野生動物の姿は、どの場面でも美しいのですが、その中でも特に美しい瞬間ってのがあるのではないかと思っています。
チーターであれば、獲物を追って草原を全力疾走する姿、小型ネコ科が、空中に飛び立った鳥に飛びつく瞬間、イルカが空中高くジャンプした場面などがその一例です。
空に、風を捉えて舞う猛禽類は、その姿にどの場面であっても美しさを感じますが、今日の写真の Common Black-hawk (コモン ブラックホーク)は、この場面のように、翼と尾羽を左右一杯に広げた姿が最も格好いいと思います。
このブラックオーク、猛禽類の中では中型かもしくは小型の部類ですが、今日のような場面では、全長56cmとは思えない、実際の大きさ以上に堂々としていて、とても力強く見えます。
下の多小さな写真は、上の大きな写真と同じ個体のブラックホークですが、足を下げ、吠えているかのような口で威嚇の姿勢を取っています。近くをハゲタカたちが飛んでいたことから、彼らに向かってのデモンストレーションかもしれません。なかなかの迫力ですね。
写真の場所は、中米ベリーズ国の、最大の都市の住宅地にある自宅敷地の上空です。街中でこういった猛禽類が普通に舞う、この貴重な自然を維持してもらいたいものです。
カメラはSony α77Ⅱに、レンズはSony 70-300 G SSM。大きな写真の撮影データは、35ミリ版換450mm、ISO400、F8.0、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。