ベリーズ ホテルのキスカディ

　中米の国ベリーズはメキシコのユカタン半島の付け根にある小さな国ですが、自然が多く残されており日本では味わえない経験のできる魅力的な国でもあります。今日はこの国で出会った様々な野鳥の中の一つであるキスカディをご紹介します。キスカディは前任地のコスタリカでも見ていましたから私には珍しい種類ではありませんでした。

　自宅が見つかるまで到着後しばらくホテルに滞在したのですが、そのホテルはこの国最大の都市ベリーズシティの市街地近くにあり、7階建てほどで客室も多く、この国では最大規模のものでした。ホテルの敷地は広く大きなプールと、あまりきちんと整備はされていませんでしたが緑地があります。そこで様々な野鳥に出会ったのですが、その一つが今日のキスカディです。

　キスカディはこの国では極めて一般的な鳥であちこちで普通に見られます。彼らは人間の近いところに住み、巣は民家の軒先や窓の鉄格子などを利用するほど人に近い存在です。でもその気性は恐ろしく向こうっ気の強い鳥で、まるで彼らには怖いものがないかのようです。人を怖がりませんから近くで撮影ができるのはうれしい性格です。鳴き声は特徴的で今でも懐かしく思い出します。

　これはホテルの部屋の前のオープンエアーの廊下から撮影したものです。手前がホテルのプールでその向こうに緑地があります。町全体は緑が多く市内だけでも多くの種類の野鳥を見ることができます。なおこのホテルの総ての部屋からはカリブ海の素晴らしい眺めを堪能することができます。

　使用機材のカメラはSONY α55。レンズはMinolta AF100-300 Apo F3.5-4.5。1枚目の写真の撮影データは焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F 8.0、1/1,000sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。