写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

ベリーズ 背景は湖畔の遊覧ボート

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 中米の国ベリーズの、この国最大の都市であるベリーズシティから、車で北西に1時間ほどの所に、湖を中心としたクルックドツリー野生生物保護区があります。ここはこの国で二つある湿地の保全を目的としたランクサール条約に加盟している場所の一つです。

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 乾季になってこの湖の水位が下がると、国境を越えて周辺からたくさんの水鳥たちが集まり、大変な賑わいを見せるのですが、そのシーズン以外は静かな湖となります。しかしそればかりか、雨が続く年には洪水となり、保護区の中にある村への道が冠水してしまい、車では通行できなくなってしまうこともあります。
 これがこの保護区の一番の悩みで、一年を通じて観光客を集められない原因ともなっています。

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 今日の写真は、鳥たちが集まるにはまだ早い1月に撮影したもので、背景には静かな湖面が広がっています。
 ただ大群の鳥を見るにはまだ早いのですが、野鳥の姿は他の地に比べれば多く、背後のホテルの桟橋に停めてある船に乗ってガイド付きで遊覧すれば、他ではなかなか見られない鳥たちに出会うことができます。

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 2枚目の写真は、湖畔のボートの上にたたずむコサギ、3、4枚目はやはり湖畔で餌探しをする Yellow-throated Vireo(イエロースローテッド ビレオ)で、こちらが静かに座っていると、手が届くほどの近さまで近寄ってきます。
 毎日忙しく働く日本人は、時にはこんな静かな湖畔でゆったりと過ごすのもいいのではないでしょうか。日本の喧騒が夢の中の出来事のように思えてきます。

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 使用機材のカメラは Sony α77Ⅱ、レンズは Sony 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。大きな写真の撮影データは、焦点距離70mm、35ミリ版換算105mm、ISO 400、F9.0、1/1,000sでした。一枚目の写真はクリックして更に大きく見ることができます。