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日本 オールドレンズの旅  TAMRON 80-210mm F/3.8-4 CF MACRO その2

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 ソニーが先行していたフルサイズミラーレス一眼の分野に、ついにニコン、キャノンの2大メーカーが参入しました。
 そこで面白いのは、ニコン、キャノンの2社とも様々なデジタルカメラを発売し、これまでかたくなにレンズ内手振れ補正機構に執着してきましたが、ついにニコンZシリーズ、キャノンEOS-Rシリーズともボディ内手振れ補正に踏み切ったことです。
 このボディ内手振れ補正機構搭載で最も恩恵を被るのは、手元にたくさんの古いレンズを持っているユーザーであることは間違いありません。特に望遠レンズには素晴らしいメリットがあるのです。
 この両メーカーともマウントを新たに設計し大口径化されていますが、これによってこれまで生産されたレンズのほとんど総てを、手振れ補正機構付きで使用することができます。

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 でもこれは数年前からすでにソニーが実現していたことで、今更驚くにあたりませんが、でもこの2大メーカーがついに実現したことには大きな意味があります。クラシックレンズ好きとしてはこれからが楽しみです。
 今日の写真は、1981年発売のレンズで、解放F値が比較的明るい望遠ズームレンズで撮った2枚です。今から37年も前のレンズを、こうして陽陰の暗い場所でも何の制限もなく、ましてや手振れを気にすることなく使えるのは無上の喜びに他なりません。
 どうですこの描写、逆光の中での臨場感が素晴らしく、背景のボケもきれいで、とても37年前のレンズとは思えないほどです。2枚目の写真でも素晴らしいピントでその優秀さが分かります。
 デジタルカメラが昔のレンズを蘇らせる時代が来るとは、一体だれが想像できたでしょうか。

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 撮影機材のカメラはSony α7Ⅱに、レンズは TAMRON 80-210mm F/3.8-4 CF MACRO。大きな写真の撮影データは、焦点距離80mm、35ミリ版換算80mm、ISO320、F5.6、1/125sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。