が大きく広がったような湖がいくつかあり、野生豊かな自然を楽しむことができます。ここは世界の湿地を保全する目的で創設されたラムサール条約に加盟しており、今後もこの豊かで貴重な自然が守られていくものと思われます。今日の写真は総て保護区内で撮ったもので、餌代に集まるハチドリたちです。

 1枚目はここで最も多くみられる種類のルホーステイルド・ハミングバードで、彼らは人をほとんど怖がりません。

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 保護区の入り口に一人のレンジャーが常駐し、小さな展示施設が併設されたインフォメーションオフィスがあり、そこで少額の入場料を払います。そのオフィスのテラスには砂糖水の入った餌代が天井から吊るされており、そこに常にハチドリたちが集まって来ます。これはグリーンブレステッド・マンゴという名のハチドリです。

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 こちらは上記グリーンブレステッド・マンゴのメスだと思います。時々このエサ台に姿を現します。

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 ハチドリは縄張り意識が非常に強く、よそ者が来るとすごい勢いで追い払います。その執拗さは驚くばかりで、そのための追いかけっこで餌を十分に摂る時間がないのではと心配するほどなのです。彼らは飛ぶためにたくさんのエネルギーを消費しますから、死活問題になる自分の餌は絶対に他に渡さないという習性が強いのかもしれません。

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 使用機材のカメラはSONY α77Ⅱ、レンズは SONY 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。1枚目の写真の撮影データは焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 800、F 5.6、1/250sでした。1枚目、3枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

 

ベリーズ 背景はアルツンハのピラミッド

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 中米の国ベリーズの、この国最大の都市ベリーズシティから車で1時間ほどの距離に、太古の文明を今に伝えるマヤ遺跡公園アルツンハがあります。この古代遺跡公園は都市に最も近く道路事情も良いことから気軽に訪れることができる人気の観光スポットになっています。園内には複数のピラミッドが復元されており、そのどれもにも頂上まで登ることができます。今日の写真は総てその園内で撮影したもので、1枚目はこの国のビールメーカーのラベルのロゴにも利用されているピラミッドを背景にしました。

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 園内はきれいに整備されており、周囲にピラミッドのある広場は緑の芝に覆われています。そんな一角にこの写真の自然の花畑がありました。

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 公園の周辺はジャングルに囲まれており、公園はジャングルにぽっかりと空いた穴のような存在で、その穴の縁は野鳥観察のできる格好の場所となっていますから、ここはバードウオッチャーにとって一度は訪れたい場所でもあるのです。

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 樹上ばかりでなく地上にも目を配る必要があります。一年を通じて様々なトカゲやトンボ、チョウ、バッタなど日本では決してお目にかかれない動物がたくさん生息しています。

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 使用機材のカメラはSONY α77Ⅱ、レンズは SONY 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。1枚目の写真の撮影データは焦点距離100mm、35ミリ版換算150mm、ISO400、F 8.0、1/400sでした。1枚目、3枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。