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カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

ベリーズ 楽園の鳥と風景

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 中米の国ベリーズは、国土は南北に長く、東側はカリブ海に面する長い海岸となっています。また国土の大半は真っ平で標高が低く、その地形は海にまで続き、遠く沖合まで大陸棚になっていますから、水深は浅く、サンゴ礁が発達しています。
 そのサンゴ礁は海岸線に長く続き、オーストラリアに次いで世界第二位のサンゴ環礁を形成しています。ですからベリーズの海岸は波の少ない静かな海となっているのです。

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 美しいサンゴ礁がある静かな海は海洋リゾートに向いており、年間を通じてダイビングやシュノーケリングなど、世界中から多くの観光客が訪れます。
 ベリーズには人が住む島が二つあり、どちらも海洋リゾートして整備がされておりますが、バックパッカーが多いキーカーカー島と、高級ホテルや別荘が多いアンバーグリス島があります。

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 どちらもサンゴ礁でできた島ですから野菜などを育てることは難しいのですが、砂は白く、水は透明で、それはそれは美しい島で、まるでこの世の天国を思わせます。
 これらの島へ行くには、定期的に2つの島とベリーズシティを往復しているウオータータクシーを利用します。これは40~50人乗りのボートで、毎日大体8往復をしていますから、気が向いたときに行くことができます。
 今日の写真は二つの島のうち、ベリーズシティから上記のボートで1時間20分ほどの距離にある遠い方のアンバーグリス島で撮影した4枚です。

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 1枚目、2枚目は我々が泊まったホテルの海岸にあるヤシの木に来た、オレンジ色が美しいフーデッドオリオールと、白黒のコントラストと喉の黄色が印象的なイエロースローテッドワーブラーで、両方ともヤシの木にいる虫を探しているようでした。
 3枚目は我々のホテルの海岸の風景で、美しい海を眺めながら風に吹かれて飲むビールは最高でした。
 4枚目はどこまでも続く静かな海岸線で、水中を注意深く見ると熱帯魚が群れています。よって海岸近くでもシュノーケリングが楽しめます。
 ここはまさにこの世の楽園でした。

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 使用機材のカメラは Sony α55、レンズは Minolta AF100-300 Apo。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 800、F 5.6、1/500sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。
 なお、3,4枚目の風景写真は Fujifilm Finepix F200で撮影しました。

ベリーズ カラコル遺跡の巨木とピラミッド

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 中米の国ベリーズには、3大観光資源があります。その一つ目は、オーストラリアに続いて世界第2位の規模を誇るサンゴ環礁を有するカリブ海の海洋観光資源で、世界遺産の一つであるブルーホールがここにあります。
 2つ目は広大な湿原やジャングルを有し、豊かな野生の自然が残っていることで、ジャングルの中のホテルやバードウオッチングを楽しもうと、世界中から観光客が集まります。
 ベリーズは人口が極端に少なく、また土地が低いことから湿原が多いため、国土の開発が進んでおらず豊かな自然が多く残されているのです。川イルカ、マナティジュゴン)、クロコダイル、大蛇のボアなどを、この国最大の都市内でも見られるほどなのです。

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 そして3つ目がマヤの古代遺跡で、ピラミッドを中心とした遺跡群が国内のあちこちに散らばっており、年間を通じて海外から多くの人々が訪れます。
 遺跡の中での最大の見ものは高くそびえるピラミッドですが、各遺跡でそれぞれが特徴を持っており、それらの遺跡巡りに興味は尽きません。ですから、今年はこのピラミッド、次回はあのピラミッドという風に、何度もこの国を訪れることになるのです。
 またそれらのピラミッドは深いジャングルの中にあるのが普通ですから、遺跡を訪れる過程で出会うジャングルの魅力もまた大きいのです。
 今日の写真は、カラコル遺跡を訪れた際に撮影した3枚で、この国で発見されたマヤ遺跡で最大の規模を誇ります。

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 ここは国内で最大のピラミッドを有し、その数も多く、遺跡時代には大きな人口を有し、大都市として栄えたそうです。
 しかしこの遺跡はジャングル奥深くにあり、この国の遺跡の中でで最も行きにくい場所にありますから、自身の車で行くのをあきらめ、ツアーに参加しました。
 1枚目は遺跡公園内の巨大な木で、2枚目でその大きさが実感できるかと思います。木の前にいるのは人形ではなく、背の高い白人です。木の葉っぱも大きいですね。
 3枚目はこのカラコル遺跡内の一つのピラミッドの頂上部分ですが、石積みが比較的綺麗に残っています。
 頂上にいる人の大きさで大体の規模をご想像いただけると思いますが、ここの最大のピラミッドはこれではありません。

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 使用機材のカメラは Sony α57、レンズは Sony DT55-300。大きな写真の撮影データは、焦点距離55mm、35ミリ版換算82mm、ISO 500、F4.5、1/160sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

ベリーズ 街中の沼地の水鳥たち

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 中米の国ベリーズはこの国最大の都市ベリーズシティも含めて、国土の大半は平たんで標高が低い地形となっています。
 特にベリーズシティは、川の水が運んだ土砂の堆積でできた扇状地で、カリブ海に突き出た半島の形をしており、その標高は平均で50㎝もありません。よって市内のあちこちに水場があり、そこにはマングローブが生え、緑が豊かです。

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 マングローブが切られた空き地は沼のようになっており、そこには様々な水生動物が生息し、それを狙って鳥たちが集まります。
 ですからこの国最大の都市であっても、まるで湿原やジャングルでしか見られないような野生動物たちの営みを、普段の日常生活の中で目の当たりにできるのです。
 道路側溝でシラサギやゴイサギが見事な腕前で漁をし、タニシトビは電線から水中をにらみ、ペリカンが住宅地の運河に舞い降り、空にはグンカンドリやミサゴが舞っています。ここは市街地でありながら、まさに野生の王国そのものなのです。

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 今日の写真は、ベリーズシティの住宅地にある自宅から、歩いて2分ほどの近所の空き地で撮った水鳥たちで、1枚目が魚を狙うシラサギ、こんなところでも20㎝以上のテラピアを捕まえます。
 2枚目は、このサギもよく見かけますが、彼が漁をするところを見たことがありません。

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 3枚目が水場で必ず見かけるノーザンジャカナで、彼は足の指が非常に長く、そのおかげで水草の上を自由に歩き回ることができる特技の持ち主です。
 4枚目は漁の名手、グリーンヘロンで、彼の漁を何度も目の当たりにしていますが、その電光石火の素早さに、野生の持つ運動神経の凄さを改めて思い知らされます。何しろ彼は魚を自分のくちばしで串刺しにしてしまうのです。
 ベリーズ、中でもベリーズシティは本当に驚きに溢れた街で、動物好きにはたまらない野生の天国なのです。

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 使用機材のカメラは Sony α57、レンズは Sony DT55-300。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F6.3、1/640sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

セントルシア リゾート地の家々

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 カリブ海に浮かぶ島国セントルシアはどんな島なのか、なかなか想像はできないと思います。
 アジアの国なら行ったことがある人は多いかもしれませんが、カリブ海となると日本からは遠く、よほどの目的でも無い限り訪れる人は少ないのでしょう。
 緯度は熱帯地方に位置し、気候は温暖で一年中あったかいのですが、一年を通じて北東からの貿易風が吹きつけるため、日本の真夏のようなあの蒸し暑さはほとんどありません。日中でも日陰に入れば涼しいほどなのです。

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 国土面積は日本の淡路島ほどしかありませんが、地形が変化に富んでおり、色々な自然を楽しむことができますから、国土の大きさ以上の広さを感じさせます。
 セントルシアは自由で開かれた国ですから、物資は豊富で交通の便も悪くないため一年を通じて観光客が多く、そのためのホテルなどの施設は整っています。
 過ごしやすい気候、それに比較的安全であることから別荘が多く、またリタイヤした人たちが住むにはちょうど良い所なのでしょう、島北部の高級リゾート地には多くの住宅が建っていますし、大使公邸などもあります。
 今日の写真はそんな住宅ですが、どれもデザイン、材料とも凝った造りで、庭もきれいに手入れされています。

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 1枚目はいかにもイギリスを思わせる落ち着いた造りですが、庇にカリブの様式を入れて熱帯らしさを演出しています。庭はブーゲンビリアが美しく咲くイギリス庭園になっていて、いつまでも見飽きないセンスの良さを感じさせます。
 2枚目は広い敷地に塀をめぐらした高級そうな家ですが、多分大使公邸でしょう。庭木のフランボイヤがきれいですね。近くにゴルフ場があり、家からの見晴らしはいいはずです。
 3枚目はヨットハーバーに近いタウンハウスで、敷地内には広いプールがあり、好きな時に泳ぐことができます。また各戸にはボートを着けるための専用の桟橋まであります。
 世界には夢のような生活ができる国があるのですね。実はセントルシア発展途上国なのですが。

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 使用機材のカメラは Fujifilm Finepix F420。大きな写真の撮影データは、焦点距離11.5mm、35ミリ版換算 78mm、ISO 160、F3.9、1/170sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

ベリーズ アルツンハ遺跡公園の野鳥たち

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中米の国ベリーズは熱帯地方に位置することから、温帯気候の日本では見られない野鳥がたくさん生息しています。その野鳥たちの多くは日本に比べて色彩が豊かで、いかにも熱帯の明るい太陽のもとで育まれたと思わせるものばかりです。
 特にそう感じるのは、光の当たり方によって色を変える、飛ぶ宝石とも呼ばれるハチドリたちや、極彩色のコンゴウインコ、緑色がこの上なく美しい中、小型のインコの仲間たちです。

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そういった美しい鳥たちを、わざわざジャングルまで行って見るのではなく、普段の街中の生活の中で見かけることができるのですから熱帯地方はすごい所だと思います。熱帯地方の中でもベリーズベリーズシティは特にその傾向が強い所かもしれません。
 ベリーズシティから車で北西に1時間ほどの距離に、マヤ遺跡を保存した公園アルツンハがあります。そ 中米の国ベリーズは熱帯地方に位置することから、温帯気候の日本では見られない野鳥がたくさん生息しています。その野鳥たちの多くは日本に比べて色彩が豊かで、いかにも熱帯の明るい太陽のもとで育まれたと思わせるものばかりです。

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特にそう感じるのは、光の当たり方によって色を変える、飛ぶ宝石とも呼ばれるハチドリたちや、極彩色のコンゴウインコ、緑色がこの上なく美しい中、小型のインコの仲間たちです。
 そういった美しい鳥たちを、わざわざジャングルまで行って見るのではなく、普段の街中の生活の中で見かけることができるのですから熱帯地方はすごい所だと思います。熱帯地方の中でもベリーズベリーズシティは特にその傾向が強い所かもしれません。
 ベリーズシティから車で北西に1時間ほどの距離に、マヤ遺跡を保存した公園アルツンハがあります。そこはベリーズで都市に最も近いマヤ遺跡であり、規模は小さめですが、ピラミッドがきれいに修復されている人気の観光スポットです。

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その遺跡公園は近くに小さなな集落はありますが、基本的には周りをジャングルに囲まれており、日本では決して味わえないうっそうとした緑濃い熱帯の景色です。
 公園はそのジャングルの中にぽっかりと空いた穴のような場所で、砂漠で見られるオアシスのような存在であり、そこはまた石を積み上げたピラミッドが鎮座する古代文明のエリアでもあるのです。
 公園の周辺はジャングルの縁となっていますから、街中では見られない様々な鳥たちに出会うことができます。通常ジャングルには野生動物が多いのですが、ジャングル内部は枝葉が濃く繁っていますから、声は聞こえても姿を見るのは難しいのです。
 その点ジャングルにぽっかりと空いた穴の縁では遮るものが少なく、野鳥を見つけるのは容易になります。よってこのアルツンハ公園は野鳥観察のスポットとしても有名です。

f:id:photolifenet:20191002215421j:plain そのアルツンハ公園で出会った1、2枚目の写真はブラックヘディッド トロゴンで、背中の青緑色とおなかの黄色が美しい鳥です。これでもトロゴンの中では最も地味な体色です。
 3枚目はイエローウイングド タナガーで、森では比較的よく見かける、とても人懐っこい種類です。
 4枚目はマウンテンロビンの仲間で鳴き声が美しく、コスタリカでは国鳥になっています。
 5枚目はアルツンハ遺跡公園の中のピラミッドの一つで、規模は小さいのですが比較的的よく原形を保っています。

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 使用機材のカメラは SONY α77Ⅱ、レンズは SONY 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 800、F5.6、1/250sでした。一枚目の写真はクリックして更に大きく見ることができます。

ベリーズ 水場の White Ibis (ホワイト イビス)

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 中米の国ベリーズは、メキシコのあるユカタン半島の南東の付け根に位置しており、東側はカリブ海に面しています。
 地図でご覧になるとお分かりの通り、ユカタン半島は巨大な土地ですが、その土地は真っ平で山が見当たりません。おまけにこれだけ広い土地にも拘らず大河は流れていないのです。
 ベリーズの土地も同じように国土の大半は平野ですが、南西のグアテマラ国境には山地があり、そこから大きく蛇行を繰り返しながら、ベリーズ最大の河川ベリーズ川がカリブ海にそそいでいます。

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 その川の水が運んだ土砂によってできた扇状地に、この国最大の都市であるベリーズシティが建設されました。しかしそこはかつてマングローブが茂る湿地だったに違いなく、今でもその名残りが残っています。
 市街地を含む市内の標高は50㎝以下で、雨が降ると道路はすぐに冠水し、どこの敷地にも水が溜まります。普段でも市内のあちこちに湿地や水たまりが多く、よって魚やカニ、タニシなどの水生動物が多く生息しています。
 今日の写真は、市街中心部から車で15分ほどの距離にある住宅地にある自宅の隣の土地で、売地になっています。その売地がこのように沼地然としているのは珍しいことではありません。以前散歩の途中この売地でワニを見かけたことがあります。

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 このように市内でありながら、至る所に水のある自然豊かな土地ですから、野生動物も多く住んでいます。
 1枚目は White Ibis (ホワイト イビス)で、日本名シロトキです。彼らが群れて空を飛ぶ様はあまりにも美しく見とれてしまいます。シロトキの向こうにノーザンジャカナが見え、更にその向こうにその若鳥がいます。
 2枚目は同じくシロトキですが、彼らはなぜ羽毛をこんなにも美しく保つことができるのでしょうか。
 3枚目はクロエリセイタカシギで、きれいな水場が良く似合う、とても上品そうな水鳥です。
 水があって、そこに水鳥たちがいる風景っていいですね。

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 使用機材のカメラは Sony α57、レンズは Sony DT55-300。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F6.3、1/800sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

日本 背景は柿畑の彼岸花

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 9月最後の今日、勤め先の定休日を利用して、岐阜市近郊にある自宅の周辺を歩いてきました。天気予報では曇りのはずだったのですが、午前中大半は太陽が照り、日当では陽射しののきつい暑い日でした。でも幸いに日陰は真夏のような暑さではなく、その点は救われたのですが。
 今は今年の彼岸花の盛りの時期で、花はあちこちで最も美しく咲いているはずだと思い、毎年群生する自宅近くの柿畑に行きました。
 そこはやはり思った通り真っ赤な花が咲き乱れ、いつもとは異質な世界が出来上がっていました。早速カメラを構えて撮ったのが今日の写真です。

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 彼岸花の群生地はこのほかに、自宅から車で5分ほどの田んぼの中にもあり、そちらは田んぼですから周りに木が全く繁っておらず、稲刈り後の田んぼのあぜ道に咲く花が明るく太陽に照らされ、それは美しい光景なのですが、しかし悪いことにそこは国道沿いなのです。
 そこで彼岸花を被写体にした風景写真を撮るのであれば何の問題もないのですが、その中に女性のモデルを置いて撮るとなると、歩行者や車から見られると思い、私もモデルさんもどうしても気が引けてしまいます。
 そんな訳で、彼岸花の写真は少し暗い柿畑になったのですが、更に悪いことにここでの撮影中、日が陰ったままだったため、更に暗めの写真となってしまいました。これはちょっと残念でした。

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 使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは焦点距14.2mm、35ミリ版換算39mm、ISO 400、F 3.5、1/250sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。