写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

日本 ミミズをくわえるノスリ

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ミミズをくわえるノスリ

 まあまあのお天気だった1月23日、岐阜市近郊にある自宅の周辺を、いつもの通りカメラを持って散歩していたところ、柿畑の中で柿の木の枝の先端にトビほどの大きさの鳥が停まっていました。
 多分トビだろうと思ってカメラを構えたその時に、鳥は枝を離れ地上に降り立ちました。すかさずカメラでそれを追って立て続けにシャッターを切り、6枚ほど撮ったところで鳥はその場を飛び去りました。

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周りを警戒している

 その写真をモニターで確認してみると、やはりというかその鳥はノスリでした。なぜなら最初見つけたときにトビより一回り小さいという印象だったからと、近頃この辺りでは散歩の度にノスリを見かけていたからです。ただノスリは通常もっと高い所に停まっているのですが。
 写真に写っていたのはノスリの食事の瞬間で、1枚目の写真の通りミミズと思われるものをくわえている場面でした。写ってはいませんでしたが、その後ミミズをそのまま飲み込んだものと思われます。

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 ノスリは普段高い梢や電柱の先端に停まりますが、この日は低い柿の木の枝でしたから、近い距離でこのミミズを狙っていたのでしょう、彼は地上に降り立ち、2枚目の写真の通り、周りを見回して安全を確認してからミミズをくわえています。
 食事を終えると、彼はすぐに3枚目の写真の通り飛び去りました。
 写真が害獣避けのネット越しであるのは残念ですが、ノスリの食事の瞬間を捕えられたのはラッキーでしたし、彼がミミズを食べることも分かったのは大きな収穫でした。

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 使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは、焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 5.0、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

日本 谷汲公園のカケス

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地上で餌探しするカケス

 岐阜市近郊にある自宅周辺はこの冬、まだほとんど雪が降っておらず、これまでに2回積もったのですが、いずれも10㎝以下で、すぐに融けてしまいました。こんなシーズンは珍しいと思います。
 自宅周辺には杉林が多く、雪が降るとその杉林の中からジェージェーと、あのカケスの独特の鳴き声が聞こえるのですが、この冬はそういった訳でその鳴き声を聞く機会がほとんどありません。よって写真にも撮れていません。

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 通常カケスは雪が降らないと林からあまり出てきませんから、普段は見ることさえも難しい鳥だと思っています。
 1月24日、今日の自宅周辺は、雲に陰ったり陽が射したりのまあまあのお天気でしたが、久しぶりに自宅から車で15分ほどの距離にある谷汲公園に、散歩がてら探鳥に行ってきました。以前その公園では間近でアオゲラに逢えたことがあり、その期待もありました。

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 谷汲公園に整備されている山の中の散策道を歩いている時、数羽のカケスの鳴き声が聞こえました。早速その声の方向に行き探すと、いました。でもそこは杉の木の高い場所で、途中にある枝などに阻まれ、うまく撮影できません。それが2,3枚目です。
 そのうちにカケスたちは去ったことから撮影をあきらめ一旦は車に戻りました。ところが、別の用事で再度同じ場所に戻ってみると、なんとカケスたちは地上の斜面で餌探しをしていました。そこでも手前に枝があったのですが、何とかその隙間をぬって数枚撮れたうちの一枚が1枚目の写真です。
 今シーズンやっと撮れた写真ですが、やっぱりカケスは美しい鳥ですね。

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 使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは、焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 4.0、1/250sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

日本 オールドレンズの旅 Zoom-Nikkor 35-105 F3.5-4.5

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 私は現在ミラーレスフルサイズ一眼と言われるカメラのソニーα7Ⅱを持っています。今はこれの新型であるⅢが登場し、非常に評判が良く魅力的に見えるのですが、さりとて現在機のⅡに大きな不満がないことから買い替える気は今のところありません。
 このカメラを買った一番の動機は、これまでに世界中で登場した星の数ほどあるレンズを、最新のテクノロジーで使いたかったからです。

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 もちろんそのためにはボディとレンズをつなぐアダプターが必要ですが、オートフォーカスとか自動絞りにこだわらなければ比較的安く簡単に入手できますから、特に問題にはなりません。ところで昔のマニュアルフォーカスのレンズをオートフォーカスで使用できるアダプターが登場したのは驚きました。下にその記事を引用します。
dc.watch.impress.co.jp

 まさに技術の勝利ですね。
 このカメラに早速手持ちの古いレンズを装着して撮ったのが今日の写真です。
 カメラはセンサーを直接見ることができるミラーレスで、実際に写る画面が見えていますから失敗を事前に防ぐことが可能です。もちろん露出はオート任せで、ピントはファインダーの拡大機能を使えば極めて正確に合わせられます。そしてこのカメラの最大の恩恵は何といっても手振れ補正機能が働くことで、手振れによるピンボケを最小限にすることができます。

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 こうして撮られる、極めて正確な焦点と手振れの無い画像があまりに鮮明であることから、あなたはきっと驚くでしょう。そして古いレンズの本当の実力を知ることとなるのです。あなたはこの体験を通して、悪くすればレンズの泥沼にはまることになります。
 一方で最新カメラでも補いきれない古いレンズの欠点は、発色の悪さと逆光時のフレアーですが、でもデジタルですから後処理で改善できることもあり決定的な弱点とはなりません。
 それにしてもこのレンズ、古いズームですが現代のレンズに比べて遜色を感じません。実際に使用して感じるレンズ本体の質感も素晴らしいと思います。

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 使用機材のカメラは Sony α7Ⅱ、レンズは Zoom-Nikkor 35-105 F3.5-4.5。大きな写真の撮影データは、焦点距離55mm、35ミリ版換算55mm、ISO 320、F4.5、1/500sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。 
 

ベリーズ 身近な野生たち

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樹上で休むクロホエザル

 中米の国ベリーズは、日本ではなじみがほとんど無く、知る人は多くありませんが、欧米では人気の観光地となっています。
 その魅力は数多いのですが、サンゴ焦の美しいカリブ海、国中に点在するマヤの古代遺跡、そして豊かな野生が息づく自然などが代表的なところです。

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 ベリーズの国土面積は日本の四国ほどしかないのですが平野が多く、どこへ行ってもとても広々としており、狭さを感じることはありません。また人口が少ないことから、野生動物が多いのでしょうか、どこでも目につきます。
 今日の写真は、この国最大の都市ベリーズシティから、車で30分ほど内陸部に入ったところで撮った4枚で、現地では特に珍しい動物たちではありません。

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 1枚目が木の上で休むクロホエザル。体の大きさからは信じられないような、森中に響き渡るような大声で鳴くのが特徴で、彼らは一生地上に降りない樹上生活者だそうです。
 2枚目はグリーンイグアナで、木登り、泳ぎ、走りの名人で、尻尾を含む全長は2mを越えます。成人して歳を取るに従い体色がオレンジ色に変化していきます。

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 3枚目はハゲワシで、公共のゴミ捨て場の上空で良く舞っていますが、主食は動物の死骸です。
 4枚目が大きなクチバシを持つ人懐こい種類で、人をあまり恐れません。道路脇でよく見かけます。
 これらの動物たちは、郊外を走るとほぼ必ず見かけるほど一般的な種類で、田舎では日常生活に密着しています。

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 使用機材のカメラは Sony α57、レンズは Sony DT55-300。大きな写真の撮影データは、焦点距離55mm、35ミリ版換算82mm、ISO 400、F7.1、1/800sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。 

 
 

日本 散歩道の虹

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散歩道の青空に架かった虹

 岐阜市近郊にある自宅の周辺は、自然が変化に富んでいることと、人が少なくビルが一つもないような田舎であることから様々な野生動物が多く住んでいます。ここでは人と獣たちとが昼と夜に分けて共存していると言えるのかもしれません。
 夜になるとシカや、もう少し小型の動物の鳴き声が聞こえ、朝は庭や畑に足跡やフンがあり、時には夜間に動物との交通事故も起きます。
 そんな自宅周辺を毎日カメラを持って散歩するのですが、冬場には多くの野鳥たちに出会えますから、歩くのが楽しくなりますし、四季の移り変わりの中で自然の美しさも味わうことができます。

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田園を走る樽見鉄道

 その散歩コースは毎日決まったルートで、距離は約2.2Kmと少し短いのですが、今時のシーズンには朝と昼の2回歩きますから、適度な運動になっていると思っています。
 昨日のことですが、空は青い部分が多いのですが、遠くの雲から来るのか、細かい雨が陽射しに光るようなお天気で、カメラを防寒具の下に隠しながら歩いていると、散歩終盤に青空に虹がかかっているのを見つけました。
 それが1枚目で、写真に撮ると色が淡くなってしまうのですが、虹があるのをお判りでしょうか。
 写真の手前の方に樽見鉄道の線路が見えていますが、この虹と一緒に撮れたらいいなとしばらく列車を待ちましたが、結局通ることはありませんでした。
 2枚目は、虹とは別の日に撮った、その場所を通過する樽見鉄道の車両です。

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 使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは、焦点距離8.8mm、35ミリ版換算24mm、ISO 400、F 7.1、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

日本 文殊公園の登山道と野鳥

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背景は登山道の下り

 昨日の1月19日、朝から青空が広がり日当では暖かな一日になりそうな天候でした。空気は冷たいのですが風はほとんどなく、外を歩くにはちょうど良い行楽日和となりそうです。
 岐阜市近郊にある自宅から車で15分ほどの所に、いくつかの山全体を散策できるように整備した文殊公園があります。夏にはバーベキューテラスが賑わう場所で、いくつかのバンガローよりも高級な宿泊施設もあります。

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巣材を集めるヤマガラ

 この公園はいくつかの山を散策道でつなぎ、かなりの長い距離を歩けるように整備され、その中の尾根伝いを歩く場所は眺めがよく、お昼の弁当を開くには絶好です。
 今の冬の時期はさすがに散策に訪れる人は少なく、この日も最も手軽に登れる頂上到着までに出会ったのは数人でしたが、その中に山の斜面で水晶を掘っている親子連れがありました。ここで水晶が採れるとは知りませんでした。

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クヌギをつつくコゲラ

 今日の写真の1枚目は、管理のために車も通れるように整備した、公園で最も広い登山道での記念写真で、頂上からの帰りの下り道での一枚です。この辺りは雑木林で秋には紅葉が綺麗な場所です。真冬の今は葉が落ち、見通しが良くなっています。
 2枚目、3枚目は登りの時に出会ったヤマガラコゲラで、撮影には少し遠かったのが残念です。これを撮った撮影場所の登山道中腹にはクヌギの木が多く、コゲラに出会える確率の高い所です。

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頂上からの濃尾平野

 4枚目は頂上から濃尾平野の眺めですが、遠くには名古屋の駅前ビル群を見ることができます。
 使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは、焦点距離16.2mm、35ミリ版換算41mm、ISO 400、F 4.0、1/500sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

日本 青空の中のたくさんのトビ

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 岐阜市近郊にある自宅周辺の散歩に、今日もいつものようにカメラを持って午前9時前に出かけました。今朝は霜が降り冷え込みましたが、空は快晴に近く、陽当たりにある場所では太陽のぬくもりが得られ、気温ほどの寒さを感じませんでした。
 いつものように柿畑の中を歩いている時、ふと畑の中に建っている高圧送電線の鉄塔を見上げると、頂上にあるケーブルに数羽のトビが停まっています。そしてその鉄塔をよく見てみると、他にたくさんのトビが鉄骨の骨組みの下の方にまで停まっているのに気が付きました。

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 この鉄塔は、この辺りで見られる中で最も大型のタイプで、上部が2つに分かれるYの字型をしており、その両方ともにトビが停まっていました。ざっと数えると50羽を超えていましたが、こんなにたくさんのトビを同時に見たのはこれが初めてです。
 多分この鉄塔の近くに彼らの好物の餌があるのでしょう。それが何であるのかを確かめることはできませんでしたが、これだけの数が集まっているのですから、新鮮な野生動物の死骸でしょうか。

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 この辺りはシカやイノシシが多く、河川敷や農園の草藪の中にこれらを捕獲するための罠があちこちに仕掛けられていますから、それに掛かっている獣でも見つけたのでしょうか。
 ちなみに動物の罠は、猟をする人が午前8時前までに仕掛けた場所を見回って、掛かっていれば回収するそうですから、その可能性は低いと思いますが。それにしてもこれだけ沢山集まっていると、その原因が気になります。また、青空を背景にしたトビの姿が美しいですね。

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 使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは、焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 8.0、1/1,600sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。