写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

日本 人の近くのヤマガラ

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 先日このブログ上に、岐阜市岐阜城(稲葉城)のある金華山に登山した話題を載せました。その際に頂上にある岐阜城の入り口広場で、とても人に慣れたヤマガラをご紹介しました。
 そこで見たヤマガラは、人の手からピーナツをくわえると、一目散に飛び去ります。でも10秒ほどもするとまた現れ、同じようにピーナッツをくわえ飛び去ります。
 ここに現れたヤマガラは複数で、私の見たところ4羽はいたのではと思っています。4羽であるとしても餌を捕りに来る間隔が短く、持ち去ったピーナッツを食べ終えてからきているとは思えませんでした。

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 手持ちの図鑑に拠れば、ヤマガラは木の実を土中や樹皮の隙間に蓄える習性があるとありますから、彼らは持ち去ったピーナッツをせっせとどこかに隠していたのかもしれません。それはもしかするとこれから迎える冬に備えているのかもしれません。
 そういえば、ヤマガラにピーナッツを与えていた人は、ヤマガラが人の手にまで餌を捕りに来るのはこの時期だけだと言っていたのを思い出しました。ヤマガラたちは冬支度をしているのですね。
 今日の写真の1枚目は、まだ警戒心が強い個体なのか、ピーナッツを少し離れた枝からじっと見ていた一羽です。ヤマガラの体色はコントラストがはっきりしており、色も美しいですね。

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 2枚目は、こちらの個体は人間に十分に慣れているのか、人の手が届くところまで来て、短い時間ではあるのですが留まっています。これくらい人に慣れてくれると嬉しいですね。
 3枚目はカマキリと一緒に撮りました。ヤマガラはカマキリを食べないのでしょうか。カマキリは強そうだから、モズくらいでないと無理かもしれませんね。
 この写真はヤマガラがカマキリから逃げているのではなく、手の上のピーナッツを採りに飛び立った瞬間です。

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 使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは焦点距220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 4.0、1/640sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

日本 紅葉前の横蔵寺

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 先日11月4日の文化の日の振り替え休日に、ピーンと澄み切った青い空に誘われて、岐阜市近郊にある自宅近くの谷汲山横蔵寺に行ってきました。
 横蔵寺は秋の紅葉で有名なお寺なのですが、今の時期、紅葉に早いのは分かっていました。でも新しい車が手に入り、どこか手ごろなところへ出かけたかったのです。
 このお天気ですからオープンにして行きたかったのですが、ハードトップを外すのが手間であったことからそのまま出かけました。でも途中でオープンにすればよかったと後悔しましたが。

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 以下は横蔵寺に関するウィキペディアウエブサイトからのご紹介です。
 「横蔵寺は岐阜県揖斐郡揖斐川町谷汲神原にある天台宗寺院。山号は両界山、本尊は薬師如来。西美濃三十三霊場第一番札所。重要文化財を含む多数の文化財を有し、「美濃の正倉院」とも呼ばれる。紅葉の名所でもあり秋の行楽シーズンには特に多くの参拝客が訪れる。このシーズンに「横蔵寺もみじまつり」が開催されライトアップが行われている。」

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 今日の写真の1枚目は、木漏れ日の中の本堂です。背景にこんな山寺にしては珍しい三重の塔の一部が見えています。
 2枚目は、境内に入るための小川に架かる橋で、赤い橋と共に背後の石垣と白壁がとても美しいお寺のエントランスです。紅葉の時期にはここが最高の撮影スポットになります。
 3枚目は境内にあったモミジを背景にしていますが、このモミジ、紅葉というより葉は枯れて色が変わっていました。今年はちゃんと紅葉するのか心配です。

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 使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは焦点距8.8mm、35ミリ版換算24mm、ISO 400、F 2.5、1/100sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。ac

日本 金華山の手乗りヤマガラ

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 11月4日、今日も岐阜地方は昨日に続いて朝から快晴に恵まれ、澄み切った青い空が広がっていました。
 今日は職場が代休でお休みですから、昨日に続いて紅葉狩りを予定していたのですが、紅葉にはまだ早いことが昨日で分かりましたが、以前からの予定通り岐阜城のある金華山に登りました。
 この山には頂上までロープウエイが整備されているのですが、無論それを使わず歩いて登ります。
 登山道はいくつもあるのですが、前に登ったことのある中級者向けで、岩場が多い七曲りコースを選びました。

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 どこの山でも登山するたびに野鳥に出会うことを期待してカメラを持参するのですが、この金華山ではこれまで出会えていませんでした。
 ところが今日は、8割ほど登ったところで、人を全く恐れないヤマガラが、私のいる所から1mほどの近くの枝に来ました。私はじっと身動きしないでいたわけでなく、カメラを構えようと動いていたのですが、それでもヤマガラは恐れるような様子はありませんでした。
 これには驚きました。いくら何でもこのヤマガラ、警戒心がなさ過ぎます。結局手持ちのズームレンズでの望遠側では近すぎてピントが合わず、35㎜版換算39㎜で撮りましたが、それでも画面にはっきりと写っています。
 頂上の岐阜城に到達し、2枚目の写真の通り多くの観光客が休んでいる中で、一人のおじさんがヤマガラにピーナッツをあげていました。1枚目の写真の通りヤマガラは何と人の手から餌を取っていたのです。

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 餌をもらいに来るヤマガラは少なくとも4羽以上で、周りにたくさんの人がいる中、次から次へとおじさんの手からピーナッツを取っていました。
 これで先ほどの警戒心の無いヤマガラの謎が解けたような気がしました。一緒にいた妻はおじさんからピーナッツをもらい、それを手のひらに置いたところ、やはりヤマガラはその手を訪れました。
 野鳥に餌をあげる行為は議論の対象となるかもしれませんが、それは野鳥と人間の何ともほほえましい光景でした。
 3枚目は頂上から長良川辺りを見た景色で、空には雲一つなく絶好の登山日和だったことがお分かりになると思います。

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 使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは焦点距139.5mm、35ミリ版換算380mm、ISO 400、F 8.0、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

日本 紅葉を背景にできなかったトヨタMRS

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 11月4日の今日は朝から青空が広がり、絶好の紅葉狩り日和でした。
 岐阜市近郊にある自宅の周辺はまだ紅葉に早く、見る限りでは山は色づいていません。でも自宅から車で30分ほどの奥にある本巣市根尾地区にある上大須ダム周辺なら紅葉が始まっているだろうと出かけました。
 しかし期待は見事に裏切られ、山の一割以下の木に黄色やオレンジの色づきは見られるものの、見頃には程遠い状態でした。例年の今頃は紅葉が始まっていると思うのですが、今年は遅れているのでしょうか。

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 さらい悪いことに上大須ダムは、ダムに入る直前で工事のため通行止めとなっており、ダム湖を目の前にしてそれ以上進めませんでした。紅葉がだめなら、せめて湖周辺を歩きたかったのですが。
 今日の写真はその通行止めの場所で撮ったのですが、ご覧の通り山肌に紅葉は見られません。
 ところでそこに写っている車ですが、先週の土曜日に納車されたばかりの我が愛車トヨタMRS です。
 この車、以前からとても気になっていたのですが、自宅周辺では車屋に車そのものが見当たらず、見る機会さえなかなかありませんでした。

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 ところが3か月ほど前に、たまたま入っていた喫茶店の駐車場に3台のMRSがやってきました。それらのオーナーはいずれも若い男性で、皆単身でしたが、楽しそうな雰囲気でした。
 それからますますこの車が気になり、ネットなどで探した結果、埼玉県の店から買った次第です。
 届いた17年式のハードトップ付きSエディッションの車の外装の状態は良く、塗装のつやもありました。機関についてはまだ乗り始めたばかりですから分かりませんが、いまのところ悪くないと思います。ただこの車、シート位置がとても低いことから乗り降りが大変です。これは所有してわかることですね。
 2枚目、3枚目は、ダムから降りてきて、集落近くにある神社で撮りました。 

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 使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは焦点距12.3mm、35ミリ版換算34mm、ISO 500、F 4.0、1/250sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。
 

ベリーズ 頭上の Roadside Huwk (ロードサイド ホーク)

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 中米の国ベリーズは、国土の面積が日本の四国より少し広いだけの小さな国ですが、熱帯地方に位置し、平野が大部分を占める国土の標高が低いことから、海岸地方はもちろんですが、内陸部でも水場が多く、そのため緑豊かなな自然が広がっています。
 また、この面積の国土に人口が約36万に人と極端に低く、土地の開発が進んでないことも豊かな自然の維持に寄与していると思います。
 例えば、この国最大の都市であるベリーズシティでも、空にはグンカンドリ、ペリカン、ミサゴ、ハゲワシが舞っており、朝晩には多くのサギやシロトキが群れを成して市内上空を横切っていきます。

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 また地上近くでは、鳩よりもずっと大きなカワセミが水中にダイブし、2種類以上のインコがうるさく飛び交い、キツツキが電柱に穴を開け子育てをしています。そして夜には市街地にカラスほどの大きさのフクロウが電線に停まっているのです。まさにここは街中でありながら野生の王国と呼ぶにふさわしい動物たちの楽園なのです。
 今日の写真はベリーズシティから、車で1時間ほどの地方にある集落で出会ったときの写真で、民家から少し離れた森の中で撮った Roadside Huwk (ロードサイド ホーク)です。このタカはこの国で最もポピュラーな猛禽の一つです。

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 その名前の通り、幹線道路などの道端でよく出会いますが、彼は森の中より、森と開けた場所の境にいることが多いことから道路端で見かけることになると思います。
 大きさはオオタカより小さく、ハイタカよりも大きな、小型のカラスほどで、体色は背中が灰色、おなかは茶色の横じまが目立つ美しい猛禽です。顔つきは猛禽にしてはやさしいと思います。
 このタカ、人を警戒しますが、それほど神経質でなく、彼が高い木にいる場合は真下に行っても割とじっとしてい居てくれます。
 3枚目はタカを見た場所の近くにいた小鳥ですが、ベリーズシティの自宅近くでは見かけない種類で、また上記のタカとは特に関係はありません。

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 使用機材のカメラは SONY α77Ⅱ、レンズは SONY 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換450mm、ISO 400、F7.1、1/800sでした。一枚目の写真はクリックして更に大きく見ることができます。

日本 懐かしのスーパーカー

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 今年10月20日に、岐阜市近郊にある自宅から車で10分ほどの所に、この地方では有名な谷汲山華厳寺がるのですが、そこで旧車ショー、クラシックカーフェスティバルが開かれました。
 そこにはお寺の広い駐車場から、山門に続く参道にかけてたくさんの旧車が展示されており、この日、お天気も良かったせいで多くの人出でにぎわいました。
 このショーに展示できる車の資格は、昭和年代以前の車までで、平成になって発売された車は仲間に入れません。
 今日の写真はそんな中で、日本でスーパーカーブームの火付け役となった頃の車たちをご紹介します。

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 1枚目は、誰もが知っているドイツを代表するスーパーカー、ポルシェで、現在の水冷エンジンと違って空冷エンジン時代の911です。
 スーパーカーブームが始まった頃、フェラーリカウンタックに注目が集まりましたが、そんな中で、買うならやっぱりポルシェという人が多く、根強い人気のスポーツカーです。
 レースで鍛えられた性能は折り紙付きで、信頼性が高いのがこの車のアドバンテージでした。
 2枚目は当時誰もがこの車を見て、その斬新なデザイン、時速300㎞を超える性能、そして信じられないような高価格に驚き、文句なしにスーパーカーを代表する車として認められたものです。

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 こんな車をいったい誰が買うのだろうか、あるいは買える人がいるのだろうかと、余計なお世話ながら心配したものです。ランボルギーニカウンタックは完全に別世界のおとぎ話でした。
 3枚目は、カウンタックに比べるとオーソドックスな形ながらデザインが美しいフェラーリですが、イタリアに歴史ある高級スポーツカーだけを作るメーカー、フェラーリがあることを知ったのはこの車が有名になる頃でした。今見ても最高に美しいですね。
 でもミッドシップでありながらノーズがむやみに長いような気がしないでもありませんが、巨匠のデザインですから、これがベストバランスなのかもしれません。

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 使用機材のカメラは Sony Cyber-shot W120。大きな写真の撮影データは、焦点距離5.3mm、35ミリ版換算 ?mm、ISO 125、F7.1、1/100sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

ベリーズ 道路端の野鳥たち

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 中米の国ベリーズの、この国最大の都市はベリーズシティで、カリブ海に突き出たような半島に‪位置しています。
 そのベリーズシティを含め、ベリーズの国土はほとんどが平野部で、その標高が極端に低いことからあちこちに水場が多くあります。特に海岸地方は湿地帯が広がっており、そのため開発が進んでいません。
 内陸部に入っても見渡す限りの地平線が続くばかりで山がなく、それどころかブッシュの中に水場が目立つほどなのです。草原や森の見た目は水場でなくとも、分け入ってみると足はずぶずぶと沈んでいくといった具合なのです。

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 こんな国ですからどこへ行っても緑に覆われ、自然の豊かさを感じ、野生動物の王国的なイメージの大地が広がっています。
 ベリーズシティから内陸部方向の西へ向かうと、所々に樹木が茂る森がありますが、大部分は放牧地のような草原が広がっています。でもそこに牛や馬は見当たらず、どのような土地利用をされているのか分からない大地が広がっています。
 そのあたりの道路沿いに、ぽつりぽつりと民家がみられ、道沿いに樹木が良く繁ったところで今日の写真の野鳥たちに出会いました。この辺りは野鳥の種類や数が濃く、注意深く見ていると必ず、いつものおなじみの種類や見たこともない鳥たちに出会うことができます。

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 1枚目はトロゴンの1種ですが、メスであることからそれ程派手な体色をしていません。でもベリーズシティのような街中では見られない美しい種類です。
 2枚目がとても珍しい鳥で、ベリーズ滞在中に見たのがこの時一度だけでした。これもメスで割と地味な体色ですが、近くにオスがいました。
 3枚目は、街中でも見られるおなじみのフーデッド オリオールに見えますが、実は尾に黄色があるイエローテールド オリオールで、フーデッドよりは珍しい種類です。

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 使用機材のカメラは SONY α77Ⅱ、レンズは SONY 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換450mm、ISO 800、F6.6、1/400sでした。一枚目の写真はクリックして更に大きく見ることができます。