写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

日本 この冬に文殊の森公園で出会ったソウシチョウなど

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 今日の写真は今年の冬に、岐阜市近郊にある自宅から車で10分ほどの距離にある文殊の森公園にて2021年1月6日に出会った野鳥たちをご紹介します。この公園はいくつかの山を公園化し、それぞれのピークに登山できる道を整備し、その登山道沿いに様々な樹木を植樹して四季折々の移り変わりが楽しめるようになっています。中でも管理道路として整備されている道は幅が広く歩きやすいことから野鳥観察には最適です。というのも足元に注意する必要がないことから歩きながら探鳥ができるからです。
 1枚目はなぜか今年から良く現れるようになったソウシチョウです。今までもこの公園にいたのかもしれませんが全く気が付きませんでした。彼らは大体決まった場所の道路上で餌を探していますから見つけやすい種類です。それにしても美しい鳥ですね。

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 こちらは秋から冬の時期にかけて公園内のあちこちから騒がしい鳴き声を聞くことができるカケスです。彼らは結構用心深いですから近くから声が聞こえてもなかなかうまく撮れません。ただ体が大きいことから遠くからの撮影でも結構絵になることがあります。カケスも美しい鳥ですから毎回出会いたい種類の一つです。

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 こちらの写真は後ろ姿ですが青色が美しいルリビタキです。雪が積もった日には雪のない地面で餌探しをしていますから出会うチャンスが高まります。それに人をあまり怖がらないことから、出会えば写真に撮りやすい種類の一つです。一部のルリビタキはどうやら公園内で繁殖しているようです。

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 こちらは園内で最もよく見かけるメジロです。彼らは数が多く、また一年中ここで生活していますからそれだけ出会うチャンスが多くなります。この写真では体色が黄色っぽいのですが、若葉の季節には緑色が強くなるような気がします。気のせいでしょうか。

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 使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 4.0、1/500sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

ベリーズ 道路側溝のスネールカイト(タニシトビ)

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 中米の国ベリーズの最大の都市であるベリーズシティは、カリブ海に突き出た扇状地であることから標高が低く、かつては湿地であったマングローブ林を開発したことから市内至る所に水場があり多くの野生動物を見ることができます。ベリーズシティに住んでいた頃の自宅は市街中心部から車で10分ほどの住宅地にあったのですが、その住宅敷地隣の道路に大きな側溝があり、たくさんの水生動物が生息しています。その一つであるタニシを専門に狙うのが今日の写真のスネールカイト(タニシトビ)です。彼は名前の通りタニシを捕るためだけに進化した体形をしています。1枚目は住宅敷地のフェンスでタニシを捕るチャンスを狙っています。

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 彼はこのようにフェンスや電線の上からタニシを探し狙いをつけ、人通りが無くなるのを待ちます。タニシトビは人に慣れてるとはいえ、さすがに人が歩いているすぐそばの側溝に飛び降りるようなことはせず、人が通り過ぎるのを待ちます。なおこの体色が黒いのはオスで、メスは茶色が目立ちます。

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 タニシトビがマンションを背景に移動しているところです。

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 タニシトビが道路側溝を離れ空き地の高い木に停まろうとしているところです。

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 タニシトビがトロピカルキングバードに追われているところです。タニシトビはタニシを捕るために体が特化していることから、他のライバルたちに攻撃されても立ち向かう武器を持っていません。くちばしはタニシを殻から引きずり出すために大きく曲がり、ツメはタニシをつかむために細く長くなっているのです。

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 使用機材のカメラはSONY α77Ⅱ、レンズは SONY 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。1枚目の写真の撮影データは焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F 7.1、1/800sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

ベリーズ 動物園のハーピーイーグルたち

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 中米の国ベリーズの最大の都市であるベリーズシティから首都のある内陸方向に、見渡す限り平坦な土地を1時間弱ほど走ると、この国唯一の動物園があります。ここには海外から連れてこられたのではなく総てこの国に生息する動物たちが飼われています。その彼らは何らかの事情でここで保護されるために飼われており、すぐには野生に戻れない者たちばかりです。今日はその動物園の様子をご紹介します。
 1枚目は世界最強の一つと言われるハーピーイーグルで、オスとメスが隣同士のケージで飼われています。こちらはメスでその堂々とした体格の良さと足の太さ、ツメの鋭さに驚くばかりです。この鳥は現在絶滅寸前でとても貴重な猛禽です。

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 こちらはハーピーイーグルの近くのケージにいた Crested Guan(クレステッド グアン)で鶏よりもはるかに大きくダチョウの仲間のように見えます。この鳥はベリーズではなくコスタリカのリゾートホテルの敷地で見たことがあります。見た目が攻撃的で怖そうです。

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 3枚目は中南米に生息するジャガランディで、体長約65㎝と大きくピューマを小型化したような容姿です。目つきが非常に鋭く、この動物も怖い感じです。この他にもジャガークロヒョウオセロットなど様々なネコ科の動物が飼われており、ベリーズのジャングルにはこんなに多種類が生息しているのかと驚かされます。

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 ジャングルのような園内には動物たちのケージが点々と設置されているのですが、そこはまるで植物園のようになっており、草木や花が好きな人には動物以外にも楽しみがあります。この写真はそんな園内を背景にした一枚です。

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 使用機材のカメラはSony α77Ⅱ、レンズは Sony SONY 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。1枚目の写真の撮影データは焦点距75mm、35ミリ版換算112mm、ISO800、F 4.5、1/60sでした。また1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

ベリーズ 背景はアルツンハ遺跡のピラミッド

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 中米の国ベリーズのこの国最大の都市ベリーズシティから、車で1時間ほどの距離に古代のマヤ遺跡アルツンハ公園があります。ここは国内にいくつかあるマヤ遺跡群の中で都市に最も近いことや、アクセスが良いことなどから人気の観光スポットになっています。アルツンハは国内の遺跡としては中規模で、この園内にあるピラミッドのいくつかはきれいに修復されており、それらのどれも頂上まで登ることができます。ただここは遺跡に登って触れることができるといった魅力の他に、遺跡公園周辺がジャングルであることから様々な野鳥や獣、日本にはいない昆虫やトカゲなどを見ることができることです。今日の写真はピラミッドを背景にした記念写真と共に、ここで出会ったチョウをご紹介します。1枚目はベリーズ国産ビールのラベルの絵柄に使われていることで、ベリーズで最も有名なピラミッドが背景になっています。

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 こちらは1枚目よりは大分背が低いピラミッドが背景になっています。またそれと同時に四方に配置されたピラミッドに囲まれた広い芝生の一部が写っています。かつてはここでマヤ族の様々な行事が行われたのでしょうね。またこの写真でもお分かりのように、この遺跡公園は深いジャングルに囲まれています。

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 こちらはこの遺跡公園内で出会ったチョウですが、枯れ葉のように擬態した羽を持っています。動かなければこれがチョウとはなかなか気づけません。熱帯の昆虫は面白い形をしたものが多いので発見が楽しみです。

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 使用機材のカメラはSony α77Ⅱ、レンズは Sony SONY 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。1枚目の写真の撮影データは焦点距70mm、35ミリ版換算105mm、ISO400、F 6.3、1/250sでした。また1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

日本 長良川ふれあいの森のキビタキなど

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 昨日の2021年6月1日に岐阜市にある長良川ふれあいの森に行ったことは既にお話ししました。このふれあいの森は岐阜市の最高峰である標高417mの百々が峰の登山口ともなっています。登山口は駐車場になっており、そこから長い舗装された管理道路を歩きますから登山というよりハイキングのような歩きになり、最後の少しだけ登山気分を味わう登りになっています。その管理道路で幸運にも今日の写真のキビタキに出会いました。近くで撮れたのですが、手前にあった枝が顔に重なりとても残念です。

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 数枚撮ったところでキビタキは飛び去ってしまいましたが、現場は崖であったことからこれ以上追うことができませんでした。昨日ご紹介したサンコウチョウはこの後に駐車場近くで出会うことができました。

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 この写真は百々が峰頂上から見た眺望で南の濃尾平野ではなく東方向を見た景色です。分かりやすく言えば岐阜市から富士山がある方面を見ています。最高に見通しの良い日なら富士山を見ることができるのかもしれません。

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 こちらは百々が峰頂上にある展望台の上からの眺めです。3枚目と同じ方角を見ています。南側の眺望も背景に入れて撮りたいのですが、案内板が高く設置されているために景色を阻害しており撮れません。この案内板、画面の右側に写り込んでいますが、もう少し低く配置いただけたらと残念に思います。

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 使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 1,600、F 4.0、1/250sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

日本 サンコウチョウとの初めての出会い

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 今日2021年6月1日は長良川ふれあいの森に行ってきました。近頃自宅近くの文殊の森公園ではお目当ての野鳥たちにとんと出会えなくなっていることから場所を変えてとの思いからです。そしたら何とこの写真のサンコウチョウに出会うことができました。私にとっては生まれて初めての鳥です。実は以前からこの森ではサンコウチョウが子育てをすることは聞き及んでいましたから期待はしていました。

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 1枚目2枚目とも写っているのはメスで現在抱卵しているのだそうです。時々オスと交代するのですが今回私はオスを撮り逃してしまいました。1枚目の写真で顔が何とか見えていますが、薄い青色のアイリングが確認できます。現場には長い望遠レンズを三脚に付けたカメラマンが20人はいました。中には東京からみえていた人もいたそうです。やっぱりサンコウチョウは人気ですね。

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 園内に咲いていた草花でピンク色と葉の緑色のコントラストが美しく印象的でした。これは特に珍しい種類ではないと思いますが、とても絵になると思います。

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 こちらも園内で見かけたのですが、こちらは正真正銘珍しい花で、ランの仲間のサイハイランだそうです。公園を管理する人の話ではこの希少な花を持ち去る心無い人がいるとのことでした。そういった行為は慎んでもらいたいと切に思います。

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 使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 500、F 4.0、1/250sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

日本 5月31日文殊の森公園のヤマガラ幼鳥

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 2021年5月31日の今日は昨日に続いて良いお天気です。いつも通り自宅に近い文殊の森公園に出かけました。近頃ここでオオルリに出会うことはほとんどなくなり、もう一つの美しい鳥であるキビタキは何とか姿を見るのですが撮影には至っていません。今日こそはと思って標高345mの文殊山頂上を目指して登ったのですが、その途中残念ながらさえずりを聞いただけでした。さて今日ご紹介の写真はヤマガラの幼鳥と今が旬の花です。

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 この鳥、最初はヒガラかと思いましたが写真をよく見てみるとヤマガラの幼鳥のようです。特徴的な茶色がまだ現れてきていません。

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 現在園内のあちこちにいっぱい咲いている馬酔木(アセビ)です。この他にも様々な木にいろいろな形の白い花が付いています。

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 こちらは園内駐車場の近くにあるササユリ園に咲いている花です。園の周りは獣害を避けてフェンスが張り巡らしてあり、また手入れが行き届いていますから毎年きれいな花をつけます。

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 使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 4.0、1/250sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。