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オールドレンズの実力 Minolta AF35-105 F/3.5-4.5

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 ミラーレスのフルサイズセンサーカメラが登場して、フィルム時代のレンズが画角をそのままに、アダプターさえあれば総て、更にはそれが手振れ補正付きで使えるのですから、カメラマンにとって、これはまさに夢の実現という他ありません。

 それに、カラーフィルムであれば、その仕上がりは、自分で焼くほどのマニアでない限りDPE店に任せるしかなかったのですが、現在のデジタルであればモニターで、オリジナルから自身で如何様にも後処理ができます。

 ということは、個々のレンズが持つ特徴を、後処理されたDPE店の写真でなく、撮って出しのオリジナル画像で確認することができるということです。これはレンズ好きのカメラマンにとってはこれ以上ないプレゼントと言えそうです。

 今日の写真はフルサイズセンサーカメラで、昔のレンズを使用した作例です。このレンズ、今では値段もつかないような不人気のレンズですが、どうですかこの描写。

 日が傾いた午後の光の雰囲気が良く描写されており、人物はくっきりと背景から浮き上がり、素晴らしい臨場感を感じさせてくれています。今ではだれも見向きもしませんが、これがこのレンズの真の実力なのです。

 このフルサイズミラーレスカメラ、昔の様々なレンズに命を吹き込む魔法のカメラと言えるのではないでしょうか。

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 下の小さな写真は、上の写真を撮った後の散歩の帰り道、柿畑の中で出会ったキジですが、レンズが標準ズームでしたからこの程度にしか撮れませんでした。

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 撮影機材のカメラはSony α7Ⅱに、レンズは Minolta AF35-105 F/3.5-4.5。大きな写真の撮影データは、焦点距離90mm、35ミリ版換算90mm、ISO320、F5.6、1/160sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。