今日の写真は、中米のベリーズにいた頃に住んでいた自宅が、この国最大で唯一の都市であるベリーズシティの住宅地にあって、毎週末の自宅周辺の散歩で見かけた、売地の湿地にいたシラサギです。
その自宅周辺には多くの自然が残っていて、住宅地の散歩であるにもかかわらず、望遠レンズのついてカメラを持って歩けば、必ず何かの野生動物が撮れる程でした。なぜこんなに自然豊かというと、この都市全体の標高が低く、市内のあちこちに湿地や水場があり、その水中には当然魚をはじめとした生き物がおり、それを餌と狙って鳥たちが集まるからです。
今日の写真の湿地だけでも10種類以上の野鳥たちを見ることができ、時にはその鳥たちが狩りをして、魚を口にくわえている場面に出会うことができます。彼らは普段から街中に住んでいることからの慣れなのか、人に対する警戒心が薄く、おかげで近くで彼らの狩りを見ることができます。
水中に泳ぐ魚をくちばしを飛ばしてそれを獲る様子を見ると、野生動物の驚異的な運動神経の良さに誰もが驚くはずです。そんな野生の世界を日常生活の中で見ることができるのですから、ここは本当に素晴らしいところだと思います。
カメラはSony α57に、レンズはSony DT55-300。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F8.0、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。