写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

日本 吹雪に飛ぶイカルたち

f:id:photolifenet:20180104202057j:plain

 昨日の3日、朝から時々お日様が顔を出すお天気で、これは散歩日和と外に出ると北や西の空は暗く、あまり楽観でいない空模様です。でもこの辺りでは冬にこんなお天気が多く、これで散歩をあきらめると出かけられる日は本当に限られてしまいます。

f:id:photolifenet:20180104202114j:plain

 ということでいつものコースを歩き始めました。川沿いの道は良かったのですが、柿畑にはいる頃には細かい雪が舞い始め、畑を過ぎる頃には本格的に雪が横から吹き付け始めました。
 大事なカメラを上着の下に隠し、帽子を目深にかぶり、顔を伏せて先を急いでいると、何やら空が騒がしい気がしまし、顔を上げました。
 するとおびただしい鳥たちが吹雪模様の中を飛び交っているのが見えました。しかし激しい雪に邪魔をされ、その姿を確認することができません。でも彼らの鳴き声に聞き覚えがあります。凄い大群だがこれはイカルだ!

f:id:photolifenet:20180104202127j:plain

 早速上着の下からカメラを取り出し、飛びまわる鳥たちをファインダーで追いかけました。こんな雪で果たして写るのだろうかと思いながら撮ったのが今日の写真です。
 この日のイカルの数は、先月に見た群れよりもさらに数が増えており、優に百羽を超えていると思われました。あこがれのイカルのこんな光景は生まれて初めてです。雪の中でしたが彼らの飛ぶ姿を、なんとか雪と共に撮ることができたのは幸運でした。
 雪の激しさは4枚目の写真にある通り、遠くの杉林が雪でかすんでいることでお分かりいただけると思います。

f:id:photolifenet:20180104202140j:plain

 それにしてもこの時の彼らの飛び方は、まさに右往左往する感じでしたが、タカにでも追われていたのでしょうか。この、辺りが真っ白になるほどの吹き付ける雪だと、白っぽいおなかのオオタカは見え難いはずですから、少し高空だと私には見つけられないかもしれません。
 使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは、焦点距離219.8mm、35ミリ版換599mm、ISO 400、F4.5、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。