先日東京を訪れ、靖国神社にお参りしたことは昨日お伝えしました。神社は、さすがにお国のために戦った英霊を祭ってあるだけに、境内に入ると厳かな気分になります。ところで、神社の境内では七五三のお参りしている家族もあちこちに見かけ、良いお天気であったこともあり、ほのぼのとした気分にもなりました。
こういった現実の庶民的な神社の様子に触れると、一部の国が騒ぐような、軍国主義の復活の象徴だとか、戦犯を崇める神社といった非難に疑問を感じますし、そんな雰囲気はまったくありません。むしろ靖国神社は、戦争を忘れないための、平和を祈願するための象徴であるという意味合いであっていいのではと思いますが。
参拝を終えて敷地内を歩いていると、境内の一角に遊就館と言う展示館があり、入場無料ということもあり入ってみました。そこでは「時を超えた祖国への想い」展が開かれており、何と本物のゼロ戦が展示されていたのです。その幸運を喜び、すかさずそれを写真に収めたのが今日の一枚です。
私はこれまで一度も本物のゼロ戦を見ておらず、こうして間近にするのは初体験で、その美しく優美な姿に興奮しました。
戦争を海軍兵として、南洋で体験した今は亡き父が、基地でいつも間近で見ていたゼロ戦が美しかったと言っていたのを思い出しました。戦争兵器を見て美しいとか感動とかいうと戦争肯定派かと疑われそうですが、決してそうではなく、私は心から平和を願っている者で、ただ素直に美しいものに感動しているだけなのです。
カメラはCanon Power-Shot S95。大きな写真の撮影データは、焦点距離6.0mm、30mm版換算の焦点距離34mm、ISO200、F4.0、1/100sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。