写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

日本 保護色のホオジロのメス

f:id:photolifenet:20171229210308j:plain

 今日の写真は、岐阜市近郊にある自宅近くの散歩コースで出会ったホオジロのメスです。
 ホオジロ留鳥ですから一年中住む場所を大きく変えることはないのですが、夏になるとやはり見かける機会は少なくなります。多分里より少し山寄りに位置を変えるのかもしれません。

f:id:photolifenet:20171229210324j:plain

 今の時期、毎日の散歩でホオジロには必ず出会いますが、こちらが彼らを見つけるより早く、相手がこちらに気づいてしまいますからいつも逃げられてしまいます。
 ただいつもホオジロが注意深くこちらのことを気にしているかというとそれは疑問で、時にはすぐ近くから彼らが飛び立つこともありますから、警戒心はそれほどでないような気がします。
 ただ彼らの体色が保護色で見つけにくく、図らずもこちらが彼らに近づきすぎてしまうのが常です。

f:id:photolifenet:20171229210339j:plain

 今日の写真のように、ホオジロが枯草の中にいると、彼らが動かない限り見つけるのは困難だということはお分かりいただけるかと思います。それにしても降る雪が画面に白く写っていますが、情緒ありますね。
 2枚目の写真は雪をかぶった山を背景にしていますが、いかにも冬を感じさせる風景になっています。
 3枚目は冬の寒空を舞うトビです。今日の獲物を見つけられるのでしょうか。
 それにしてもこのカメラ、本当によく写りますから、野鳥写真にはとても重宝しています。

f:id:photolifenet:20171229210250j:plain

 使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは、焦点距離219.8mm、35ミリ版換算599mm、ISO 400、F5.0、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

セントルシア 島の魅力の理由

f:id:photolifenet:20171228221433j:plain

 カリブ海の島国セントルシアは、日本ではそれほどなじみがないのですが、欧米では最も行きたい観光地の一つに数えられています。
 その人気の秘密はいろいろあると思うのですが、この国にしばらく住んで分かったのは、小さな島であるにも関わらず多様な自然と、観光地化され切っていないローカルの良さが残っていることだと思います。また、観光客にとって極めて重要な治安が保たれていることも需要な点だと思います。

f:id:photolifenet:20171228221449j:plain

 言葉ではなかなか言い表すのが難しいのですが、この島で過ごす時間は、超エキサイティングな場所やイベントがあるわけではないのですが、でも決して退屈しない楽しみがあります。それは海であったり、島中央部のジャングルであったり、そしてそれは昔ながらの人々の暮らしの中にも見ることができます。
 さて今日の写真は、この国一番の観光地であるロドニーベイ(ロドニー湾)の端にあるピジョンアイランド国立公園内の、かつてイギリス軍が建設した軍の施設の遺跡を背景にしています。

f:id:photolifenet:20171228221500j:plain

 トロピカルな島に残るかつての時代を表す遺跡は、ミステリアスな雰囲気が漂い、被写体としては申し分ありません。
 1枚目の背景の遺跡の外観は3枚目の写真で分かります。また2枚目の写真は、国立公園入り口近くから見たこの園内にある2つの丘の高い方で、裾には熱帯雨林が広がっています。そして右手に見えている建物は、これも遺跡の一つですが、現在は改修され、博物館と喫茶店および公園事務所として利用されています。
 これらの遺跡はこの国の貴重な観光資源ですが、傷みが進んでいるのが心配です。

f:id:photolifenet:20171228221417j:plain

 使用機材のカメラはCANON PowerShot Pro 1 。大きな写真の撮影データは、焦点距離11.5mm、35ミリ版換算45mm、ISO ?、F2.8、1/40sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。このカメラ、素晴らしい画像を見せてくれます。

 

日本 逃げなかったカシラダカ

f:id:photolifenet:20171227203344j:plain

 今日の写真は、岐阜市近郊にある自宅近くの散歩コースで出会ったカシラダカの雄です。
 数日前の散歩で、カシラダカが地上近くの草むらにいたところに私が出くわし、数羽は驚いて飛び近くの藪の中に去ったのですが、この写真の一羽だけがなぜか留まりました。私はしばらくその場を動かないようにして彼を見守っていたところ、彼は私を意識しながらも地上の餌を食べていました。
 しかしさすがに私が気になるのか、地上近くの草の茎の上に飛び移り、思案している様でした。それが2枚目の写真です。画面の中央に写っているのですが、保護色のため見づらいかと思います。

f:id:photolifenet:20171227203400j:plain

 その後、少し離れた場所の、私の背丈ほどの枝に停まりました。そこは、うまい具合に背景が遠いことから邪魔なものが写らず、鳥をきれいに写せる場所でした。まさにカメラマンにとっては願ってもない場面です。
 慎重に少しづつ近づいて撮ったのが今日の1枚です。
 思うに渡り鳥は、常に日本にいる留鳥より警戒心が薄いような気がしますが、そうだとしたら、これまでの人間の野鳥との接し方の歴史に由来するのでしょうね。
 日本でも、野鳥と人間がもう少しフレンドリーな関係になれたらといつも思います。

f:id:photolifenet:20171227203328j:plain

 使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは、焦点距離219.8mm、35ミリ版換算599mm、ISO 400、F4.0、1/400sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

セントルシア 背景は世界遺産のピトン山

f:id:photolifenet:20171226220649j:plain

 カリブ海の島国セントルシアは、これまでバナナ栽培がこの国の代表的な産業でしたが、近年は観光業がこれに代わりつつあります。
 政府はこの観光に力を入れており、北米からの定期便の就航にかかる補助金、ホテル開業に対する税金の優遇など、観光客を誘致するための政策に力を入れています。

f:id:photolifenet:20171226220704j:plain

 そのセントルシア最大の観光地が、首都のカストリーズから北に17Kmほどに位置するロドニー湾周辺です。そしてそこに次ぐ観光地が今日の写真の舞台であるスフレです。
 スフレは小さな漁村ですが、今日の写真の背景になっているピトン山があり、その山を含むこの辺り一帯が世界遺産に登録されています。

f:id:photolifenet:20171226220719j:plain

 スフレにはこの奇観ともいえるピトン山をはじめ、自然に湧き出す温泉があり、水の透明度が非常に高いビーチに立つ超高級ホテルなどが整備され、世界のビッグネームも訪れる場所となっています。
 住んでいた当時はそれほど思わなかったのですが、今から思うとセントルシア本当にこの世の天国のような島でした。

f:id:photolifenet:20171226220623j:plain

 使用機材のカメラはOlympus E500、レンズは Zuiko 14-45mm。大きな写真の撮影データは、焦点距離30mm、35ミリ版換算60mm、ISO 100、F9.0、1/250sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

日本 散歩コースのイカルの群れ

f:id:photolifenet:20171225225842j:plain

 岐阜市近郊にある自宅近くを散歩するのが日課ですが、常にカメラを持ち歩くことから雨の降るようなお天気の悪い日は歩きません。
 しかし、空模様がはっきりせず家を出るときは降っていなくても、途中で細かい雨に出会うことはあります。そんな時はカメラを上着の下に隠して保護します。

f:id:photolifenet:20171225225859j:plain

 先日の寒い日もそんな空模様で、散歩の途中で西の空から暗い雲が迫り、風に飛ばされたような冷たく細かい雨が降り始めました。仕方なくカメラを懐に入れ、家路を急ぎました。
 散歩コースの終わりに近い、敷地をフェンスで囲った農場の木に、100羽は超えると思われるイカルたちが停まっていました。こんな光景は初めてです。今までせいぜい20羽ほどの群れは見ましたが、これほどの数は経験がありません。
 その時の写真が今日の2枚ですが、もちろん写真に写っているのは群れの一部です。
 大きな写真をよく見ると、細かい雨が降っているのが分かります。雨でカメラを濡らしたくないのですが、この場面を撮らないわけにはいきません。帽子などで濡らさないように工夫しながら撮りました。

f:id:photolifenet:20171225225825j:plain

 使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは、焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F4.0、1/500sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

セントルシア 島の子供たちと共に

f:id:photolifenet:20171224203458j:plain

 カリブ海の島国セントルシアは、国土面積が600㎢強で、日本の淡路島ほどの大きさです。これを分かりやすく言えば縦横が20×30Kmとなり、その大きさがご理解いただけると思います。
 島は火山活動でできた火山島ですから、土地の起伏が激しく島中央部は山が連なる高地となっています。この高い山があるおかげで年間を通してお目が多く、山地は深いジャングルを形作っています。
 島の道路は海岸線に沿って、島をぐるりと一周できるように作られ、大抵の場所は海を見ながらの運転になります。

f:id:photolifenet:20171224203510j:plain

 今日の写真は、島のカリブ海側である西側の道路でのスナップで、波のない穏やかな海を眺めながらのドライブができるコースです。この道路はイギリスの協力で建設されたのですが、所々に険しい場所があり、かなりの難工事であったろうと想像できます。
 その道路の、少し幅の広くなったビューポイントともいうべき場所で、現地の子供たちが多分自身で作った民芸品を売っていました。ここで多分と書いたのは、こういったローカルな民芸品ですら Made in Chaina が入っているからです。中国人の商魂はすごいですね。
 2枚目の写真、青いカリブ海ブーゲンビリア、トロピカルな風景に良く似合いますね。
 写真は紙面の容量制限のため、画質を大幅に落としています。こういった色の多い画面は容量が大きくなりますね。

f:id:photolifenet:20171224203438j:plain

 使用機材のカメラはOlympus E500、レンズは Zuiko 14-45mm。大きな写真の撮影データは、焦点距離14mm、35ミリ版換算28mm、ISO 100、F8.0、1/160sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

日本 散歩道のアカゲラとイカル

f:id:photolifenet:20171223193437j:plain

 先日、今月19日の自宅近くの散歩の時のことです。根尾川沿いのコースを過ぎ、柿畑も過ぎて登りの坂道に差し掛かったところ、頭上を一羽の鳥が飛び過ぎました。その鳥は逆光のためにシルエットしか見えず、種類は分からなかったのですが、その大きさと特徴ある飛び方からキツツキのような気がしました。

f:id:photolifenet:20171223193450j:plain

 この散歩コースで冬場のこの時期に、これまで数回アカゲラを見ていますから、多分そうではないかと思ったのです。
 坂を登りきって、農場のフェンスの向こうにある高い木を見上げると、幹に一羽の鳥がへばりついているように見えます。ところが背景が空であることから詳細が分かりませんが、もしやと思いカメラを向けてみてみると、思った通りアカゲラでした。多分さっきの頭上を飛び過ぎた鳥です。

f:id:photolifenet:20171223193504j:plain

 今日の写真は、少し遠いのですがその時のアカゲラです。おなかの赤色と背中の縞のある黒色のコントラストがきれいですね。
 2、3枚目の写真は、このアカゲラの近くにいたイカルで、アカゲラより近かったためにより鮮明に捉えることができました。こういった場面ではどちらにカメラを向けていいのか本当に迷います。うれしい悩みです。
 ところで、根尾川のこちらの自宅周辺ではアカゲラによく出会い、川のあちら側の谷汲ではアオゲラによく出会います。これはたまたまの偶然なのでしょうか。

f:id:photolifenet:20171223193400j:plain

 使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは、焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F5.6、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。
 このカメラ、野鳥写真によく向いており、これに代えてから沢山の野鳥を撮ることができ、また失敗がほとんどなくなりました。機動力とピントの正確さ、それに伴う解像力など総合的に高く評価できると思います。