秋になると咲く花の中に、野原でよく見かける黄色の背の高いキリン草があります。岐阜市近郊にある自宅近くにも多く見かけ、特に休耕している畑や田んぼにはこれでもかというくらいに咲き誇っています。
自宅周辺のいつもの散歩コースに河原の道があるのですが、ここにもキリン草は例外なく繁茂しており、それを見るともなく歩いていると、花の上で小さな虫が蜜を吸っているようです。
何者かと顔を近づけてけ見ると黒いハエらしいのですが、残念ながら衰えた目ではその姿を詳細に捕らえられません。そこでカメラを向け撮った写真が今日の一枚です。
この写真を見た印象はハエですが、これまで見たことがないタイプです。しかし私はハエとアブ、それにミツバチなどの間の厳密な違いを知っているわけではないので、これは本当は何なのか分かりません。
この種類の特定について一番の疑問は、ハエが蜜を吸うのだろうかと、更にもう一つはそれ以前の問題として、そもそも本当にこれは蜜を吸っている場面なのだろうかです。
それらはともかくこの写真の虫、どことなく幾何学的な変わった眼を持っています。どこかのテレビコマーシャルにあるように、自然って知れば知るほどに不思議が湧いてきますね。
使用機材のカメラはSony α77Ⅱに、レンズは Tokina AF100mm Macro 。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F6.3、1/640sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。