中米の国ベリーズに住んでいた期間、自宅はこの国最大の都市ベリーズシティの中心部から車で15分ほどの住宅地にありました。ベリーズシティは市内全体の標高が低く、あちこちに水場あり、そのため街中でありながらも自然豊かな土地で、市内にマングローブの林があるのは珍しくありませんでした。
このような土地でしたから野生動物は多く日常生活の身近な存在で、それがしごく当たり前のように人と動物が共存する夢のような街がベリーズシティだったのです。
今日の写真は、週末の日課にしていた自宅周辺の散歩の際に出会ったグリーンヘロンで、日本で最もこれに近い種類はササゴイです。彼は狩りの名人で、これから捕らえた獲物を飲み込もうとする場面です。
捕らえた魚を丸飲みし終えたところです。くちばしの周りには獲物の血がついており、野生の生々しさを見ることができます。ベリーズシティは市内であっても水場が多くあり、そこに魚がたくさん住んでいますから、その魚を捕るグリーンヘロンも多く、こういった弱肉強食の場面は日常茶飯事なのです。
使用機材のカメラはSONY α77Ⅱ、レンズは SONY 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。1枚目の写真の撮影データは焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F 7.1、1/800sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。