写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

セントルシアの貿易風の吹く丘にて

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 カリブ海の島国セントルシアは、東インド諸島のうちの一つで、国土面積は日本の淡路島ほどしかありませんが、熱帯地方に位置することから気候は温暖で、一年を通じて観光客が特に欧米からたくさん訪れます。

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 この島は火山活動でできたことから、島中央部には山岳地帯があり、一部は深い熱帯のジャングルとなっていますから、美しいカリブのビーチはもちろんですが、小さな島でありながら同時にジャングルツアーを楽しむことができるのが特徴です。

  今日の写真は、この島でも有数の観光スポットのうちの一つで、小高い丘と美しいビーチ、そしてかつてイギリス軍が、島の防衛のために造った砦の遺跡がある、島北部のピジョン国立公園の中で撮った二枚です。

 大きな写真の背景は、晴れた日には隣のフランス領マルチニーク島が見えるカリブ海ですが、一年中北西の貿易風が吹いていることから、波は静かではありません。この丘の上は風が非常に強く、帽子をかぶっていられません。

 小さな写真は、砦から小高い丘を撮ったもので、中央の丘の頂上が大きな写真の場所です。今から思うとこの島、本当にこの世の天国のようなところでした。

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 カメラはNikon Cool Pix 5400。大きな写真の撮影データは、焦点距離7.2mm、35ミリ版換算35mm、ISO 50、F6.7、1/sで274した。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

虫をくわえるモズ

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 山にはまだちらほらと新緑の中に桜が残っていますが、里では花が散ってしまったある日のこと、岐阜市近郊にある自然豊かな自宅近所を、カメラを持っていつもの様に散歩していると、近頃同じ場所でよく見かけるモズのつがいに、今回もやはり出会いました。

 

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 オスのモズは警戒心が強いのか、10m以内には近づけませんが、メスはいつも、かなり近づいても威嚇と思われる鳴き声を鋭くするだけで逃げようとしません。この近くに子育て中の巣か、あるいは雛がいるのではと思っています。

 でもこの日は、オスよりメスの方が遠くにいたので変だと思ったのですが、その理由が分かりました。写真の通りメスは丁度狩りをして帰ってきたところで、口に獲物くわえています。下の小さな写真を見てみると、それは今あちこちで見られるミツバチのようです。

 春になった今、ミツバチたちは花から花へと蜜を集めるのどかな風景が見られるのですが、その一方でこうして野生の生存競争が繰り広げられているのですね。厳しい世界です。

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 カメラはSony α77Ⅱに、レンズは Sigma AF300mm Apo Macro。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F5.6、1/1,250sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。 ところでこの望遠マクロレンズ、近接描写はピント、発色とも素晴らしいのですが、遠景では逆にピント、発色とも今一つのように感じます。

背景は岐阜公園の噴水

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 今月25日に久しぶりに岐阜公園に行ってきました。ソメイヨシノはもう完全に散ってしまっていたのですが、八重桜はまだ満開を過ぎたあたりで、未だには花見が楽しめます。

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 岐阜公園はかつては動物園でもあったのですが、今は庭園をメインとした公園で、昔に比べると寂しくはなっていますのですが、全国的に有名な名和昆虫館がまだ健在であるのは救いです。

  我々が訪れた日はたくさんの小学生たちが遠足に来ており、とても賑やかで、かつては自身がやはり学校の遠足でここに来た当時のことを思い出しました。

 岐阜府公園の入り口には丸い噴水があり、周りにはチュ―リップがきれいに咲いて今がちょうど盛りでした。この美しさに誘われて撮ったのが今日の二枚です。

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 カメラはSony α7Ⅱに、レンズは Tamron 28-75 F2.8XR Di SP。大きな写真の撮影データは、焦点距離50mm、35ミリ版換算50mm、ISO200、F4.5、1/320sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

ミツバチの花粉団子

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 岐阜市近郊にある自宅近所の散歩は、鳥の姿がめっきりと減り、歩く楽しみが少なくなってきました。そこで近頃は空や木の枝を見上げるのではなく、足元の草や花に注意を向けています。

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 野鳥はたいてい鳴きますから見ていなくても気づくことができるのですが、小さな虫たちは注意深く見ていないと見逃してしまいます。蝶は目の隅で捉えることができ、そこにいることに気づくのですが、小さなミツバチなどはそうはいきません。よって、野鳥が少なくなってきた近頃、無駄な鳥探しをあきらめ、もっぱら虫を探しながら歩いています。

  今日の写真は、散歩の途中で見かけたミツバチで、体中花粉にまみれてタンポポの蜜を集めている場面です。

 水谷養蜂園のウエブサイトにこんな記述があります。「ミツバチが花から採るのは、はちみつだけではありません。ミツバチたちは、たくさんの花粉も集めて回ります。花から花へと移り、花粉まみれになり、花粉袋に足を突っ込んで花粉を集めるのです。そして花びらの上や飛行中に、上手に花粉をだんご状に丸めて足につけ、巣まで運んでいきます。できあがった花粉だんごはハチパンとも呼ばれ、はちみつとあわせ、ミツバチたちの栄養源になります。」

 大きな写真の、ミツバチの後ろ脚にある黄色の塊は花粉団子ですね。また小さな写真は、少し見難いのですがタンポポの花粉を写しています。

f:id:photolifenet:20170425203033j:plain カメラはSony α77Ⅱに、レンズは Sigma AF300mm Apo Macro。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F6.3、1/250sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

散歩道の逃げないモズ

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 岐阜市近郊にある自宅近くを、毎日カメラを持って約2.5Kmの道のりを散歩しているのですが、普段でもそれほど多くはなかったのに、近頃はめっきりと野鳥の姿を見る機会が減りました。川にカモの姿はなく、彼らはもう北に帰ったのかもしれません。ジョウビタキももうずいぶん長いこと見ていません。

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 イカルやシメも、1か月ほど前までは群れているたくさんの数を見かけたのですが、数日前に2羽のイカルを遠くの木の梢で見かけたのが最後です。思えば新緑の枝にイカルやシメの姿を見た記憶がありません。

  そんな近頃の散歩道ですが、なぜかモズだけは毎回現れ、今日の写真のように道端の木の上で大きな声で鳴いています。毎回同じところですから、もしかしたら彼らの巣に近づいた私を威嚇しているのかもしれません。

 かなり近づいても逃げないこと、鳴き方が鋭いことからそう思うのですが、散歩はこの道しかないため避けるわけにもいかず、しばらく我慢してもらうしかありません。

 下の小さな写真は、隣の家の大きな庭木のつつじで、もうこんなにきれいに咲いています。

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 カメラはSony α77Ⅱに、レンズは Sony 70-300 G SSM。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F8.0、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

背景は水門川の桜

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 大垣市の中心部を流れる水門川は、大垣市のウエブサイトによれば、「大垣と桑名を結ぶ運河で、永禄4年(1561)大垣城氏家直元が、城池改築のさい開削したと伝えられています。」その水門川、今では重要な観光資源になっており、特に、川岸に沿って植えられた桜は春の風物詩です。

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 川に沿って歩道が整備されており、ゆったり散歩しながら花を楽しむことができ、また川面にたらい舟が浮かぶ様は、江戸時代の頃もこうして市民は水を楽しんだのだろうかと、遠い昔を想い起こさせるなど、日本の春を満喫できます。

  水門川を大垣駅に最も近い地点から、観光写真に必ず登場する住吉燈台に向かって歩くと、その川沿いのいたるところに写真スポットがありますから、写真好きの人は本格的なカメラの携行をお勧めします。我々が訪れた当日も多くのカメラマンが傑作を狙っていました。

 今日の写真は、水門川のもっとも広い地点にあるスポットで、咲き乱れる桜をバックにすることができます。でも残念ながらこの日は既に多くの花が散っていましたが。

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 カメラはSony α55に、レンズは Minolta AF24-85 F/3.4-4.5。大きな写真の撮影データは、焦点距離24mm、35ミリ版換算36mm、ISO 100、F9.0、1/125sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

グミの花とクマバチ

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 桜が終わるとほぼ同時に、岐阜市郊外にある自宅の庭の、びっくりグミの花が咲き始めました。今その満開を迎えているのですが、この時期、木一杯に咲いた無数の白い花に、優に10匹を超えるクマバチたちが蜜を吸いにやってきています。

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 木の花の下に立つと飛行機の爆音のように、ブーンと勇ましい音が響きます。彼らのおかげでおいしいグミが食べられるのですね。でも悔しいことに、このグミのほとんどを食べるのは、ヒヨドリとカラスなのです。

  ところで不思議に思っているのですが、自宅庭に先日咲いていたサクランボの花には、いつもよく見る小型のミツバチが来ていたのですが、このグミには来ておらず、見るのは今日の写真の大型のクマバチばかりです。グミの花の蜜はミツバチでは吸えないのでしょうか。花の形を見ると筒状に長いことから、ミツバチのくちばしが届かないのかもしれません。

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 カメラはSony α77Ⅱに、レンズは Sigma AF300mm Apo Macro。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F5.0、1/800sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。