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カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

日本 金華山と岐阜城

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 岐阜市は観光資源として長良川の鵜飼いが有名ですが、その鵜飼いが行われるのは長良河畔にそびえる金華山のふもと周辺です。その金華山の頂上には斎藤道三織田信長ゆかりの岐阜城がその威容を誇っています。
 1枚目の写真は金華山のふもとにある岐阜公園から見上げた岐阜城で、こうしてみると天守閣はわざわざ下からその威容が見えるような位置に建てられたものと想像できます。

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 2枚目が岐阜城のすぐ近くにある展望レストランから撮影した岐阜市で、広々とした濃尾平野にあることがよく分かります。写真の左端に見えるのが木曽川で、右側で蛇行しているのが長良川、正面に見える山並みが多分鈴鹿山脈です。
 3枚目の写真は2枚目より少し右に振った景色で、長良川がよく分かります。遠くの中央辺り少し右に、一番高く見えるのが伊吹山で、スカイラインで頂上まで車で行くことができます。聞くところによれば伊吹山ではクマタカを見ることができるそうです。伊吹山周辺の山が養老山脈や揖斐高原かと思います。

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 4枚目が岐阜公園にある看板で、金華山の登山ルートが記されています。岐阜公園側からは主に4つあり、右端の百曲がりは初心者コースで幼稚園児でも登山可能です。
 その看板の左の七曲がりは中級者コースと言われ、自然の山登りを楽しみたい人はこちらがお勧めです。
 中央の馬の背は上級者コースと言われていますが、よく小学生が登っているのを見かけますから、それほど恐れる必要はありません。でも帰りのコースは百曲がりが無難かと思います。

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 標高差300mほどの山登りですが、頂上には展望レストランがあり、ゆっくり食事ができますし、怪我など緊急の場合はロープウエイがありますから気軽に登山が楽しめます。
 城好き、山好きの初心者の方にはお勧めのコースです。
 これが令和元年最後の記事となります。これまでのご愛顧いただきありがとうございました。また来年もよろしくお願いします。

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 使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ。大きな写真の撮影データは焦点距124mm、35ミリ版換算341mm、ISO 400、F 8.0、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

ベリーズ 魅力的なベリーズの島

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 中米の国ベリーズは日本ではほとんど知られていませんが、欧米では観光地として有名で、ヨーロッパや北米からの直行便が多くありますし、大型観光クルーズ船は毎日数隻が巨大な姿を見せます。
 ベリーズの観光資源は大きく分けて3つあり、第1に古代のマヤ遺跡群で、ジャングルにそびえるピラミッドは見る者を圧倒し、悠久の昔に誘います。どのピラミッドも頂上まで登れますから、貴重な歴史遺産を身近に感じることができるのも魅力です。

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 第2は、国土のわりに僅か36万という少ない人口のおかげもあり、全国に豊かな自然が残っていることで、特にバードウオッチャーには決して外すことのできない国となっています。
 特にクルックドツリー野生生物保護区は水鳥の宝庫で、大自然の野生のスペクタクルを味わうことのできる場所となっています。またジャングルも魅力的な野生の世界であることは言うまでもありません。
 そして第3に、カリブ海海洋資源で、一年を通じて多くの観光客でにぎわいます。どこまでも続く遠浅の海は、オーストラリアに次いで世界第2の規模を誇るサンゴ環礁があり、世界遺産となっているブルーホールもここにあります。

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 今日の写真はキーカーカーで、この国最大の都市ベリーズシティから乗り合いのボートで40分ほどの距離にある島で、週末に気軽に訪れることのできる観光地です。
 水はどこまでも透き通って美しく波は穏やかで、遠浅のサンゴ礁の海はダイビングやシュノーケリングに最適です。
 この島はのどかなローカルの雰囲気を残しており、どの景色も都会人の心を癒してくれます。ベリーズを訪れたらここは絶対に外せません。

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 使用機材のカメラは Fujifilm FinePix F60fd。大きな写真の撮影データは、焦点距離8.0mm、35ミリ版換算37mm、ISO 100、F6.4、1/600sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

ベリーズ クルックドツリー野生生物保護区の Ringed Kingfisher(リングド キングフィッシャー)

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 中米の国ベリーズは、日本の四国ほどの国土面積を持つ国ですが、山の多い日本と違って国土のほとんどが平野部で、その土地の標高が低いことから海岸近くだけでなく、内陸部でも多くの湿原があり、よってどこも豊かな緑に覆われています。
 この国最大の都市であるベリーズシティから車で1時間ほどの距離に、ラムサール条約に加盟しているクルックドツリー野生生物保護区があります。

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 この保護区には、川幅が広がったような大きな湖があり、乾季になって湖の水位が下がると周辺から国境を越えてたくさんの水鳥たちが集まります。その数は何万何十万となり、素晴らしい野生のスペクタクルを見ることができます。
 そんな群れとしての水鳥たちの壮観な眺めに加えて、空中から水中に飛び込み魚を捕る、鳥たちの豪快な漁を見ることができるのもこの時期です。
 その代表がアジサシやミサゴ、それに今日の写真のカワセミです。
 このカワセミは全長が40センチを超える大型の Ringed Kingfisher(リングド キングフィッシャー)でこの保護区でよく見られる種類です。

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 カワセミは水面上の枝の上から獲物を探し、そこから飛び込むイメージがあるのですが、このリングド キングフィッシャーは、空中でホバリングをしながら獲物に狙いを定め、そのまま飛び込みます。
 1枚目はホバリングしながら獲物に狙いを定めている場面、2枚目は急降下したのですが、途中で漁をあきらめたところ、3枚目は獲物を飲み込んだ後、木陰で一休みしています。
 この保護区では湖畔を歩いていると、ミサゴやカワセミの漁を間近に見ることができるのですから、本当に素晴らしい、動物たちだけでなくバードウオッチャーにとっても天国のような所なのです。

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 使用機材のカメラは SONY α77Ⅱ、レンズは SONY 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換450mm、ISO 400、F9.0、1/2,000sでした。一枚目の写真はクリックして更に大きく見ることができます。

ベリーズ 野生が身近な国

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 中米の国ベリーズは国土のほとんどが平野部で、更にその標高が低いことから、至る所に水場があります。熱帯地方の水場ですから水中やその周辺に多くの生物が生息し、またそれらを餌とする獣や鳥たちも多く、野生が常に身近にある自然豊かな国です。
 おまけに平野部の湿地が多いことから開発が思うように進められず、結果として湿地や森が残り、日本の四国程の面積の土地に、わずか36万人の人口という人間の密度の低さも手伝って、ベリーズは野生生物の王国となっているのです。

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 今日の写真は、この国最大の都市であるベリーズシティから、内陸部に車で30分ほどの所にある湿地で、川のように見えますが、流れはありません。
 休日にはここで現地の人や、街から訪れた人たちが釣りなどをしていますが、一回だけですがここで、人を襲うクロコダイルが泳いでいるのを見たことがあり、その体長は3m以上はありました。
 写真の撮影時期は4月で、岸辺のジャングルの所々にピンク色の花が見えますが、これは中米の桜と言われるポウイです。

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 ポウイは桜と同じように4月頃、葉が出る前に一斉に花をつけ、少し濃いめですが花のピンク色が遠くから見ると桜のように見えます。3枚目がそのポウイの近影です。
 この写真を撮った橋の上に立っていると、ミサゴやピンク色が美しいヘラサギ、タニシを捕るスネイルカイト、シロトキなどが上空を横切ります。また河辺ではジャカナが水草の上を歩き、カワセミが漁をするのを見ることができます。ベリーズは野生に満ちた豊かな国なのです。

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 使用機材のカメラは Fujifilm FinePix F60fd。大きな写真の撮影データは、焦点距離10.7mm、35ミリ版換算 49mm、ISO 100、F5.6、1/550sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。
 

ベリーズ 精悍な Bat Falcon(バット ファルコン)

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 中米の国ベリーズは熱帯地方に位置し、自然が豊富にあることから街中や郊外を問わず、日常的に多くの野生動物を見ることができます。
 野鳥も例外ではなくその種類はとても多く、また多岐に渡っています。日本で見られる様な種類に加え、温帯地方では見られない熱帯特有のインコやハチドリが沢山いますから、形や色などバラエティに富んでいます。

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 逆に日本では普通にいる鳥たちが、このベリーズでは見られないといったこともあります。例えばトビやカラスはベリーズを含め中米では見ることができません。トビはまだしも、カラスがいないというのは少し不思議な感じがします。
 このベリーズでトビに代わる役目を果たしているのがハゲワシで、カラスの代わりが、日本のヒヨドリより少し大きめのブラックバードです。
 ベリーズではワシタカ類も多くみられ、空を見上げれば必ず舞っていると言えるほど多いハゲワシは別にして、最もポピュラーなのがロードサイドホークで、日本のハイタカのような感じでなかなか精悍です。

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 そして次位によく見られるのが今日の1、2枚目の写真の Bat Falcon(バット ファルコン)で、その名の通りハヤブサの仲間らしく飛ぶスピードが速く、また姿はとても精悍です。獲物はほとんどが小鳥で、トカゲや虫をあまり食べないようです。
 このバットファルコンの撮影場所は、この国最大の都市ベリーズシティから車で1時間ほどの距離にあるマヤ遺跡公園で、彼らはこの園内で子育てをしています。
 3枚目はカラスのように、何にでもちょっかいを出す気が強いブラックバードで、他の鳥の巣を襲ったりする危険な鳥です。彼はバットファルコンの巣の近くで盛んに鳴いていました。

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 使用機材のカメラは SONY α77Ⅱ、レンズは SONY 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換450mm、ISO 400、F7.1、1/800sでした。一枚目の写真はクリックして更に大きく見ることができます。

ベリーズ 壮大な朝焼け

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 中米の国ベリーズに住んでいた頃、自宅はこの国最大の都市であるベリーズシティにありました。
 ベリーズユカタン半島の東の付け根辺りにあり、国土のほとんどは平野が占めています。山間部は南西寄りの一部だけですから、国のどこを走っても見えるのは果てしなく続く地平線だけです。

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 ベリーズシティも真っ平で、山はもちろん土地の起伏もありません。それどころか市内全体の標高が非常に低く、市街地のあちこちに水場があり、雨が続くと道路や敷地はたちまちが冠水します。
 市内といえどもこういった環境ですから、野生生物の生息数が多く、街中であっても普通では考えられないような動物に出会えます。他の国ではツアーでジャングルに行かなければ出会えないような動物たちを、ここでは普段の生活の中で身近に見ることができるのです。

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 今日の写真は、自宅の部屋から撮った朝焼けで、毎朝のようにこんな景色を楽しむことができます。ここがワイルドな場所だからこんな雄大な朝焼けを見ることができる訳ではないでしょうが、まさにここにふさわしい一日の始まりの光景です。
 2枚目は昼間の1枚目と同じ景色で、青く澄んだ空は単純ですが、視界があまりにも広く、見ていると気分が晴れ晴れとする感じで、長い間飽きずに眺めていることができます。
 3枚目は自宅上空を通過する国内線航空機で、夕方近くになると頻繁に横切ります。ある程度お金があればとても便利な交通手段です。

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 使用機材のカメラは Panasonic Lumix FX60。大きな写真の撮影データは、焦点距離4.5mm、35ミリ版換算 25mm、ISO 80、F2.8、1/60sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

日本 琵琶湖の野鳥たち

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 12月21日に琵琶湖の湖北を訪れ、あこがれのオオワシに初めて出会い、その印象が大変大きかったのですが、湖畔にある湖北野鳥センター周辺ではオオワシだけでなく様々な野鳥を見ることができます。
 この辺りは琵琶湖という大きな湖のおかげで、生物の多様性や生息数そのものが多いのだと思いますが、特に湖岸には多くの水鳥を見ることができ、水鳥とは縁のない山間部で育った私のような者には、琵琶湖はとても興味深い場所なのです。

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 もちろん水鳥だけではなく、そのほかの種類も多いのでしょう、野鳥センターには周辺で見られる野鳥の写真が貼り出され、それらの何種類かは剥製になって展示されています。
 この日我々は野鳥センターと、オオワシのいる場所との間の約1.5㎞を往復したのですが、その途上で1枚目の写真のノスリや2枚目のアオサギに出会いました。ノスリは今シーズン初めての出会いです。
 野鳥センターの西側は琵琶湖が広がっており、センターの2階に数多く設置されているフィールドスコープで、湖岸近くに群れる様々な水鳥たちを観察できます。

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 フィールドスコープに興味のある方はここで機種の性能比べをすることができます。機材はニコンが多く、中にはコーワ製もありました。
 3枚目は、野鳥センター前の道路から私のカメラで直接捉えた一枚で、マガモカワアイサなどが写っています。この日残念ながらお目当てのオシドリには出会うことができませんでした。

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 使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ。大きな写真の撮影データは焦点距220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 8.0、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。