写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

大垣城と桜

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 先日今年最後の桜を惜しんで大垣に行ったことは既にお話ししました。この地で有名な水門川の桜は8割ほどが散っており、地面を染める花びらを楽しみましたが、ソメイヨシノの木に所々に混ざっている八重桜は今が満開で、美しく華やかなピンクの花を楽しむことができました。

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 その水門川に囲まれて、大垣城公園があり、そこに大垣城があるのですが、この日はお天気が良く暖かかったことから、たくさんの人たちが園内の花を楽しんでいました。

  今日の写真は、八重桜で彩られた天守閣で、この建物はかつては国宝でしたが、先の大戦で焼失し、現在は外観をオリジナルに似せて忠実に再現した鉄筋コンクリート製です。

 オリジナルの木造でないのは残念ですが、でも往時の街のイメージを連想するには貴重な建物です。 それにしても桜と天守閣、よく似合いますね。日本の美がここに集約されているような気がします。こんな素晴らしい景色を生み出し愛でた先人たちの想いを、いつまでも後世に伝えたいものです。

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 カメラはSony α55に、レンズは Minolta AF24-85 F/3.4-4.5。大きな写真の撮影データは、焦点距離24mm、35ミリ版換算36mm、ISO 100、F10.0、1/125sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

野生のさえずり ホオジロ

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 華やかな桜の季節が終わり、それに代わって今は新緑が芽を吹く時となりました。山はさわやかな緑に包まれつつあります。吹く風がどこかさわやかなこの頃です。

 いつも通り岐阜市郊外にある自宅近所を散歩していると、ウグイスの透き通ったさえずりが響いてきます。あの小さな体でどうしてこんなに大きな音が出せるのかと、いつも不思議に思うほどの音量です。

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 また畑では騒がしいヒバリの声が聞こえます。よくもあれだけ連続してさえずることができると、こちらも驚嘆します。

  そんなウグイスやヒバリの印象的なさえずりですが、忘れてならないのが今日の写真のホオジロの、甲高くも気品のあるさえずりです。開けた場所の、その辺りで最も高い場所に陣取り、盛んに自慢ののどを披露してくれています。この時期の散歩、野生たちの奏でる素晴らしい自然を満喫できるのは大きな喜びです。

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 カメラはSony α77Ⅱに、レンズは Sony 70-300 G SSM。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F8.0、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

初めて撮ったカケス

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 私は小さい頃からカケスにあこがれていました。少年の当時、自宅が山間部にあったことから、冬の雪の降り積もった朝には窓から、木から木へ飛び移る美しい鳥を見ることができました。それがカケスでした。子供ながらに、自分の身近にこんなに美しい鳥がいるのがうれしかったのを覚えています。 

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 それから何年も見たいと思いながらいたのですが、カメスは簡単に見ることができませんでした。林の中からジャー、ジャーと声は聞こえるのですが、木々が邪魔で、また暗いことから、遠くから姿をちらりと見るのがせいぜいでした。このようなことから日本の野鳥の中で、ヤマドリと共に最も撮りたい鳥のうちの一つになっていました。

  その憧れのカケスをついに撮ることができました。それが意外なシュチュエーションだったのです。

 昨日、いつもの通りカメラを持って自宅近所の散歩に出かけ、ほとんど収穫のないまま自宅近くまで来た時、今通ってきた柿畑の方からカケスの騒がしい声が聞こえました。まさかと思いそちらを見ると確か3羽のカケスが騒いでおり、そのうちの一羽がこちらに向かって飛んできて、近くの電線に停まりました。その時点でもカケスであるという確証はなかったのですが、写真に撮って拡大してみると、なんとカケスだったのです。その内の一枚が今日の写真です。

 桜が散り始めたこの時期に、林ではない開けた柿畑にどうしてカケスがいたのでしょう。これは神様が与えてくれた格別のプレゼントだったと思えるほどの不思議な機会でした。

 下の小さな写真は、散歩の途中で見た根尾川の対岸に咲く桜です。この桜、その夜の強い雨風ですっかり散ってしまいました。

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 カメラはSony α77Ⅱに、レンズは Sony 70-300 G SSM。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F8.0、1/1,250sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。             

背景は根尾川の赤い吊り橋

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 今日の写真は、先日本巣市根尾の日本3大桜の一つである薄墨桜を見に行った際に撮った二枚です。

 場所は薄墨桜のある丘のすぐ近くにある根尾川に架かる橋のたもとで、橋と川と桜を背景に入れてみました。この赤い橋はかつては木製で、その姿はいかにも吊り橋にふさわしい風情があり、とても絵になったのですが、今はご覧のとおり鉄製の頑丈な構造に代わっています。

 

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 この橋は、集落とその人々が作る田を結ぶ重要な連絡橋で、地元住民にはなくてはならない設備です。よって木造から鉄製に替えられたもので、それに私などが文句など言える立場ではないのですが、のどかな山里にはやはり木製が絵になりますね。

  根尾川にはこれ以外にも小規模な吊り橋がいくつかありますが、もう渡れる木製の橋はないかもしれません。安全とメンテナンスの容易さを考えれば致し方のないところです。

 根尾川と、つり橋と桜、いい風景ですね。これが木製なら文句なしですが。

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  カメラはSony α7Ⅱに、レンズは Minolta AF24-105 F3.5-4.5。大きな写真の撮影データは、焦点距離75mm、35ミリ版換算75mm、ISO200、F6.3、1/160sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。             

大垣水門川のたらい舟

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 今日は今期最後の桜の季節を惜しんで、この辺りでは有名な桜の名所である岐阜県大垣市内、水門川の桜並木を歩きに行ってきました。

 大垣市内には山がなく、街全体が平坦で特徴がない土地柄ですが、そんな中を水門側が流れ、そのおかげで水の都と言われています。かつてこの水門側を利用して大垣城の外堀が作られました。

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 その大垣城は、先の第二次世界大戦で焼失する前は建立当時のオリジナルで、国宝に指定されていました。今は昔の外観をそのままに鉄筋コンクリートで再建されたものです。

 さてこの水門川、我々が訪れた今日はたらい船が運行されており、その様子を捉えたのが今日の写真です。見ていると、舟は船頭さんとお客2名の3人乗りのようで、舟内(?)では音楽が流れ、船頭さんの名所案内があるようです。たらい船に揺られ、川からの花見もいいかもしれません。

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 カメラはSony α55に、レンズは Minolta AF24-85 F/3.4-4.5。大きな写真の撮影データは、焦点距離45mm、35ミリ版換算67mm、ISO 100、F10.0、1/1600sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。             

文殊の森のメジロ

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 岐阜市近郊にある自宅周辺の桜は、満開を過ぎて散り始め、ところどころ地上にピンクの絨毯を敷いたような箇所が見られるようになりました。

 その桜の終わりを惜しみ、昨日近所の文殊公園に出かけてみました。ここには随分と長いこと来ていませんが、特に変わったところはなく、更にうれしいことに桜は、まだ一部が満開に近い状態の木があります。それらの花をバックにスナップを撮りながら山道を登りました。終始森の中からウグイスがさわやかなさえずりを聞かせてくれ、時には近くでは他の小鳥の地鳴きが聞こえます。

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 その時の鳴き声は近くのやぶの中からで、注意して探してみると、それはオナガの群れと、少し離れてメジロの集団が小枝の間を忙しく飛び回っているのが見えました。

 今日の写真はその時のメジロを捉えた一枚で、たまたま明るいところに出てきてくれたので、ブレることなくうまく撮れました。通常、森の中での小鳥の撮影は、場所が暗すぎることと小鳥が動き回ることから、被写体ブレが原因で失敗します。

 下の小さな写真は、メジロが明るい梢でが盛んにさえずっている場面です。今は恋の季節なのでしょうね。

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 カメラはSony α77Ⅱに、レンズは Sony 70-300 G SSM。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 800、F5.6、1/500sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

 

背景は岐阜伊奈波通の枝垂桜

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 連日のお天気続きで花見に精を出していますが、昨日は岐阜市内への所要のついでに、かつて私たち夫婦の結婚式を挙げた伊奈波神社に寄ってみました。

 稲葉神社に続く伊奈波通りには、ピンク色が美しい枝垂桜が満開で、青空に美しく映えており、これを目当てと思われる観光客がちらほら見え、皆さんスマホなどで写真を撮っていました。でもこの桜並木、道路を車が通ることから車道に出て写真を撮ることができず、今一つこの美しい並木の様子をお見せできないのが残念です。

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 当日は境内の桜の花は終わっており楽しむことはできなかったのですが、この神社に続く伊奈波通が美しいピンク色に染まるこの時期、2度目の桜を楽しむことができます。

 神社参拝後、近くの通りを歩いてみたのですが、かつての賑わいが嘘のように人通りはほとんどなく、時代の移り変わりを感じました。でも伊奈波通から2ブロック南側にある知り合いのケーキ店「アンドレディ」は、写真仲間のご主人が亡くなっていたのは驚きでしたが、ケーキは昔ながらの味でホッとしました。

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 カメラはSony α7Ⅱに、レンズは Minolta AF24-105 F3.5-4.5。大きな写真の撮影データは、焦点距離55mm、35ミリ版換算55mm、ISO200、F9.0、1/400sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。